wankoに癒される生活

我が家の愛しいwankoたちが天国に旅立ちました。
いままでもこれからも大好きだよ、ルル、来太。

動物を飼うということ 2

2011-12-25 00:45:07 | 来太

今日の志村どうぶつ園の中で紹介された、「ルルとララ」のお話。

捨て犬だったルルとララを、小学生の兄妹が必死に守っていくという内容でした。

親に「家では飼えない!」と怒られて、

空き地で内緒で飼っていた二人でしたが

近所の人が保健所に通報して、保健所に連れて行かれる話を耳にする。

雨の中、必死で二匹を探しだし

犬の里親を探す二人。

 

小学生なのに・・・なんて素晴らしい子供たちなんだろう。

それにくらべたら私は・・・・

彼らの行動力への感激と、自分の不甲斐なさに涙が止まりませんでした。

 

 

わたしが、まだ20歳ぐらいのころ

当時勤めていた鉄工所の食堂の入り口あたりに、人だかりができていました。

なんだろう・・・と、野次馬根性で近づいてみると

犬・・・子犬が牛乳を舐めています。

「どしたん?」

「捨て犬みたいよ、工場の裏手をうろついてたんやって」

生後1か月ぐらいの、柴犬のミックスでしょうか。

よほどお腹が減っていたのか、一心不乱にミルクを舐めています。

「おーい、パンもあるぞ」

どこからか食べ物が次々とあらわれて

子犬の前に並んでいきます。

「けど・・・、どうするん?このまま置いておけんやろ?」

「あぁ、Nが飼うってゆっとったから大丈夫や」

あぁ、そうなんや・・・、ようやくホッできました。

そっかぁ、お前よかったなぁ。

「ねぇ、抱っこさせてや」

抱き上げると、手を齧ってきます。

「あら、元気やがいね。そんなら大丈夫やね」

よかった、よかった。Nさんの家の子になるんやってさ、ほんと良かった

子犬は終業時まで、倉庫でお留守番することになりました。

その間、私やほかの犬好きの人たちが、水や食べ物を運んで様子をみてました。

すると様子を見に行っていた女子が、怒りながら帰ってきました。

「あの犬噛むし痛っいわ

お腹が膨れて元気になったのか、安心して甘えが出たのか

唸りながら、人を甘噛みするようです・・だけど、捨てられていたんだから無理もありません。

それに、あと少しでNさんが家に連れて帰ってくれる。

もう少しの我慢やしね

なんだか、私も嬉しくなってました

 

が、次の日の朝。

倉庫の前を通ると、犬の激しい鳴き声

まさか・・・と、中へ入ると、

「え・・・?なんでおるん???」

Nさんのところへ飛んでいき事情を尋ねると・・・・

お母さんに反対された・・・・・そうです。

え?確認したんじゃないんか??

じゃあどうするが?あの子どうなるが?

「知らんわい!どっか裏山にでも離しといたらいいがい。

 あそこは鳥小屋もあるし、食べる物には困らんやろ?」

・・・・・・・・・なんやソレ、鳥小屋襲ったら殺されるやろ!

第一、あんな子犬に狩りなんかできるわけがない!!

「何アホなこと言うとるん!あの子、どうするか考えてや!!!」

「そんなら、保健所電話すればいいやろ!!オレに言うなや!!!!!」

なんで・・・?なんで、そんな簡単に言うん?

 

頭が真っ白になって、パニクってたかもしれません。

仕事が手につかず、涙が止まらず、

上司にも怒られ、散々だった記憶があります。

 

仕事時間中に、近くのペットショップの「〇〇フィッシュランド」に電話を入れ

保護してもらえないかと頼みましたが

「捨て犬なら保健所へ電話してくれ」

と電話を切られました。

 

保健所へも相談の電話を入れましたが

「野良犬なんて何処にでもいるでしょ?処分してほしいんなら連れてきてくださいね」

と、保護の相談には乗ってもらえませんでした。

 

私の家には・・・知的障害者の妹がいます。

五体満足ですが、ひとりでは何もできない子です。

それに日中、誰一人いなくなる家では・・・子犬の世話は無理でしょう。

 

「裏の山に捨ててきたら?たぶんあのあたりから来たんやと思うし」

同僚も先輩も口裏を合わせたように、そういいました。

「あの山って野犬がけっこういるみたいやし、おいてきたって大丈夫よ」

なにが大丈夫なん?よけい危ないんじゃないんか?

