■ セも4・12開幕!緊急理事会で決定(スポニチ・2011年3月25日)
やっと、という言葉は否めませんが、パ・セ4月12日同時開幕という結論が出ました。
同時に、東京電力・東北電力管内での4月中のナイター自粛、延長回は3時間30分を超えて新しいイニングに入らないこと、東京ドームでは4月中は試合を行わないことも決まりました。
これでNPB両リーグの足並みが揃ったことになります。
理想を言えばキリがないですし、また理想自体が人によって異なるため意見の一致は難しいでしょうが、おそらくは、今回の決定が現状で考えられる最善に近いものではないかと思います。
まず開幕時期ですが、確かに、試合ができる地域で先行して試合を行うという選択肢はあり得ます。その意味では、同時開幕に大きくこだわる必要がないという意見も説得力があります。
ですが、当ブログで再三申し上げているように、開幕するということは、単に開幕試合を行うということではありません。当たり前のことですが、長いシーズンを始めるということです。
ですが、現在の状況下で予定通り、あるいは29日に開幕したとして、その後どこまでシーズンを維持できるのか?
被災したイーグルス、(結局使用可能なようですが)球場にダメージを受けたマリーンズをはじめ、計画停電対象地域内の球団も存在します。
加えて、余震の不安、福島第一原発の事故の収拾がつかない状況で、通常通りシーズンを行う条件が整っているとはとても思えません。
そして、再三各所で言われているように、電力供給に強い制約がある現在、電力を大きく消費するプロ野球開催は世論の反発を招く恐れもあります。したがって、開幕日の延期は不可避だと考えてきました。
他方、いつまでも開幕を先送りすることが妥当とも思えません。
もちろん被災地の惨状を思えば、4月12日でも早過ぎはしないかという意見はあるでしょう。私自身、クリネックススタジアム宮城が復旧する4月29日にしても良かったのではと考えないではありません。
ですが、いつまでも自粛ムードを蔓延させることは、日本の経済や社会にとってかえって弊害となります。ということは、被災地にとっても決してプラスにはなりません。
個別の日に関しては、言い出したら収拾がつきませんし、なにより、実際に日程を調整する人々以外があれこれ詮索して、脳内妄想全開モードになるのも間の抜けた話です。
とはいえ、多少の不自由を覚悟した上で、より早い段階で開幕するというのも間違いではないのです。
そしてパ・セ揃っての開幕についてですが、私自身はそれほど強いこだわりはありませんでした。むしろ、分離開幕を強行して困るのはセですよ、ぐらいの感覚でした。
ただ、セのせいでプロ野球の評判がこれ以上落ちるのは、パにとって迷惑以外の何ものでもないわけで、それを避ける点では同時開幕がふさわしいですし、あるべき決定がなされたと思っています。
このほか、今回の緊急理事会では節電策についてもいくつか決定がなされています。
延長の取り扱いについては後退といえばその通りですが(こういう点でリーグの独自性を発揮するのはアリだと思うんですけどね)、それを除けば大幅な進歩があったと評価できます。
ですが、今回の決定事項については不安もあります。というのは、今回同時開幕に強硬に反対していた巨人の指導者の存在です。
特に、今朝のスポニチの記事では巨人滝鼻オーナーの「いずれにしろ、あさってのオーナー会議で全部言います」という発言が報じられており、26日のオーナー会議が不気味ではあります。
ですので、12球団実務者によって方向性が定まったとはいえ、まだ安心はできません。
加えて、今後シーズン運営についてはいくつかの課題もあります。それらについては、26日のオーナー会議で最終的な方針が定まった後に記したいと思います。
ただし、先に1つだけ。新井選手会長は「12月に入っても日本シリーズまで終える」旨発言しているようですが、これはむしろ1つの火種となり得ます。
この件で対応を誤れば、今度は選手会が世論の支持を失う恐れもあります(逆にNPB側が反発を喰らう可能性もあります)。実際に12月に遅らせるならば、冷静な条件整備が求められます。
やっと、という言葉は否めませんが、パ・セ4月12日同時開幕という結論が出ました。
同時に、東京電力・東北電力管内での4月中のナイター自粛、延長回は3時間30分を超えて新しいイニングに入らないこと、東京ドームでは4月中は試合を行わないことも決まりました。
これでNPB両リーグの足並みが揃ったことになります。
理想を言えばキリがないですし、また理想自体が人によって異なるため意見の一致は難しいでしょうが、おそらくは、今回の決定が現状で考えられる最善に近いものではないかと思います。
まず開幕時期ですが、確かに、試合ができる地域で先行して試合を行うという選択肢はあり得ます。その意味では、同時開幕に大きくこだわる必要がないという意見も説得力があります。
ですが、当ブログで再三申し上げているように、開幕するということは、単に開幕試合を行うということではありません。当たり前のことですが、長いシーズンを始めるということです。
ですが、現在の状況下で予定通り、あるいは29日に開幕したとして、その後どこまでシーズンを維持できるのか?
