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蝦夷犬(エゾイヌ)

横揺れでロッキング脱線か






河北新報電子版 朝刊
令和6年3月29日 26/28

2022年3月16日23時36分に、福島県宮城県で震度6強の地震が発生した。
この地震により、東北新幹線福島↔白石蔵王駅間に於いて、東京発仙台行き、やまびこ223号が17両中16両が脱線。
68車軸中60軸が脱線したことによって、脱線予防の「逸脱防止ガイド」は適切に機能したものの、なおさらに脱線予防措置を進めることをJR東日本は報告した。






16日当日の状況は、最大震度5弱の一回目の地震により非常ブレーキが作動して停車、二回目の最大震度6強により、「ローリング」が起きて車輪が左右に浮き上がりレールを逸脱したと見られる。
一般的な理解として、緩衝装置にはバンパーとサスペンションがあるが、さらにダンパーにより、揺れを吸収して、安全性を向上させることが考えられるとしている。

あの3月16日の地震は、東日本大震災時の震度7を経験している身としても、非常に大きい地震だった。
町の家(両親の住んでいた山の家もあるので、当日は私は山の家に居た)は築100年を超えるボロ屋なので、そちらに住んでいる女房が下敷きにでもなったのではと、慌てて連絡したが、どうにか持ちこたえて、折り返し直ぐに無事との返事があり安堵した。
他地域に子供たちは住んでいるので、それぞれと連絡していたようで、私だけ入っていない家族間のLINEによる連絡網はあるのだが、女房がハブになって、代表で報告してもらうシステムである。
そのような地震などでは、電話で声による通話を優先しているようだ。
山の家のほうは、名取市の瓦屋が適当な仕事をして、修理依頼をしてみてもナシの礫で、連絡がついても無作法なことはこの上も無い。
お陰で、今なお屋根瓦はズレてしまっているようで、大雨などでは、どこか家の中で洪水が起きているようだ。
直そうと女房に相談しても、我関せずと、修理することを了承して貰えない。
私が元気だった頃であれば、指図してどうにか修理するのだが、背骨が圧迫骨折しているので、転げ落ちたら、良くて車椅子、最悪の場合は死亡よりも寝たきりのほうが怖い。

世界一安全な乗り物と言うのは飛行機と言う。
しかしながら、日本の新幹線システムの安全性は飛行機を越えて、他に類を見ない。
そして、今回のような自然災害による事故であろうと、さらなる安全性を求めて改善を図る関係者各位に心から感謝を申し上げたい。

日本の新幹線の技術をかっぱらって、様々な最先端技術の粋を集めたと称する中国の高速鉄道(新幹線)もあるが、似て非なるものと言わざるを得ないようだ。
2011年、中国浙江省温州市での中国高速鉄道の事故では、36名の死亡と190名以上の負傷者らしい。
日本の新幹線で使用されている「絶対に緩まないネジ」は日本の誇るべき町工場のハードロック工業で作られている。
中国を始め、多くの国々で同様の物を作るよう努力を重ねている。
いずれはどのような製品でも、同様の物は作られるだろう。
進歩とはそうであるべきとも思う。
だが、それ以上を日本は目指している。
中国や韓国のように、他国の技術は盗むもの、と言う文化は日本には無い。
そう信じているが、近年の若い日本人の一部には、また異なる考えの方々が育って来ているようでもある。
いつまでも日本人の誠実な勤勉性が失われて欲しくはない。
この思いは難しいだろうか?
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