‘Eight Days A Week’は、ビートルズのアルバム、“BEATLES FOR
SALE”に収録されました。このアルバムでは、ジョンとポールが1曲
全体を通してヴォーカルを分け合う曲が多くあります。この曲もその
うちのひとつ。他に‘Baby's In Black ’‘Every Little Thing’が
あります。
‘Eight Days A Week ’では、何をテーマにお話をしましょうか。
いろいろと考えてみたのですが、今回はギターの「開放弦」をテーマ
として取り上げてみたいと思います。
「開放弦」。正確に言えば「開放弦の利用」ですが、これはギター
演奏におけるテクニックのひとつです。否、テクニックというよりも
プレイヤーのセンスの表れとして捉えたほうがよいかもしれませんね。
ビートルズが世に出る1964年当時、メインのリード・ギタリストは、
ジョージ・ハリスンでした。彼は“A Hard Day's Night’の頃に12弦
ギターを手に入れました。そして“FOR SALE”で、その「12弦ギター」
と「開放弦の利用」とを実に効果的に組み合わせ、魅力的なラインを
数多く生み出しました。‘Eight Days A Week ’は、そのうちの一曲
です。他には‘Words Of Love ’や‘Every Little Thing’があげら
れるでしょう。
‘Eight Days A Week ’では、イントロとエンディングに、同一の
フレーズが登場します。その音はジョージの“Rickenbacker 360-12 ”
から創出されたものですが、その音色は「あの煌びやかなイメージ」
からすると、やや落ち着いた音色になっています。それはさておき、
このフレーズがものすごいのです。この曲では、1弦の開放弦「E」
音をコードの構成音でないのにもかかわらず、「これでもか」と言わ
んばかりに、「継続的」に鳴り響かせているのです。ちなみに、この
フレーズの箇所のコードは「D」→「E7」→「G」→「D」と進行
します。これらのコードで共通する構成音は、「D」音です。しかし
その「D」音はポールのベースに委ねられ、同時にジョージが12弦で
構成音ではない「E」音をあえて開放弦で「使用」するわけです。
その結果、この箇所のコードは響きとして「D9」→「E7/D」
→「G6/D」→「D9」とシャレた雰囲気の進行に化けました。
このようなちょっとした部分にも、彼らの音作りに関する「センス」
を感じ取ることができますね。
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SALE”に収録されました。このアルバムでは、ジョンとポールが1曲
全体を通してヴォーカルを分け合う曲が多くあります。この曲もその
うちのひとつ。他に‘Baby's In Black ’‘Every Little Thing’が
あります。
‘Eight Days A Week ’では、何をテーマにお話をしましょうか。
いろいろと考えてみたのですが、今回はギターの「開放弦」をテーマ
として取り上げてみたいと思います。
「開放弦」。正確に言えば「開放弦の利用」ですが、これはギター
演奏におけるテクニックのひとつです。否、テクニックというよりも
プレイヤーのセンスの表れとして捉えたほうがよいかもしれませんね。
ビートルズが世に出る1964年当時、メインのリード・ギタリストは、
ジョージ・ハリスンでした。彼は“A Hard Day's Night’の頃に12弦
ギターを手に入れました。そして“FOR SALE”で、その「12弦ギター」
と「開放弦の利用」とを実に効果的に組み合わせ、魅力的なラインを
数多く生み出しました。‘Eight Days A Week ’は、そのうちの一曲
です。他には‘Words Of Love ’や‘Every Little Thing’があげら
れるでしょう。
‘Eight Days A Week ’では、イントロとエンディングに、同一の
フレーズが登場します。その音はジョージの“Rickenbacker 360-12 ”
から創出されたものですが、その音色は「あの煌びやかなイメージ」
からすると、やや落ち着いた音色になっています。それはさておき、
このフレーズがものすごいのです。この曲では、1弦の開放弦「E」
音をコードの構成音でないのにもかかわらず、「これでもか」と言わ
んばかりに、「継続的」に鳴り響かせているのです。ちなみに、この
フレーズの箇所のコードは「D」→「E7」→「G」→「D」と進行
します。これらのコードで共通する構成音は、「D」音です。しかし
その「D」音はポールのベースに委ねられ、同時にジョージが12弦で
構成音ではない「E」音をあえて開放弦で「使用」するわけです。
その結果、この箇所のコードは響きとして「D9」→「E7/D」
→「G6/D」→「D9」とシャレた雰囲気の進行に化けました。
このようなちょっとした部分にも、彼らの音作りに関する「センス」
を感じ取ることができますね。
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工夫を凝らした過程がうかがえますね。
このときにはウウウウ ウ~って具合に
歌でイントロをやっていました。
そこからジョンがウ~アイニジュヨ
って歌い始めるという、これも洒落た
ものになってました。
それを十二弦ギターに置き換えて、曲に
さらに華が加わりましたね。
そしてこの開放弦の使い方。
そのリズムも好きです。
あのとき
ジョージのプレイはテネシアンの
「ンチャ、ンチャンチャ」
というバッキングだけでした。
本文にあるようなフレーズは
どのタイミングで誰が考案したのでしょうね。
マーク・ルイソン氏によれば
「1964年9月29日の4TAKEのレコーディングにジョージは不参加。
翌日にも5TAKEレコーディングされた。」
とありますね。