蝦夷犬(エゾイヌ)

奥羽越列藩同盟の東北北海道さらに新潟県をテーマとして、地域の新聞から記事を選び、勝手なことを書きたいと思う。

山岳救助 迅速化へ 県警とスマホアプリ「yamap」連携

2023-05-31 14:00:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
2023年5月31日 14/28

yamapというアプリを使うことで、位置情報と登山届けが、警察と共有できるらしい。
昨日、この話を読んだのでアプリを入れてみた。
なかなか良いアプリのように思う。

私自身は大学時代に若干経験した山歩きだが、既に50年以上も経過していて、友人は未だに彼の娘が出羽三山に行きたいなどと言うらしく、このyamapが言うところの山歩(さんぽ)と称する、山を散策するようである。

同級生には遭難者を何十人とか降ろして来た強者も居て、スゴいな〜と驚くばかりである。
私は遭難者が埋まった現場に、着任したばかりの記者さんをご案内したこともあって、山は近所にいくらも有るので、状況は理解出来る範囲にある。

そもそも、山菜採りなどは日常と化して居て、先日は野薔薇が必要になって探したのだが、実際に自分の要求を満たすような野薔薇を採るのは、ほとんどの場所では刈られてしまっていて、見つからない。
近所の山の斜面にはあるにはあったが、腰が悪くて杖使用のジジイでは、斜面すら登ることさえ不可能である。

我が家から30分圏内に温泉場が3箇所、1時間圏内だと沢山と言う言葉で表現するしかないのだが、近場も悪くは無いが、遠くの神様という言葉通りに、気に入っている、年に10回は通うような温泉場はドライブしながら行くような距離なのだが、その道路沿いには呆れるほどの野薔薇が自生していて、最初からこちらが正解だったと、ガッカリした。

山歩きはしないが、日常に山岳の厳しさは感じている。
我が家自体が山の中と言えないわけでもない。
たまにクマも来るしイノシシも来る。
これまで50年ほど住んで居て、一度だけだがはぐれ猿まで来たことがあった。
この10年ほどはカモシカは見なくなった。

何れにせよ、山は身近で、私はグータラ生活身についていて、車を停めてすぐに採れるものしか採らないことにしているのだが、いつの間にやら庭にタラノキが10本も有るし、家の周りだけでもフキノトウなどは転がっている。
昨日は気づいたら10数本のタケノコが生えていたので採っていたら疲れて飯を食ったら寝てしまった。

それでも、採ったものは食べなきゃならない。
目の前を流れる農業用水の脇にあるのがウコギと知ったのは1週間程度前。
近いうちに食べてみよう。

時々、クマの話題やら、山菜採りで亡くなった方の話などが話題になる。
近所の山とも呼べないほどの場所だが、yamapにはしっかり記載されている。
遭難者の位置が解れば、助かる命も増えるに違いない。

脳梗塞新薬の開発苦境

2023-05-30 17:29:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
2023年5月30日 21/26

全国14施設で行われていた脳梗塞新薬の臨床試験が苦境に陥っている。
ウクライナ紛争や円安の影響で、輸入薬剤価格が5倍になっている。
アルテプラーゼという血栓溶解剤が使用されているが、欧米で心筋梗塞の治療薬として使用されているテネクテプラーゼが脳梗塞にも効果があると言うので、日本では未承認のため臨床試験が行われていたが、価格高騰の煽りを承け予定通りの臨床試験が出来なくなっている。
薬の製造が取り止めになる可能性もあり、早急な対策が必要で、クラウドファンディングで足りない資金を集めようとしているが、緊急を要する。

https://readyfor.jp/projects/tflavor

ご覧になられた方は、ご協力ください。
上記URLの拡散など、ご無理のない範囲で、できることをお願いします。


心筋梗塞や脳梗塞は、誰でも起こり得る突発的な病気である。
幸運にも、多くの日本人のほとんどは、救急医療の充実で、助かることも多くなってきている。
それでも、脳疾患での死亡は全体の第4位に位置する。
以前は死亡原因のトップだった。
血栓溶解薬が良い物になれば、後遺症も少なくなるだろうし、何よりも自分を含む身近な人が助かることもあるはず。

