乙川 優三郎 著 「霧の橋」 講談社文庫
少しずつチビチビと味わいながら読みたい本と、一気に最後まで読みたくなる本とがある。久しぶりに後者の本に出会った!
料理屋の女将と結婚したい男と、妻の浮気を心配する男がその料理屋で酒を飲む場面から始まる。
浮気を心配する男がなぜか乱れ、女将を切ろうとする。女将をかばって、女将と結婚したい男は切られる。なぜこんなことになるのか読者は分からない!!
次に、舞台が変わると、切られた男の次男が、すでにかたき討ち済ませ、商人になっている。元武士だった男が、商人として生きていく物語なんだ。
とすると、最初の事件はなんだ・・・
最後の種明かし。なるほど!
結局、男と女の愛、商人としての生き方、
久しぶりに気楽に読める娯楽時代小説に出会った。
この小説のお気に入り度は: ★★★★☆ です。
今日のリハビリウォーク 8.2キロ/1時間39分
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