被災したイーグルス、(結局使用可能なようですが)球場にダメージを受けたマリーンズをはじめ、計画停電対象地域内の球団も存在します。
加えて、余震の不安、福島第一原発の事故の収拾がつかない状況で、通常通りシーズンを行う条件が整っているとはとても思えません。
そして、再三各所で言われているように、電力供給に強い制約がある現在、電力を大きく消費するプロ野球開催は世論の反発を招く恐れもあります。したがって、開幕日の延期は不可避だと考えてきました。
他方、いつまでも開幕を先送りすることが妥当とも思えません。
もちろん被災地の惨状を思えば、4月12日でも早過ぎはしないかという意見はあるでしょう。私自身、クリネックススタジアム宮城が復旧する4月29日にしても良かったのではと考えないではありません。
ですが、いつまでも自粛ムードを蔓延させることは、日本の経済や社会にとってかえって弊害となります。ということは、被災地にとっても決してプラスにはなりません。
個別の日に関しては、言い出したら収拾がつきませんし、なにより、実際に日程を調整する人々以外があれこれ詮索して、脳内妄想全開モードになるのも間の抜けた話です。
とはいえ、多少の不自由を覚悟した上で、より早い段階で開幕するというのも間違いではないのです。
そしてパ・セ揃っての開幕についてですが、私自身はそれほど強いこだわりはありませんでした。むしろ、分離開幕を強行して困るのはセですよ、ぐらいの感覚でした。
ただ、セのせいでプロ野球の評判がこれ以上落ちるのは、パにとって迷惑以外の何ものでもないわけで、それを避ける点では同時開幕がふさわしいですし、あるべき決定がなされたと思っています。
このほか、今回の緊急理事会では節電策についてもいくつか決定がなされています。
延長の取り扱いについては後退といえばその通りですが(こういう点でリーグの独自性を発揮するのはアリだと思うんですけどね)、それを除けば大幅な進歩があったと評価できます。
ですが、今回の決定事項については不安もあります。というのは、今回同時開幕に強硬に反対していた巨人の指導者の存在です。
特に、今朝のスポニチの記事では巨人滝鼻オーナーの「いずれにしろ、あさってのオーナー会議で全部言います」という発言が報じられており、26日のオーナー会議が不気味ではあります。
ですので、12球団実務者によって方向性が定まったとはいえ、まだ安心はできません。
加えて、今後シーズン運営についてはいくつかの課題もあります。それらについては、26日のオーナー会議で最終的な方針が定まった後に記したいと思います。
ただし、先に1つだけ。新井選手会長は「12月に入っても日本シリーズまで終える」旨発言しているようですが、これはむしろ1つの火種となり得ます。
この件で対応を誤れば、今度は選手会が世論の支持を失う恐れもあります(逆にNPB側が反発を喰らう可能性もあります)。実際に12月に遅らせるならば、冷静な条件整備が求められます。
見えていなかった球団や人々との差がハッキリと出てしまいましたね。
ただ、最終的には前者が後者を押しとどめた形になったわけで、
この決定がオーナー会議でも通れば、ひとまず一件落着とは言えると思います。
とはいえ、通れば、なんですよね。はたして今日、どうなるのか……
おっしゃるように絶対の正解はないのだと私も思います。
だからこそ、デメリットを受け入れる覚悟をするための大義名分が必要なのですが、
渡邊氏の一言で、それが崩れ去ってしまったのがセにとっては痛かったです。
試合日程は、おそらくダブルヘッダーや連戦を繰り返してでも、
11月以内に終わらせる方向を目指すのではという気がします。
ただ、そうするにしてもどうしても、オールスター休みは非常なロスなので、
日程変更を含めて考えないといけませんね。
今はとにかく、無事に4月12日、両リーグ開幕を迎えられる事を切に祈るのみです。
気がつけば今日は、開幕戦で盛り上がるはずだった日でしたね。
振り返ってみると、ちゃもさんもおっしゃっていましたが、
一番最初の所で、12球団「心をひとつに」して開幕を再検討できなったのが個人的に悔みます。
ナベツネ氏の存在で難しかったのかなと思いつつ。
ブチギレ巨人滝鼻オーナーを、事業仕分けでのオバサマ(私の話も聞いてくださいっ!)のようだと揶揄しましたが、
確かに「このままで済むと思ったら大間違いだぞ!」とも思っているように見えますよね。
私も明日が気になります。
いま、ピッタリな言葉になってきましたね。
この問題には「これが正解!」っていうものが
ないと思います。
例のおじいちゃんの発言が強烈だったので、
セ・リーグ全体が悪者になっちゃった気がしてます。
とはいえ開幕日も決まったことだし、少しずつ前進していかなければならないですね。
シーズンを通して考えなければならないことは
山ほどありますが・・・
実際問題として12月近くまで試合をするなんて、
それこそ球場の整備やら選手のコンディションやら、
大変だと思うのですけど。
144試合に拘らなくてもいいのでは、、
オールスターは、スケジュール調整をしても3試合開催と、前後のオールスター休みの日程は変わらないのかな?
だったらチャリティー試合にしたらどうだろう?
(参考:サンスポ記事)http://www.sanspo.com/baseball/news/110325/bsr1103250505001-n1.htm
ただ、このままだと日本シリーズ優勝チームの派遣は事実上不可能ですし、
どうするのか、実行委員会の決定が気になります。
個人的には、交流戦後やCS前の空き日程を極力減らすことは最低限必要で、
オールスターを日シリ終了後に回すことも検討すべきではと思っています。
しかも、初の台湾開催という歴史的大会です。
アジアシリーズの開始予定日は11月10日の練習日。
練習をキャンセルしたとしても11月11日から実戦です。
ですが、日程を遅らせることによって、参加取りやめとなると、近年叫ばれている野球の国際化に
水を差すと言われる可能性も否定できないと思います。
(もちろん、日本が大変なことは、アジア諸国も承知の上でしょうが……)
他にも数々の問題点にどう対応するか、NPBと選手会の対応に注目したいです。