私も女房も心筋梗塞から生還している。
だが、大切な人を脳梗塞などで亡くしたこともあった。
拡散をお願い申し上げます。m(_ _)m

白石温麺 変革なるか 「不仲」の地元有志が勉強会

2023-05-29 16:10:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
2023年5月29日 22/24

白石温麺(しろいしうーめん)は安物の麺。
江戸時代に素麺(そうめん)の産地だったが、突然に長さが半分の油を使わない製法の麺に変わった。
胃腸の弱い親に健康を取り戻して欲しいと願っていた息子が、ある日旅の僧侶が難儀をしているのを見兼ねて、一夜の宿を提供した。
その時に旅の僧侶が伝授した麺の製法を試したら、親の胃腸病がたちまち回復した。
これは素晴らしいと作られるようになったのが白石温麺である。

伝承はさておき、1867年フランスで行われたパリ万博。
そこで金賞を受賞したのが白石温麺である。
白石温麺は終戦後に安売り競走に巻き込まれた。
それまでは、細々とした家内工業的な製法だったので、それなりに美味しさも兼ね備えた食べ物だった。
大量生産、薄利多売に自ら打って出て、麺業界の優等生を目指したことが逆作用をもたらしたとも言える。

目玉商品と言うのは、一度安売りしたらまた値段勝負になる。
そしてラーメンブームが起きて、白石温麺は忘れられた素材になった。
それでも幾度となく、復活に夢を掛けて足掻き続けた。
時代は前後するが、温麺業界は血で血を洗う抗争が起きたこともあった。
白石と言う地域が、福島県郡山市と同様に、幹線道路の中間に位置し、鉄道も通り、電気も各地に送る主要な送電線のひとつが通っている。
とある数十メートル、数百メートルの距離のところを制圧したなら、東北の物流が途絶えて仕舞うような、重要な役割の地域である。

さらに遡れば、明治維新の前の戊辰戦争には、奥羽越列藩同盟の調印式が白石で行われ、事務方の要となる按擦府、外交の全権を処理する按察使(あぜち)の事務所が置かれたのは、例えれば仙台を首都として東北の政治を行おうとした時に、内務省と外務省の機能を持つ出先機関と言えるものを白石に置いた。
東北の全体を把握するには絶好の位置にあった。
古くから物流の拠点のような位置付けと言える。

だから、時代の変化に異様に敏感な点があった。
白石温麺は競争力が足りないから、価格で補うとして、我先に鉄道を利用して販売攻勢をかけようと躍起になってしまった。
売れずに返品されても、仙台という大市場で安売りすれば捌けてしまった。
食文化はそっちのけ、質もそっちのけ、提案型の魅力ある商品を自ら手放してしまった。

不幸にも、福島県も山形県も岩手県も蕎麦文化圏である。
温麺は白石という小さい地域の食べ物で、他の地域では蕎麦が食べられ、その温麺と言う特異な食べ物はより競争力が失われたと言っても過言ではない。

温麺はパスタとしても使える。
中華の中心素材としても大丈夫。
美味しい麺として、良い物を作れば、多様な料理に使うことが可能な食材である。
遅まきながら、品質の良い商品に仕上げて貰いたい。
そのためには、本格的な温麺専門店が出来て、適正価格で食べさせてくれることは、必要な要素の第一段階だろう。

地元企業ではない外部企業の傘下に入った数社が、声を上げてくれたいま、徹底的にこれまでの膿を出して、血を流しても、新しい時代に合う温麺という魅力ある商品を作ってください。

日本唯一 祭り専用船 ☆一番を探して☆

2023-05-28 05:47:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
2023年5月28日 20/28

