開発を手掛けたネーミングのことや、マスキングテープを使った作品づくりに関するお知らせなど
Ruri Maeda * Information
没後10年「長新太の脳内地図」展、ちひろの本棚 ちひろ美術館
雨の日に。上井草にある、ちひろ美術館へ。
企画展、没後10年「長新太の脳内地図」展と、ちひろの本棚、の展示を拝見。
★写真はいずれも撮影許可を頂いています。
◯ 没後10年「長新太の脳内地図」展
長新太さんの絵本といえば、子どもの頃に見たことある動物たちなどの作品。
脳内地図? と思いながら二階の会場に足を踏み入れると、、、
いきなり、「センスとナンセンス」という、絵本とどうつながるのかしら、というお題。
細かく書き込まれた絵の数々。
ちひろ美術館ではおなじみの、ひきだしを開ける展示手法。毎回わくわくしながら一段ずつ開けます。
なんと、心臓が描かれているものが出てきて、びっくり。
長新太さんの、スケッチ、観察力と同時に、想像力が豊かなことに感心しました。
鮮やかな色彩の作品の数々だけでなく、細かく指示がなされている原稿なども。
一階の展示は、「イマジネーション」というタイトルで、5つのテーマに纏められた展示。
巨大なものと動物をユーモラスに描いたもの。
あ、見たことある、というものも。懐かしいです。
イカとタコのシリーズ。こちらもおなじみ。
やはり、色のインパクトは大きいです。
世界の童話、シリーズ。おなじみの作品。
旅のスケッチ、のコーナー。
ヨーロッパや国内など、ちひろさんが旅した先のスケッチやガイドなど。
旅がお好きだったそうで、好奇心が新しい作品に活かされているのかな、と。
丁寧で優しいタッチのスケッチは、子どもや花などちひろさんの代表作に通じるものが感じられます。
一階のちひろのアトリエ、の横には、
世阿弥の「風姿花伝」ー「秘すれば花なり」の精神に学ぶ
として、ちひろさんが愛読していた「風姿花伝」とそこから影響を受けた作品が紹介されていました。
古典というのは、色々な方の作風に影響を与えるものだと改めて。 そして未だに「風姿花伝」読んでいないので、これを機に読もうと思います。
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いつ訪問しても、癒される空間。
ものを観察する力、イマジネーション、好奇心、など、たいせつなものを気づかせてくれます。
いずれの展示も8月2日まで。
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ちひろ美術館・東京
東京都練馬区下石神井4-7-2
地図などはこちら
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