こんな幼い子犬が、ひとりで生きていけるわけがないやん。

どうして皆な、そう思わんがやろ。

だんだんと、みんなの言葉に腹が立ってきます。

もちろん捨てた飼い主に対しても、です。

子犬を捨てたのか、母犬を捨てたのかは分かりませんが

いつも辛い目に合うのは、きまって弱い生き物と決まってます。

 

「一回引き取るって決めたくせに、最後の最後まで面倒みろや!!」

Nさんに対しても怒りが収まりませんでした。

周りの人たちからは、何に腹を立てているのかわからないと言われました。

「あほか、犬なんかに一生懸命になってどうするんや」

とも言われました。

 

あの時、腹を立てて怒りまくってるんではなく

頭を下げてでも、飼い主を探すべきだったんだと・・・今日、テレビを見て思いました。

鉄工所には100人ほどの就業者がいたのだから

一人ひとり聞いて回れば・・・ひょっとすると、あの子の運命が変わっていたかもしれません。

 

「保健所、連れて行けば?」

「あんたがそこまで心配せんなんがか?」

「仕事の支障になるのは困るんや」

終業時には、上司と同僚に怒られました。

「山に連れて行きなさい!」

この雨の中を?

今私たちの決断で、あの子の運命が決まるってわかってます?

どうして、そんなモノのように扱えるんですか?

なんでそんな簡単に殺せって言えるんですか?

 

「・・・・・ダムに落とします!!!!」

「は・・・?何言うとるん?山に連れていけって言うたんや」

「どっちにしたって死んでしまうんなら、私が殺してあげるわ!!!」

捨て台詞で会社を出ました。

なんでこうなったんやろう

・・・最後の最後まで、付き合うし・・・・・ごめん、ゴメンね、ゴメン。

 

子犬を抱き抱えて車に乗せ、家に向かいました。

ダメもとで、家族を説得できないかやってみようと・・・

だけど、無理でした。

でも、もっと真剣に、投げ出さずに頼んだら

母親の気持ちも変わったのかもしれません。

 

こんどは車で山の奥へ・・・、手取ダムに向かいます。

だけど、殺すなんて・・・できるわけない。

車を傍らにとめ、子犬を抱えてワンワンと泣きました。

どうして、救ってあげられない?

どうして、私に知恵と力がない?

どうして

どうして

 

結局、犬がいたのであろう・・・会社の近くの山に行き

子犬を抱いて車を降りました。

子犬を地面に降ろすと、トトトと歩いて行きます。

行くところがあるのだろうか・・・

だけど、クルッと振り返ると近くまで帰ってきました。

「行きたいところ行っていいよ、連れて帰ってあげられないんや」

するとまた、トトトと歩いて行きます。

かなり離れた場所まで歩いて行ったので

車に戻りエンジンをかけましたが

子犬が戻ってくる気配はありません。

「はぁ・・・」

安堵なのか後悔なのか、自分でもわからないため息が出ました。

車をゆっくりと発進させ、山の下りにかかったころ

バックミラーに小さな体が映っていることに気が付きました。

子犬が追いかけてきていたんです。

途端に視界がぼやけました・・・が

ブレーキは踏みませんでした。

 

私は身勝手な人間の一員です。

自分がやった事がどんなにヒドイ事か、よく分かってます。

ほんとは。犬の保護を訴える資格はないんです。

 

私は生涯あの子犬のことを、ずっと忘れず

どんなに辛くても心に背負っていかなきゃいけないんだと思ってます。

命は重い。どんな命でも重いんです。

私の手は、どれだけ伸ばしても・・・あの子犬まで届きませんでした。

だけど、今、来太を抱き寄せることができたことを

とても嬉しく思ってます。

これからも、少しでも何かできないか・・・考えて行きたいと思ってます。

 

長い告白にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

気分を害してしまった方、本当にすみません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


動物を飼うということ

2011-12-23 00:31:49 | 来太

今朝は2学期最後の登校日。

ここらの小学校は集団登校なのです。

そんでもって、

月曜は1年と6年。

火曜は2年。

水曜は3年。

木曜は4年。

金曜は5年の保護者が当番として、集合場所で子供たちを見守ります。

今日は木曜なので、4年生の子供がいる私が当番でした。

 

「はい、いってらっしゃい。気を付けてね

子供たちを送り出し、家へと戻る道すがら

カラーをまいた、幼いワンコに遭遇。

「あら、カラーしとる。(歳からみて)去勢したんかな?」

「ええ?そうなん?」

一緒にあるいてたS君のお母さんが驚いた。

「・・・私の兄の家の猫が、子供を産んだんや

・・・?あら、犬から猫に話題が変わった。

「そうなん?じゃあ、貰い手探さんなんね」

「そうねん。それで、避妊手術しようと医者につれていったんや」

「あぁ、そうやね。その方がいいよ」

「それが・・・・・・また、6匹腹におってん

「え・・・・・・・・・・・・・・・

それは・・・・・・里親探しが大変だ。

「じゃあ、また貰い手探すんや?」

「なん、もう無理やもん。流したんや。それで手術した。」

 

うん、うん。仕方ない。

生まれてしまって、貰い手がつかずに捨てられるより。

なにより、お兄さんがその場で自分で見て、考えて

その決断をしたんだから・・・それでいいと思った。

 

何も見ず、考えず、人任せで動物を処分するのではなく

せめて、その場に立ち会って彼らの苦しみを共有してほしい。

 

