20．【北海道・猿払村】さるふつ温泉

【写真：さるふつ温泉（北海道・猿払村） 2004年09月21日10時01分撮影】

　北オホーツク。国道２３８号線沿いの道の駅「さるふつ公園」内に
「さるふつ温泉」がある。黒い屋根，チャコールグレーの外壁という
まるで２×４住宅のような建造物だ。まだ新しいようである。

　玄関はユニバーサルデザインが意識されており、バリアフリー。券
売機で３５０円を支払い入湯。火曜日、営業開始と同時、午前１０時
に訪れたのだが、すでに地元の工事関係者とおぼしき方々が２名いら
していた。ＢＧＭは「演歌系」。これがまた、よい雰囲気である。オ
ホーツク海沿いの街道ということで、トラックのドライバーさんも、
よく立ち寄るのであろうか。

平日の午前に入る温泉　贅沢だ～

　浴室は広い浴槽とサウナ室。カランも１０個ほど。ややアルカリ性
とのことであるが、つるつる感はさほど感じられない。成分も薄いよ
うだ。いわゆる黄褐色でやや濁りがある。しかし、このように平日の
午前中からのんびりと湯につかれるのは、やはり「贅沢」だ。これが
うれしい。

　休憩室は広く天井も高いため、ゆったり感がある。ふと傍らを見る
と、マッサージ機が設置されているではないか。利用してみたのは言
うまでもない。例によって、１００円で１０分動くしろものである。
マッサージ機といってもいろいろな「仕様」がある。私も自分好みの
「仕様」があるが、これについては、後日特集を組んでみたい。

　北オホーツクエリアは、茫洋とした浜辺の中に、モケウニ沼、エサ
ヌカ原生花園等の隠れたスポットが多い。しかし、浜頓別から宗谷岬
の間には温泉施設がほとんどないため、当施設は貴重な温泉スポット
といえよう。

【猿払村】さるふつ温泉
　■泉質　　：ナトリウム－塩化物泉
　　　　　　　アルカリ性低張性低温泉
　■成分総計：1728mg/㎏
　■泉温　　：３１．９℃
　■湧出量　：８０リットル/min
　■ｐＨ　　：９．９
　■湯の特徴：・黄褐色。濁りあり。
　　　　　　　・無味無臭
　　　　　　　・さらっとした感触
　■料金　　：￥３５０