「かつら木の郷」の客室は5タイプあります。
・Aタイプ・・・10畳+囲炉裏
・Bタイプ・・・10畳+6畳+囲炉裏
・Cタイプ・・・10畳+12畳+囲炉裏付リビング12畳 (2階建て)
・Dタイプ・・・10畳+囲炉裏付リビング7.5畳+露天風呂
・古民家一軒家タイプ・・・12畳+11畳+リビング12畳+
囲炉裏付リビング12.5場+露天風呂
こう書き並べると、古民家一軒屋タイプがいかに広いか想像できますね。
平日の基本料金は(2名1室の場合)
Aは20000円 ・ Bは23000円
Cは25000円 ・ Dは26000円 ・ 古民家は30000円。
もちろん1部屋に泊まる人数が多ければもっと安くなります。
休前日は+2000円。
さぁ~次はお風呂の紹介です。
温泉は2種類の源泉を引湯しているそうで、その時によって
透明だったり、茶褐色だったり・・・するそうです。
もちろん源泉掛け流し。15時から10時までなので真夜中でも入れます。
この宿は今年で14年目なので、さすがに桧風呂もところどころ黒くなっていますが
そんな古さも、逆に風情を感じられて良かったです。
この露天風呂、外に出ると、そのままいきなりお湯の中に入れるようになっていて
寒い中を素足で石の上を歩かなくてもよい工夫がされています。
こういうのは初めてだったので、とても新鮮でした。冬は特に嬉しいですね。
男性の露天風呂は、石のトンネルがあり、向こう側にも行けたそうです。
女性より少し広めの感じ・・・(写真はHPより)
脱衣籠は、だいたいどこでも四角が一般的ですが
ここ丸い脱衣籠・・・コロンとしてとっても可愛かったです。
洗顔、化粧水、乳液は、よくドラッグストアーで売られている
「大豆イソフラボンシリーズ」のもの。
貸切風呂は2ヶ所。「木船」と「石船」。
以前「ばさら邸」に泊まった時、貸切風呂が予約制でなかなか自分の希望する
時間に入れず、ストレスを感じましたが、ここは、予約も必要なく、空いていれば
いつでも入れ、時間制限もなかったので、とても利用し易かったです。
内風呂はどちらもほとんど同じ広さで、同じ作りでした。
貸切風呂「木船」
貸切風呂「石船」
湯上りに湧き水を・・・この辺りの地層はミネラルたっぷりなんだそうです。
翌朝、近くで「朝市」をやっているので、みんなで歩いて行ってきました。
早朝、朝日が山の山頂を照らしてとても綺麗でした。
途中の道端に、温泉が湧き出ていました。
道の途中に、「舎湯」・・・(やどりゆ・・・と読みます)という
小さな古民家があり、観光客用の休憩場になっています。
その中には囲炉裏と足湯がありました。
福地温泉では、九州の黒川温泉のように「もらい湯手形」があって
もう1軒、他の宿の温泉を楽しむことができます。
12宿、一番入口の「かつら木の郷」から、一番奥の「長座」まで、すべて歩いて行けます。
私は、人気宿の「長座」と、旦那の手形を使い「草円」の、2ヶ所に入ってきました。
簡単に玄関とお風呂の写真だけ紹介しますね。
みんなでもらい湯・・・楽しかった~♪
「長座」は27室、100名近く泊まれる、福地温泉の中では一番大きな宿なので
団体さんも目立ち、館内にエレベーターがあったりして
大浴場の脱衣場もとても広く(かつら木の郷の3倍ぐらい)
あまり風情を感じられず、私個人的には少し期待外れでした。
ロビーに熊の毛皮がたくさん敷いてあり、そういうのが苦手な私は余計
それに長座は、宿泊客が多いので、「もらい湯」は4時までしか受け付けていません。
「草円」の方がこじんまりしていて、落ち着いた雰囲気で私の好みでした。
草円だけ、通りから少し中に入った場所にあります。
私が行った時は年配のお客さんが目立ちました。
「長座」「草円」「かつら木の郷」はご兄弟で経営されているとか・・・!?
やはり私は「かつら木の郷」にして良かった・・・と思いました。
次にもし泊まるとしたら「草円」で、もらい湯は「孫九郎」がいいかなぁ。
「孫九郎」の露天風呂は大きくて評判がいいそうですよ。
長々と綴ってきましたが、見てくださってありがとうございました。
古く平安時代、村上天皇が湯治に訪れていたという福地温泉。
「天皇泉」とも呼ばれ、豊かな湯量が自慢の、風情のある宿ばかりです。
高級旅館とは一線を画する、そんな山の宿も、ゆったりほっこりできて
たまにはいいなぁ~と思いました。
ぜひ機会があれば、行かれてみてください。
高山から1時間ほどです。