前々から気になるツアーがありました。
2つの星野リゾートに泊まる
「青森秘湯・憧れホテルゆったりお寛ぎの旅3日間」という阪急交通社のツアー。
宿がメインのツアーなので、ホテルの滞在時間が16時間と長いのが特徴。
私は観光より宿派なので、私にはピッタリのツアーです。
それに、中部空港からではなく、名古屋空港発なので
私の家からはとても便利。
旅行代金も69900円とお手頃価格。
ところがいつ見ても、すべての設定日が
「催行決定」でキャンセル待ちばかり。
そんな状況なので行きたくても
なかなか申し込めずにいました。
そこで、ず~ずしい名古屋のおばさんは
阪急交通社に電話しちゃったがね。
「あの~~このツアー
いつ見てもキャンセル待ちばかりなんですけど
今度いつ新規で掲載されるんですか?
掲載されると同時に申込みたいのでーーーー」
すると・・・意外な返事が。
「このツアーは人気なので、まずお得意様にお手紙を出し
先に予約を受けつけ、残った席数だけを
一般の方向けの冊子に載せるので
すぐ埋まってしまうんです」と。
なるほど~~
そんな裏技で集めてるから
私のようなお得意様ではない一般客は
なかなか予約が取れないんだ!
そこで簡単に引き下がる「私」ではなーい。
「私、お得意様ではないんですけど
そのパンフ送ってもらえないでしょうか?」と。
すると意外にも?快諾。
送られてきたパンフは、出発日がたくさんあり
第一希望から第3希望まで書くようになっていました。
それだけで人気のほどがうかがえます。
そんなこんなで、やっと行けた青森ツアーなんです。
前置きが長くなりましたが・・・
1泊目は「星野リゾート 青森屋」
ここがオープンするずっと前
テレビのドキュメント番組で
ここの宿をいかに宿泊客に楽しんでもらえる宿にするか
真冬の旅行客の少ない時期をいかに乗り切りるか
星野リゾートのスタッフ達が色々意見を出し合ってる姿が
とても印象に残っていました。
お出迎えの「雪ん子」姿のスタッフさんも
その中のアイデアの1つ。
フロント、ロビー、ライブラリー
もうこの辺りはいかにも「星野リゾート」の真骨頂。
モダンなインテリア、雰囲気、デザインでした。
ちなみにウエルカムドリンクは
紙コップに入った「ホットりんごジュース」
ロビーでチェックイン時にいただきました。
ライブラリーには、本や新聞、無料ドリンクもあり。
客室は・・・正直狭かった。
マジ狭かった。
室内のリノベ感はありあり。
部屋が狭く、これ以上離れて撮れないので
こんな窮屈そうな写真になっちゃってます。
でもまあ、必要なものはすべて揃ってます。
テレビがない「星のや」と違い、ここはテレビもありました。
無料Wi-Fiも繋がっています。
元々、リゾナーレも客室はイマイチだったし
宿泊料金もお安いので不満もありません。
それに・・・館内楽しめる場所がたくさんあって
お部屋は本当に寝るだけだったので
これで十分でした。
手前に写っている茶色のカゴにタオルを入れて
大浴場に行きます。
そう・・・お風呂に行く時は部屋のタオル持参です。
なので、タオル掛けがあります。
作務衣型の、館内着兼寝間着。
タオルは1人2組ありました。
この青森屋は、敷地面積が東京ドーム17個分。
池まであって、と~っても広いんです。
真冬なので積雪もあるし、寒いしで
チラっと散策しただけでしたが
池の周りの1周するだけで「ポニーの家」「浮見堂」「ねぶた雪灯篭」
「足湯」「古民家レストラン」「楓林橋」「テラス」などがあって
季節によってはとっても楽しめそうです。
元々、ここは「古牧グランドホテル」という名前で
第1グランドホテルから第4グランドホテルまである
青森県一の観光地として栄えた場所だったそうで
「行ってみたいホテル」に10年連続で選ばれるなど
繁栄を誇っていたそうです。
しかし拡大戦略が裏目に出て、バブル崩壊以降
客足が途絶え、1泊3150円という
低価格プランを打ち出し
一時は客足を回復させたそうですが
それも長く続かず、とうとう2004年に
220億の負債を抱えて経営破たん。
そこを星野リゾートが再生。
5年で黒字化したんだとか。
4つの建物のうちで稼働しているのは多分3つ。
本館、西館、東館。
今回、残りの1つを解体している真っ最中でした。
大きなホテルばかりなので
解体するにもリノベするにも
巨額のお金が掛かるんでしょうね。
しかし、さすが旅館再生の達人「星野リゾート」
普通なら真冬の青森は観光客が集まらず
閉鎖しているホテルや旅館が多い中
この日は平日にも関わらず
本当に多くの宿泊客で溢れていました。
青森屋のコンセプトは「のれそれ」
青森の方言で「目一杯」という意味だそうですが
とにか~く、館内、とっても楽しめる
テーマパークのようなお宿でした。
次はそんな楽しい館内の紹介をしますねー