Runrun日記

最近読んだ本ー剣よ、さらば



今日は、テレビで福岡マラソンを見ていた。
服部勇馬が優勝! 日本人が優勝したのは、14年ぶりとか。
最近の男子マラソン選手の活躍は、うれしいです。

『ダルタニヤン物語』、やっと読み終えました。全11巻!
第一部が1~2巻で有名な『三銃士』:ラ・ロシェル包囲戦(1627~28年)とバッキンガム公の暗殺(1628年8月)といった史実を背景に、王妃の飾り紐を取り返しに行く物語。
第二部は3~5巻『二十年後』:フロイドの乱(1648-53年)とイギリスの清教徒革命・チャールズ一世の処刑(1649年)が時代背景になっていた。
第三部は6~11巻『ブラジュロンヌ子爵』:イギリスの王政復古(1660年)と、マゼラン死(1661年)後のルイ14世の絶対王権樹立が時代背景。
正直言って、三部はつまらなかった。王や貴族たちの生活が我儘のような気がして、民主主義の現代を生きる私には、馴染めなかった。

A・デュマ 著作 鈴木力衛 訳 「ダルタニヤン物語 11 剣よ、さらば」 復刊ドットコム

権謀術数のアラミスは、ルイ14世の双子の兄弟フィリップをルイ14世と入れ替えて国王にしようとするが、フーケの賛同を得ることが出来ず失敗し、追われる身となってしまいます。素直で可哀想なポルトス。アラミスの企みに巻き込まれて協力したせいで、共に追われベル・イールで壮絶な死をとげます。アラミスは、こんな大陰謀を企てながら、辛くもスペインに逃げ出し、のちにアラメダ公爵となって、フランス・スペインの友好に努力する。そんな馬鹿な!こいつが一番悪いのだろう!

フーケも国費を横領した罪で、王に嫌われ捕まってしまいます。

許婚者を王ルイ14世に取られて、可愛そうな失意のラウルは、死地をアラビアの戦場に求めて戦死してしまいます。アトスも息子を失った悲しみで死んで行きます。

この物語の主人公ダルタニヤンは?
友人たちを助けようとするが、王に阻まれ成すことが出来ません。それでも国王の銃士隊長を務めるんですよね。とっとと辞めれば良いのに!
オランダと戦いで戦死していきます。<完>

ダルタニヤンは、1672年から1678年に行われた仏蘭戦争で死んだのだろう。
ヨーロッパでは、戦争ばかりしていたのですね。

小説としては、長すぎて退屈したけれど、フランスの17世紀の歴史を垣間見る事が出来て面白かった。
この小説のお気に入り度:★★☆☆☆

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