らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

2552.ビートルズ・‘NORWEGIAN WOOD’ の謎が解ける

2012-10-31 | 12.THE BEATLES
 ‘Norwegian Wood(This Bird Has Flown )’。1965年に発表され
たビートルズのアルバム“RUBBER SOUL ”の中の佳曲です。

 この曲については、ネーミングされた邦題「ノルウェーの森」に対
する疑問をこの記事で綴りました。

 そこでは「ノルウェー製の<木材>」としたわけですが、その後、
この曲が制作された時の状況などを、別の記事でコメントしました。
そして、最近になってポールが‘Norwegian Wood’に対して興味深い
コメントを発しているのです。

 ボクとジョンはウェイブリッジの家でいつも作曲していて、約3
 時間いっしょに腰をおろして“I once had a girl or should I
 say, she once had me”のようなものを書いていたんだ。ジョン
 が一節を思いつくと、二人でそれを完成させ「いいね!」と言っ
 て笑い、その曲にちょっとしたヒネリを加えていったんだ。最後
 には「彼女はすてきなフラットに住み、<ノルウェー製の家具>
 を持ち…、うん、なかなかいいじゃないか」ってな感じさ。それ
 から、「彼女の家を焼き払うことで彼女も思い知るだろう!」と
 考えたんだよ。

 実にブラックなオチですね。「ノルウェーの森」からは想像すら
できない展開です。「森」は誤った解釈なのですが、最近あながち
そうでもないなと思うようになりました。なぜならば「ノルウェー
の森」と訳すことで、読み手に北欧のロマンティックな情景を想像
させ、最後には「しっかりと」落とす展開を命名者が計算に入れて
いたのだから。ふふふ、きっとそうに違いありません。

 長い間のもやもや感が晴れた瞬間です。

◇◆◇

 ‘Norwegian Wood’については、上記でご紹介した記事の他にも
以下の記事でも取り上げています。興味をもたれた方は、ご覧くだ
さい。

 #289.‘NORWEGIAN WOOD’に関する実験 
 #327.TOMORROW NEVER KNOWS
 #543.NORWEGIAN WOOD TAKE1,4
 #847.LOVE YOU TO





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2 Comments

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夜分に申し訳ございません (Booty☆KETSU oh! ダンス)
2012-11-04 03:28:28
怒涛の更新、嬉しい限りです

“家具”であり、“森”なんでしょうね!

“鳥”と言えば“森”ですものね。
返信する
ビルダーさんの歌? (らば~そうる)
2012-11-04 19:43:03
to:Booty☆KETSU oh! ダンス さん

英語を堪能されているかたが
「インテリア」と訳されていました。

「木材」といい「家具」といい
なんだか、住宅展示場みたいな様相です。
返信する

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