長い間、ブログの更新ができないままにいました。
今年は、息子が小学校6年になり
学校の役員やら何やらでバタバタしていて、パソコンに向かう時間も殆どありませんでした。
だから、
もしかすると、突然の事に驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。
9月25日
午前11時12分
来太が永眠いたしました

来太は2年前の平成23年10月24日に、ドッグレスキューさんから 我が家へとやってきました。
フィラリア+、耳も目も遠く、もんのすごいビビりっこな オヤジでした
(推定11歳)
来太を迎える2か月前。
私たちは、11年間一緒に暮らしてきたコーギーのルルを、急性血小板減少症で亡くしていました。
悲しみの中、ペット葬儀場で知った保護犬たちの現状。
その中で、なぜか気になった来太の姿。
「そんな歳とった病気持ちの犬
、またすぐに死んでしまうよ
」
ルルを失った時、あんなに悲しんだくせに・・・知人からは止めておけと苦言をもらいました。
それでも・・・どうしても来太を迎えようと思う気持ちは変わりませんでした。
来太を引き取ってから4か月・・・突然の嘔吐。
それも、何度も何度も。
医者へ連れて行くと、腎不全であると告げられました。
「薬を処方します。ただ、この子にとって美味しくないご飯を食べながらも長く生きるのと
短いかもしれないけれど、美味しいご飯をお腹いっぱい食べられるのと・・・どちらがいいのかはわかりません。」
どれだけ続いていたのか判らない放浪生活。
虐待されていたのか・・・と疑うほどの、手や物を怖がる態度。
この上、美味しくない食事と薬の毎日をおくらせるのか・・・
愛された記憶はあるのだろうか?
やさしく撫でてもらう感触を覚えていないのだろうか?
そっと頭や体を撫でる仕草も、来太には恐怖に耐える時間。
それはわかっているけど、「大丈夫だよ」と声をかけながら、
何度も何度も繰り返し撫でてきたけれど・・・
数回・・・5回くらいまでは我慢しても、それ以上になると手の下から逃げ出していました。
その来太が、末期の腎不全・・・彼が旅立つ前日。
息が荒い来太の体をさすっていた時、
ちょっとだけ、さする手を止めたら
甘えるように、その手の上に顔を乗せてきてくれました。
心細いのだろうか?
苦しいのだろうか?
だけど、はじめてのその行為が本当に嬉しかった・・・
「ごめんね来太、助けてあげられなくてゴメン・・・」
「もう頑張らなくていいから、眠ってもいいからね・・・」
なんども何度も声をかけ、身体をさすっていました。
翌日、私は休日でした。
朝、子供や来太パパが出かけてから
すこしずつ、来太の呼吸がゆっくりになり
突然、身体が上下しなくなりました。心臓が止まったのでしょう。
「来太
来太
」
声を掛けても、身体をさすっても・・・来太の胸は上下しません。
口から息だけが、「ハー」と、ゆっくりと2度ほど出ていくと
まったく動かなくなりました。
「ありがとう、来太。ありがとう。本当によく頑張ったね、もう苦しくないからね。」
うちに来てくれて、ありがとう。
助けてあげられなくて、ごめんね。
冷たくなっていく体をさすって、抱きしめて、またさすって・・・
先犬のルルにはしてやれなかったんだと考えたりしてました。
あの子は病院で亡くなったから・・・だけど来太は看取ることができてよかった。
最後の瞬間を一人ぼっちにしないで、傍に居られてよかった。
そう思うのは私の自己満足なのかもしれませんが、それでも・・・良かったと思います。
来太と言う名前での生涯は、約2年で終わってしまいました。
これから幸せに・・・と応援してくださっていた皆さん。
この場をお借りして、お礼を申し上げます。
本当に、ありがとうございました。
来太くん、虹の国は快適ですか?
ルルちゃんには会えましたか?
美味しいもの、お腹いっぱい食べてますか?
お友達と楽しく遊んでますか?
もし、もう一度会えるなら・・・
ボール遊びや、かけっこや、ロープの取り合いをして遊びましょう。
きっとオモシロくて、シャイな君の笑顔を盗み見ることができるのではないかともくろんでいます。
そのときを楽しみに、今しばらくはお別れです。
どうか、あなたには家族がいた事をを忘れないでいてくださいね。