志波彦神社・鹽竈神社(しわひこじんじゃ・しおがまじんじゃ)の神輿渡御(みこしとぎょ)に使用される船、龍鳳丸・鳳凰丸の二隻は祭り専用船として日本で唯一のものであると言う。
大東亜戦争後の1948年に始まり、現在の船は65年に就航した二代目である。

あの東日本大震災時には、船首が岸壁にぶつかり、どうなるのかとハラハラしながら状況を見守った。
松島湾は震源に近かったけれど、被害は想像以上に小さかった。
確かに、湾内の島々では崩落は数しれないが、地形が被害を驚くほど吸収して、他の地域では15m以上の津波が押し寄せたにもかかわらず、松島湾周辺では3m程の津波だったと言われている。
甚大な被害を蒙った仙台湾と対象的で、塩釜、松島の方々に尋ねると、被害が少なかったことを申しわけなさそうに言葉少なになるのである。

龍鳳丸・鳳凰丸共に軽微な被害と言えるもので、2011年7月18日にも、「塩釜港祭り」は規模を縮小したが、復興を祈って行われたのだった。
震災直後で祭りか?と言う意見もあった。
しかし、祭りこそが復興の道標となる。
震災の2011年7月16、17日に東北六魂祭を行って、犠牲者の御霊に祈り、塩釜港祭りは例年よりも二割多い人出があったと記録されている。






マダニ媒介感染症増加 SFTS患者最多更新

2023-05-27 12:29:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
2023年5月27日 15/26

私はドッグレースを提唱している。
収益の一部は目的税として、人獣共通感染症を主なテーマとして、研究を行って欲しいと思っているからだ。
専門的な研究機関が出来て、治療法やワクチンの研究が行われていたなら、例えば今回のコロナワクチンでの問題や狂犬病予防法による膨大な獣医利権、そのほかのかなり多くの感染症対策が可能になるだろうと思っている。

30数年前から、ドッグレースによる感染症対策専門の目的税は有効だと騒いできているが、問題は二つある。
日本政府は目的税を一般財源にして、いつの間にか専門研究機関の財源にはしなくなるだろう。
国会議員に何度か呼びかけたが、その緊急性などを理解していただけない。
保健所などの現場の方々は、必要な方向だと理解していただける。
あるいは、競馬などもその趣旨に合致するわけだから、トータルな管理のできる省庁を立ち上げ、自然保護と外来生物の管理、農業、漁業、林業、畜産などを網羅して、農水省に代わる専門部会を作るべきだと言う方々も居る。

例えば、ヤマカガシに噛まれたと言う状況で、緊急で医者に行ったとして、どのような手当ができると思いますか?
非常に難しい治療法で、大きな病院で無ければ対処不可能と書いて置きたい。
マムシと違って、毒牙が無いので、医者はその危険性を知らないと思う。
だが、普通にどこにでも居る蛇。
昨年の春に、庭に小さいヤマカガシが居たが、排除しようとしたら、20cmにも満たないチビのくせに口を大きく開いて攻撃の準備に入ったのには驚いた。

ペットが持ち込む細菌性の病気もある。
ウィルスなどは、未だに知られていないものはごまんと存在する。
出来ることなら、根源的な研究と治療法の確立が重要な分野では無かろうか?
コロナの類は、まだまだ未研究な分野だから、mRNAワクチンなどと言うところで大騒ぎの元を注射してしまったのだと思う。
知ることで、正しく恐れよ!

ドッグレースによる財源確保は、現在のようなバカ高い税金を政府が徴収する時代では、とてもやろうよと言えるハズが無い。

アバウトな話だが、岸田内閣が諸外国に約束したバラマキの総額が300兆円に迫っている。
日本の国家予算の三倍を理由なく差し出している。
呆れただけで済む金額じゃない。
クーデターを起こして、岸田を成敗したくなってきた。