蝦夷犬(エゾイヌ)

奥羽越列藩同盟の東北北海道さらに新潟県をテーマとして、地域の新聞から記事を選び、勝手なことを書きたいと思う。

東北の戦国武将 一冊に

2023-05-13 12:06:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
2023年5月13日 24/28

今日は面白い記事が他にもあったのだが、東北地方を基本に据えているので、戦国武将についての記事を取り上げたい。

東北地方の戦国武将と言えば、伊達政宗をおいて他を語れない。
伊達家からは君主4名取り上げたという。
更には、伊達家武将の伊達成美、片倉小十郎景綱などは別立てである。

石巻から岩手県南部の葛西晴信は魅力ある個性的な武将だが、誤情報も多く、これまで知られていないことも多いらしい。
戦国時代を生き延びられずに、岩手南部藩、仙台伊達藩に家臣が別れて、藩は消滅したことも、記録が消えた理由だろう。

伊達藩に併合された石巻地方は、江戸時代には、伊達政宗の命を受けた伊達家臣支倉常長(はせくらつねなが)が慶長遣欧使節としてローマ法王に謁見、徳川幕府の鎖国令などで目的とした貿易が破綻。
その後に、石巻地方の隠れキリシタンについては、未だに不明なことが多く、伝承もなくなってしまった。

この「戦国武将列伝」は全13巻のシリーズで東北編が今回発売されたという。
戎光祥出版3080円。

東北地方の武将29人を取り上げている。
地元でも知名度が低かった武将も取り上げられていると言うので、意外な事実がわかるかも知れない。
戦国時代以前と江戸時代は、様相がまったく違うこともあって、地域により知られざる歴史が、このような企画から掘り起こされることもある。


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