【写真:JR稚内駅前(現在)の様子 2011年08月29日08時25分撮影】
北海道の旅をされる方は、JR稚内駅のかつての姿が脳裏に焼き付
いていることでしょう。私も一度だけ、この駅を夜行急行で訪れ感激
した経験があります。1996年の6月のことです。
札幌駅を夜遅く(たしか21時か22時のいずれかだったと記憶)出発
する「利尻」でした。有名な音威子府のそばは、その時に知りました。
音威子府で長時間停車することがわかっていたので「食べられるかな」
と思ったのですが、深夜というよりも未明の時間帯でおそばやさんが
営業しているはずもありませんね。普通の座席で寝ていました。
稚内駅には、文字通り「終着駅」の雰囲気が漂っていました。駅前
のバス・ターミナルで少しだけ過ごし宗谷岬へ向ったのです。その後
稚内空港に立ち戻り、丘球・千歳空港を経由して羽田へ帰着しました。
思えば、プロペラ機によるタッチ・アンド・ゴーを経験したのもこの
時でしたね。石狩平野の上空を8の字旋回飛行で「楽しみ」ました。
「2002年の大火災」がきっかけなのでしょうか。それ以来、稚内の
街並みが大きく変わりつつあります。特に駅前と駅西北部の飲食街が
著しく変貌を遂げています。
それでも、昨年までは駅の玄関が従来のロータリーに面していまし
た。そのロータリーは影も形もなく、近代的な施設が「どん」と建っ
ていましたが・・・。しかし、駅構内は改良工事が進行しているのが
見て取れ、来るべき変貌を予期させるには十分でした。そして・・・
2011年の夏。冒頭の写真のように、JR稚内駅も変貌を遂げました。
駅の玄関口は、北側の全日空ホテル方面に移され、「車止め」のノス
タルジックなエリアは、建造物に潰されていたのです。
JR稚内駅前(旧)の様子
駅前では、さらなる工事が進行していました。次の3年間で、JR
稚内駅周辺はどのように変貌を遂げるのでしょうか。
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