でこのブログ☆私好みの宿日記

粛 海風  愛知県

少年野球仲間8人で
 
3年振りに1泊で旅行に行ってきました。

旅行と言っても「愛知割」を使った県内旅。

行き先は知多半島。



名古屋から高速に乗ると1時間で着いてしまうので

わざわざ下道で行きました。

チェックインは3時なので

それまでどこで時間を潰そうか・・・と

行く前にググってみたら

セントレア(空港)のある常滑に

トイレで有名なINAXの「INAXライブミュージアム」というところがあり

HPを見ると、なかなか面白そうだったので

そこへ寄ってみました。


 

中は資料館、やきもの工房、どろんこ館、世界のタイル館など

複数の建物で分かれていて、見ていて楽しかったです。

私、知らなかったんですが

INAXってあのリクシルの水回り製品のブランドなんですねー

まったく別の会社だと思っていました。


 
モザイクタイルを使ってフォトフレームだったり
キーホルダーだったり
プレートだったり
作って体験できるスペース。
小学生の社会見学とかで利用されてそう。





 
こちらが金のトイレ。
これを見ると「運がつく」とか!?笑


入場料は700円でしたが

なかなかインスタ映えするスポットが多く

写真を撮りまくってしまいました。

 
約3000枚の日干し煉瓦壁。

 
色鮮やかなモザイクタイルを全面に使ったトイレ。





無限の宇宙を連想させる

イスラームの幾何学模様の天井。





 




 
約4700年前から悠久の時を超えて
美しい青色を保ち続けるエジプトタイル。

 

 
テラコッタパーク。
かつての日本のビルを飾ったやきもの「テラコッタ」
右に見えるのは昔の「松坂屋」の看板の一部。



 
帰りに売店で買った「トイレの最中」
リアルでシュール!?
 

中にイタリアンレストランがあったので

INAX特製のピザ窯で焼いたピザでお昼を済ませ

ちょうど良い時間になったので

常滑から30分ほどの

南知多に車を走らせました。

 



 


 

内海の海沿いに建つ「海風」

「海のしょうげつ」のすぐ近くです。

 



この「粛海風」開業は26年前。

民宿や小さな宿ばかりの南知多で

当時は、異彩を放つ大型の高級旅館で

新聞にも載ったりして、一世風靡しました。

みのもんたの温泉大賞の番組で1位を取った事もあるそうです。

(お宿の女将が自慢げに話されました)

そう言われてみると、昔そんな番組ありましたねー








 


2時頃宿に到着。

フロントで、8人全員のワクチン3回接種証明書と身分証明書を見せ

あらかじめ愛知割のHPから取得しておいたQRコードを

見せて、認証してもらいました。

 

フロントスタッフも高齢者なら

お客の私達も高齢者。

高齢者同士、老眼鏡をかけながら

見えない目で、小さな文字を

ちまちま8人分チェックしないといけないので

ま~~~~時間のかかること~~苦笑

 





 

このフロントもホールも昔と

まったく変わっていません。

 



 

玄関ホールはすべて畳敷き。

あの頃には珍しい貸切風呂や部屋付き露天風呂。

屋上の展望風呂は混浴で、総ヒノキ。

脱衣場も畳敷き。

開業当初、商工会の研修旅行で行きましたが

皆さん「すごい旅館!!」と感動していたのを思い出します。

私も、あまりにも良かったので

後日、父や母を連れて

3度ほど日帰り入浴と食事に伺いました。

あれから26年・・・(きみまろ風に)

う~~~~~ん、さすがにあっちもこっちも

古くなっていましたねー

(古くなったのは私もだけどー)

 



ウエルカムドリンクはお抹茶と

まさかの海のしょうげつで出された同じお店の「苺大福」

でも運んでくるのはカタコトの外人さんで

お抹茶の抹茶が溶けきれず、湯飲みの縁に残ってる。

ああ~残念。

 

 
客室の写真はテンション上がらずこの2枚しかありません。苦笑



客室は8人1室で利用できる大きな部屋を予約しました。

確かに広くて、露天風呂も付いていましたが

多分ですが、昔の貸切風呂と客室を1つにした感じで

動線が不自然で、洗面所とトイレが離れていて

大回りをしないとトイレに行けず

椅子類も統一感がなくてバラバラに色々置いた感じ。

なぜか部屋付き露天風呂も、海側ではなく道路側に。

マッサージ機も置いてあったけど、電源が入らない。

突っ込みどころ満載のお部屋でした。

 



 

