らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

952.VISIONの明確化・共有・共感

2008-06-14 | 31.Drama/Movie
【주몽と소서노】

 現在、韓国のドラマ『주몽(朱蒙)』を観ています。 6月11日に、
第58話が放映されました。話の展開の説明は省かせていただきます。

 タムル軍を率いる総大将として、朱蒙は漢に破れ滅亡した「コジョ
ソン(古朝鮮)」の領土を回復しようと志を立てます。しかしながら
朱蒙は、古朝鮮のことについての知識を十分に持っていませんでした。
朱蒙は「失われた国の領土を回復しようというのに、その国について
何も知らないのでは・・・」と一念発起し、古朝鮮について記録され
た文献を探し求めます。そして、재사(再思)の紹介でとある商人を
訪問し、ついに古朝鮮の古地図を得るのでした。

 朱蒙は、古朝鮮の地図を協力者である臣下に示します。そしてその
「広大な領土に対する感動」を分かち合います。そのとき、臣下の間
では、「漢の太守の攻撃に屈しようとしているケル(桂婁)を支援す
べきか否か」について、意見が分かれていました。朱蒙は「かつての
領土を回復し統一するための第一歩が桂婁との同盟である」と判断し
タムル軍を率いて桂婁の応援に出発します。

 1.わたしは何をするのか。
 2.何のために、なぜ、しなければならないのか。
 3.そのゴールは何なのか。
 4.それをどうやって成し遂げるのか。

 朱蒙は、タムル軍として失われた「古朝鮮」を復興しようとします。
漢に破れ離散した流民をひとつにし、安住の地と平和を民に提供する
ために・・・。そしてその領土は広大であると知ります。目標が明確
になります。朱蒙は桂婁の君長である소서노(召西奴)とは、かつて
からの同志です。目標を達成するため、志をはたすためには、多くの
協力者、同志が必要となると朱蒙は判断したのでしょう。

 「VISIONを持ち、それに賛同した協力者に対してその内容を
共有し、共感を得ることがいかに大事なことなのか」。このドラマを
観て、あらためて感じました。もうひとつ。その共感には「継続的で
あること」が重要ですね。その源泉はリーダーの熱意しかありません。

 朱蒙が地図を開いて臣下にVISIONを示す姿は、『三國志』の
諸葛孔明が劉備玄徳に唱えた「天下三分の計」に通じるものがあると
思います。朱蒙が興した国は「高句麗」であることを以前この記事
お話させていただきました。「このドラマが現在の韓国で、なぜ企画
されたのか、なぜ高句麗なのか」。歴史と民族を視野に考えてみると
非常に深いものがあり、重要なことであることがわかります。



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