【Paul McCartney (with Shaving Cream maybe in 1963)】
実質的に、ビートルズの最後のアルバムとなった“ABBEY ROAD”。
‘The End ’は、その「珠玉のB面メドレー」のフィナーレをかざる
ポールの作品です。
この曲はリンゴのドラム・ソロやジョン、ポール、ジョージによる
ギター・バトルなど聴きどころ満載の曲ですが、わたしが最も印象的
だと思うのは、次のフレーズです。
And in the end the love you take
is equal to love you make
You make your love
マッカートニー氏の67歳のバースデイにあたり、氏の作品でいち
ばん気に入っている詞や曲を考えてみました。もちろん、一つに絞り
こむのは難しいですよね。また、その時々によってお気に入りが変化
したりします。ある時は‘Here, There And Everywhere’の詞やコー
ラスであったり、またある時は‘I Will’のコード展開であったり、
そしてまたある時は‘I Saw Her Standing There’のノリであったり
・・・。いろいろありますが、現時点では‘The End ’のご紹介した
フレーズが気に入っています。
マッカートニー氏は、ビートルズのキャリアを通じて、その持てる
才能に磨きをかけながら音楽の創造と表現において大きく成長を遂げ
たと言えると思います。そして、その成長に大きく影響を与えたのが
ジョン、ジョージ、リンゴはもちろんのこと、ジョージ・マーティン
氏をはじめとする数々パートナーであったことも無視できませんね。
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ビートルズは、本当にこれが自分達のThe Endだと意識して、この曲をアビーロードの終わりにもってきたのか。
それともただの偶然、あるいは予感があった程度なのかなと。
この曲の最初のテイクでは
ギター・ソロの部分が無かったそうです。
穿った見方をすれば
ポールが解散を悟り、最後を飾るために
ジョンとジョージを加えギター・ソロの部分を
レコーディングした
ということも言えなくもありませんね。
楽曲では'Oh! Darling'が出来が良いと評価していて「ポールは上手く歌ってないけどあれは自分のスタイルの曲で彼がセンスがあれば僕に歌わせただろう」とコメントしてました。
しかしどうやらポールの取り直した絶唱テイク(最終テイク)は亡くなるまで聞いていなかったようです。
ジョンのポールに対するコメントは
どれも興味深い内容ですね。
わたしにとってはそれらのコメントに
ポールに対する評価と絆を感じます。