丸山松幸+守屋洋 訳 「司馬遷 史記Ⅲ 独裁の虚実」 徳間書店 古代中国、2百年も続いた戦国時代も、秦の始皇帝によって終わりを告げる。ま、これはひどい! 現代の民主主義の時代に生きる私にとっては、許せない独裁政治。中央集権国家とは、こんなんか!! 権謀術数をくりひろげ、騙し、讒言... 権力を得るためなら何でもする!? 始皇帝が病死すると、いろいろな人が立ち上がってくるが、これまた讒言に倒されるのが悲しい。良さそうな人もいるのだが、結局勝ち残るのは劉邦か。 司馬遼太郎氏の「項羽と劉邦」が分かりやすかった。 この本の私のお気に入り度:★★☆☆☆