566．「美しい５月に」

　歌曲集「詩人の恋」op.48 より第１曲「美しい５月に」。

　毎年、この季節になると思い出す曲です。Heinrich Heine（ハイン
リヒ・ハイネ）の詞、1840年にRobert Alexander Schumann （ローベ
ルト・アレクサンダー・シューマン）が曲を書きました。

　高校に入学した年のクラス担任の先生が、音楽を担当されていまし
てね。ゴールデン・ウィーク明けの音楽の授業で、この曲をピアノで
弾きながら、見事なソプラノを聴かせてくれたのです。

　そして、１クラス５０名近くの男子と女子（男女比は半々）が合唱
しました。窓の外は、新緑のまぶしさと清々しさが・・・。その後も
折に触れてこの曲が授業の冒頭に登場しました。先生のお気に入りの
曲です。

　その先生はコーラス部の顧問でもあり、いろいろとお世話になりま
した。現在でも連絡を取り合っております。先生、お元気で。


Im wunderschönen Monat Mai

　　　　　　　　　　Heinrich Heine

　Im wunderschönen Monat Mai,
　als alle Knospen sprangen,
　da ist in meinem Herzen
　die Liebe aufgegangen.
　
　Im wunderschönen Monat Mai,
　als alle Vögel sangen,
　da hab' ich ihr gestanden
　mein Sehnen und Verlangen.



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