らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1372.I CALL YOUR NAME

2009-08-08 | 12.THE BEATLES
【EP “LONG TALL SALLY”】

 ‘I Call Your Name’は、ジョンが15歳のときにおおよその部分を
書き上げ、1963年にミドルの8小節を加え完成させたナンバーです。
時期的には“A HARD DAY'S NIGHT”に属する曲ですが、アルバムの選
からはずれ、UKでは1964年 6月にEPとしてリリースされました。

【DATA】
 UK-64,Parlophone GEP 8913-EP:
  Long Tall Sally
  I Call Your Name
  Slow Down
  Matchbox

 以前“A HARD DAY'S NIGHT”が13曲の構成であることに疑問を感じ
記事にしたことがあります。“PLEASE PLEASE ME”から“REVOLVER”
に至るまで、UKでリリースされたアルバムではこのアルバムを除き
すべて14曲構成でしたから。「欠落した曲は、‘I Call Your Name’
だったのかもしれない」とこのブログにコメントをお寄せいただいて
いる方の説があります。

 この曲の「ミックス違い」は有名ですね。詳細はいろいろと文献が
ありますので、そちらに委ねることにしましょう。「カウベルの入る
タイミング」「イントロからヴァースAにかけてのギター・フレーズ」
です。左右のチャネルが反対になっているものもあります。

 ‘I Call Your Name’をコピーしていちばん面白いと思ったのは、
間奏の部分です。ジョンのリズム・ギターがいわゆる「スカ・ビート」
(ンカンカンカンカってやつ)を刻み完全にシャッフルになっている
にもかかわらず、リンゴのドラムスはカチッと8ビートを刻みます。
この「フィーリング」はなかなか簡単には出せませんね。ちなみに、
ポールのベースはその間いろいろと動いています。1小節めはリズム
ギターに合わせ、シャッフル系で1弦の9フレット「E」を弾きます。
2小節めには3連符を入れたかと思うと、以降は4分音符でキープ。
そして、間奏からミドルへの移行の部分はカッチリと8分音符を刻み
見事に「つないで」います。このあたり、変化をつけるところがいか
にもポールらしい演奏ですね。

 ジョージのギターはてっきり「リッケンの12弦」かと思っていま
したが、オーヴァーダブによるオクターヴの違う2本のギターによる
もののようですね。‘You Can't Do That ’を彷彿させる味わい深い
ラインです。



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