今年も桜は咲きました。
新型コロナウィルスで
世界中が大混乱の中でも
桜は
今年も
何事もなかったかのように
咲きました。
3月に入ってから
母のいる介護施設では
家族の面会が禁止になってしまったので
母と1か月近く会えませんでした。
こんなに長い間
母と会わなかったのは
初めてかもしれません。
差し入れは出来るので
母の好きな「桜餅」や「チョコレート」を
届けることはできましたが
受付に預けるだけで
顏を見ることは出来ません。
そんな中、施設から手紙がきて
15分だけの面会が許されたので
1か月振りに行ってきました。
「もうあんたの顏、忘れそうだよ」が
母の第一声でした。
ちょうど施設の中庭の桜がきれいだったので
中庭に出て久しぶりに話しが出来ましたが
15分なんてアッと言う間に終わってしまい
後ろ髪引かれる思いで帰ってきました。
90歳の母の1日は
私達の1日よりはるかに貴重なのに
母に会えない日がどんどん過ぎていく。
辛いです。
同じような
想いをされている方も
たくさんいらっしゃるかもしれませんね。
普通に人に会える。
普通に外に出掛ける。
普通に外食をする。
普通に旅行に行く。
こんな当たり前だったことが
当たり前でなくなるなんて・・・
3か月前までは
思ってもいませんでした。
それと
引きこもり生活になり
分かった事は
私は
私が思ってる以上に
誰かと直接会うことで
多くのものを得ていたか・・・と
いうこと。
やはり直接「会う」ということは
メールや電話では埋める事が出来ない
なにかがあるんですよね。
でも良いことにも目を向けて・・・
掃除ばかりしているので(掃除嫌いなのに)
家の中がキレイになった。
雑草だらけの庭がキレイになった。
(お花まで植えちゃったりして)
マスクして出掛けるので化粧が手抜きでいい。(眉毛書くだけ)
旅行に行かないので新しい服を買わなくなった。
(いつも見ていた「一休」も全く見なくなった)
外食もしないので出費が減り、手作り食が多くなった。
ネコの譲渡会も開催できなくなったので
日曜日、朝からバタバタすることもない。
本をよく読むようになった。
Amazonプライム会員になり映画を見るようになった。
雑巾も縫わなかった私が、手作りマスクに挑戦。
食べて
寝て
猫とゴロゴロするだけで
褒められるという?
史上珍しい時代。笑
怖がったり、不安に思ったり
マイナスな感情に意識を向けるだけでなく
今までの当たり前だと思っていた
平凡な毎日に
感謝できるようになったのも
こんな状況になったからこそ。
「コロナのせい」ではなく
「コロナのおかげ」と思えることで
マイナスをプラスに替えて
もうしばらく頑張りましょう!
うちの近所の桜並木。↑
孫たちに元気もらって
引き続き
引きこもり続行します。
新型コロナウイルスが終息に向かい
世界中に明るい活気が戻り
全ての人々が平和で自由な日常を
送れることを願っています。
来年の桜が咲く頃には
個人個人の価値観が
変わっているのかもしれませんね。
どうか皆さん、ご自愛下さい。