海側には、新しく作ったっぽい縁台?が置かれていました。

ここがダンナたちは気に入り、湯上りにここに座って

ダラダラ飲んでましたねー








よ~く見ると、古い木の上に

新しい木で継ぎ足した感じ。

まあ、いいけど。

こんな場所に来ても

猫を見つけてしまう猫バカおばさん。






布団が8組、まるで修学旅行。

ダンナたちのイビキがうるさくて眠れず

2部屋取れば良かったと大後悔。



4時からラウンジで、お酒とつまみのサービスがある聞き

さてさてどんな感じ?と行ってみたところ

フリーは、日本酒と焼酎と麦茶。(なぜかソフトドリンクは水出し麦茶のみ)

そこでも外人のスタッフさんが

火であぶったはんぺんと、イカの刺身と、生わかめの3点セットを

席まで運んでくれました。

お酒飲みにはピッタリのおつまみなので

夕飯前にもうここで宴会が始まってしまった・笑

 

 
お酒が飲めない私達は、薄い水出し麦茶しか飲むものがない。
スイーツ系はなんもない。
文句タラタラ。

 
夕食はなかなか立派なお部屋に通されました。
 
今は、椅子に座って食べられるお膳なんですね。
 
お料理の内容は、まあ、値段に見合った内容。(あえて写真なし)
 
ちなみにこの後ろ姿の中居さんも外人さん。
 
 
 
さて、ここで質問です!
どうして5夫婦10人ではなく
女性が(奥さんが)2人足りないのでしょう?
 
答えは・・・
1人は50代で奥さんを病気で亡くされ
1人は夫婦仲が悪いから一緒に来ない。
 
人生長くやってるといろいろありますね。苦笑
 

 
一番古さを感じたのは、大浴場でした。

この宿の最大の売りだった総ヒノキ作りの大浴場が

2か所とも、ヒノキではなくなっていました。(プラスチック??)

こちらの満月の湯、昔は総ヒノキで

それはそれは素晴らしかったんです。

母が感動して、もう一度このお風呂に入りたいと言ってたほど。

畳敷きの脱衣場も、今は畳の上にゴザが敷いてありました。苦笑

 

夜は垢が隠れて良く見えますね。笑

こちらは貸切風呂。

眺望最高!







最上階の展望露天風呂は

昔と変わらず混浴でしたが

女性は湯浴み着が置いてありました。(昔は無かった)

いくら湯浴み着があっても

混浴に入るのに抵抗がある女性のために

夜8時からは女性専用に。

本当は海を見ながら入るのが

この展望風呂のだいご味なので

昼間に入りたかったんですが

やはりオバサンになっても混浴は抵抗があるので

夜8時になるのを待って、女性陣だけで行ってきました。

ところがところが

夜8時は過ぎているのに

なぜかカップル2組が4人で仲良く入浴中。

楽しそうな会話が聞こえてくる中

私達おばさん3人、入るに入れず困っていると(裸で)

「時間を見てなくて、すみません~」と大慌てで

4人が出ていきましたが、こちらこそ

「お邪魔しちゃってすみません~」の心境でした。

こちらの写真は朝です。

誰もいなかったので写真だけ撮ってきました。

お天気が悪かったので残念でしたが

晴天ならさぞかし海がキレイに見えた事でしょう。

このお風呂も、26年前は総ヒノキだったんですよー

今は 石?に変わっていました。

この展望風呂も、当時は本当に素晴らしく

雑誌に何度も掲載されていました。

今でもHPのトップ画像に使われています。

 

今回1人1泊2食で16000円。

愛知割で5000円引きになり11000円。

その値段の割には、良いお宿だったかもしれません。

残り2000円分のクーポンで

帰りにまるは食堂で

あの有名な大エビフライ定食を食べて

帰路につきました。

 



 



お抹茶のウェルカムドリンク

ラウンジ無料サービス

朝食前も、売店の前でお味噌汁のサービス(なぜ今から朝食なのに、その前にお味噌汁?)

大浴場にも無料のお酒が置いてありました。

そんなサービス大盤振る舞いで

頑張ってる感はすごーく感じるお宿でしたが・・・

外人さんのスタッフが多く、言葉がなかなか通じなかったり

廊下に、前日に落ちていたマスクが翌朝もそのままだったり

テレビの下に埃が溜まっていたり

脱衣場の使用済みのタオル入れが満タンだったり

トイレットペーパーの予備がなかったり

運ばれて来るコップやお盆が水で濡れたままだったり

車で到着しても誰も出てこなかったり・・・

そういう小さな?気になる部分もたくさんありました。

 



でもまあ、これが「値段に見合った」という事なんでしょうねー
 
1万円台のお宿で、3万円台のサービスを求める方が
 
間違っているのかもしれません。
 


 
でも、久しぶりの気心知れた仲間との旅行は
 
とても楽しかったですよー♪
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