【写真:鉄輪温泉・神和苑(大分県・別府市) 2003年11月30日11時47分撮影】
別府にきれいな「青い色」の温泉があるとことを伝え聞き、ある朝
いきなり飛行機で直行。表題の場所を訪れた。
大分空港からバスで別府北浜へ行き、そこから16番のバスで鉄輪
(「かんなわ」って読むのだ~)行きに乗る。終点のバスターミナル
で下車。そこから海地獄・山地獄へ上り坂をそぞろ歩きすること10
分。あたかも民家に入るような場所に、神和苑を発見したのである。
訪れたのは晩秋の日曜日。玄関で挨拶し、800円を支払い「青の
湯」へ案内された。到着したのはお昼少し前だったのだが、「貸切状
態」。「ほんま、ええのんか」という感じだった。
「青の湯」
「きれいな青い色のお湯」は離れのようなところにあり、内湯から
外へ石の階段を降りると、それはそこにあった。ちなみに内湯の色は
見た目はほとんど透明である。岩風呂じたての湯船が2つあり、女湯
に近いほうの湯の色は透明な青、もう一つのほうの湯の色は白濁した
青である。源泉の温度は100度を超えており、湯船に流れ込むお湯
は、とても触れたもんではない。飲泉もマイコップ持参で、すこし冷
ましてから。うっすら塩けがあるようだが、それほど強烈ではなく、
むしろ苦味があったり、金属の味がしたり、複雑な味である。
もうひとつの「青の湯」(やや白濁) →Click
あとで入口にあった説明書きによれば、内湯の色(ほとんど無色透
明)→露天の女湯に近い湯の色(透明な青)→露天のもう一つの湯の
色(白濁した青)と時間の経過とともに変化するそうだ。まさに自然
の神秘を感じた瞬間であった。化学的なことは、よくわからないのだ
が「コロイド・シリカ」という成分がお湯の中に含まれていて、別府
という場所の恩恵である「地熱」により、このような神秘的な現象を
創造しているそうだ。
次回訪れる時は、ゆったりと宿泊してみたくなった湯である。
【別府市】鉄輪温泉・神和苑
■泉質 :未確認(次回調査します)
■成分総計:未確認
■泉温 :未確認(100℃超)
■湧出量 :未確認
■pH :未確認
■湯の特徴:・見事な青色。透明からだんだんと濁りへ変化。
・うっすら塩気。苦味あり。無臭。
・さらっとした感触。
■料金 :¥800(2003年11月)
鉄輪温泉にこんな色の温泉があったんですね~。
知らなかった!
次に行く時にはぜひ訪れてみたいです
何度でも行ってみたく想います。
色んな地獄巡りも楽しめますね!
鉄輪温泉と言わず九州には見所が沢山・・・
雲仙温泉の地獄も記憶に残ってます。
また覗いてくださいね・どうもありがとう!
お目が高い。
実は5月に大分(武蔵町/別府/佐伯市)に行ってきたのですが、アルゲリッチ音楽祭と「ここ」を天秤にかけた結果、S席チケットが運良く(飛び込みで)取れたので、こちらは断念したのでありました。日帰り入浴の時間帯が短かいので、結構ハードル高かったりします。
大分空港から入られたなら、もしかしてチェック済みかもしれませんが、これ
http://gokujomeito.hp.infoseek.co.jp/
かなり名本です。
まだでしたらご購入お勧めします。次回かならず役に立ちます!地方出版書なのでこちらで普通には売られていませんが、大書店なら無料でお取りよせできると思いますよ。
ありがとうございました。
貴ブログにてコメントさせていただきますね。
to:東伸24さん
東伸さんにお褒めいただけるとは光栄です。
「名本」はノーチェックでした。
別府八十八湯の小冊子は手元にあります。
情報ありがとうございました♪
いわゆる「メタ珪酸塩」のことですよ。
カッコよく言うとこうなる。
温泉成分に多く含まれるナトリウムとかカリウムとか塩化物イオンなどとちがって、1つあたりの粒子が大きい(かと言って湯の花みたいな沈殿物にはならない)ので、光の加減で特定の波長だけを九州することで、こういう色に見えるカラクリ。
なので時間や天気によって見え方が違うはずなんですけどね。
ご存知オンネトーとか裏磐梯の五色沼なんかが近い例です。