そんな犬との出会いが、20年ほど以前にあった。

もう、とうに死んでしまったろう彼は

後ろ足に傷を負った子犬だった。

 

助けたかったけど、助けられなかった。

それどころか、

私が殺してしまったような、かわいそうな子。

 

今なら、いろんな方法があることを知っている。

今だったら助けてあげられたはず・・・だけど

 

私にとって一生わすれない、子犬のお話です。

次回、ゆっくりと書いていきますので

お付き合いくださいね。

 

 

 

 


とっても寒い朝

2011-12-20 00:56:07 | 来太

朝、起きるのが億劫になる寒さ。

二階の居間と、子供が寝ている私の部屋のヒーターをつけに回ると

来太がムクッと目を覚ます。

 

おはよう、来太。

今日の調子はどう?

 

しばらくすると

来太くんはクローゼットの中へと消えていく。

(人に見られないように、オムツでオシッコするんです)

そして、軽い足取りで定位置のソファにゴロン。

 

そこへ入ってくるのは

まだまだ眠い目をこすった、息子くん。

ねぼけ眼でパンをムシャムシャ・・・

 

と、来太は一点を見つめて狩りの体制に入る。

今日の獲物は、メンチカツサンド。

隙あらば

子供の体に乗っかってでも、食い物にありつこうとする

スンバらしい、根性!

いいぞ、来太。その気持ちが大切なんだぞ。

 

次に現れた獲物は、来太パパのアンパン。

おっと、こっちは可愛くオスワリポーズでゲットに成功。

 

子供と来太パパが出かけた後は、朝のお散歩。

目が見づらい来太は、鼻に感じる匂いがすべて。

軽やかにスキップしながら、あたりを探索。

おっと、なにか見つけたらしい。

アレ?

キミ、君、そこは、さっき君がウン〇をした場所では・・・?

いやいや、そんなことはいいのです。

気になった場所には、マーキングしとかないと。

ソレ、右へ左へ軽やかにスキップ、スキップ♪

右へ左へとスキップしながらの、見事なターンを数回決めると

おもむろにお尻を振りだして、もっかい来太のマークをつける。

よし、お家に入ってご飯だよ。

 

これが来太の朝の日課です。

そうそう、お散歩後のブラシかけでは

毎回恐ろしいほどの毛が抜けます。

そのうち、ハゲてしまうんではないかと心配になりますわ。

 

では、今日はこんなところで。

 

 

そうそう、寒くなってから天気が悪い日が続いているのですが

なんでだか、ひと時だけ太陽が差し込むことが多く

そういうときには、空に虹が見えることが多いんです。

雨に日の晴れ間。

空を見上げてみませんか?

 

 

 

 

 


来太の叫び

2011-12-17 00:22:23 | 来太

「ヒャイーーーン

 

雪の中を、寝る前のオシッコとウンチを済ませに外に出た後。

部屋に入って、デンタルケアのガムを食べた。

今日は来太パパが風邪気味なので

来太にいつもより早めに、オモラシ対策のオムツをつけようと思って、

ガムを食べ終わるのを待ち

オムツを付けるため、そばへ引き寄せようと

来太の首輪に手をかけた瞬間の事だった・・・

 

「キャィーン

 

と、本人(犬)は叫んだつもりだろう、

「助けて、助けて、怖いよ

人間なら、そう聞こえるのかもしれない。

 

何気ない私の行動に、心底震えた来太。

しまった・・・・、来太が何に怯えたのか簡単に想像できてしまった。

あ~、これはやっちゃいかん事やった。

 

そうやって、無理に首輪を引かれながら「センター」に連れてこられたんだろうか?

暗くて、冷たい檻に入れられ

一晩中、いや、何日も叫んだんだろうか・・・

「出して、出して、ここは怖い助けて、助けに来て

 

来太が家に来て3か月になろうとしてる。

最初からお利口さんで、人に対して威嚇をすることはない。

密着は抵抗があるけれど

ほんの少しくっついているのが好きみたいで、

おでこや足先をちょっとだけ、くっつけて眠っている。

ただ、、息子は例外で

何をしても嫌がらず、そばにくっついている。

だけど、人の腕の中に

自分から入っていくことはしない。

撫でようとすると、首をすくめて怖がる。

だけど抱っこして、そっと頭を撫でていると

心臓のドキドキが段々と落ち着いてくる。

抱っこ・・・嫌いなわけじゃないんやね。

 

最近は、尻尾を振って

1メートルぐらい近くまで寄ってきてくれるようになってたのに

また、ふりだしに逆戻り。

 

だけど、今回の事で確信した。

来太は大人しいんじゃない。

声が潰れている、か、声帯が切除されている。

ようするに

声が出せないんだ。

 

来太がどんな風に生きてきたのかは、わからない。

どんなに怖い目にあってきたのかも、わからない。

だけど、

ここに居ていいんだよ。

ご飯もあるし、ソファもある。

誰も来太をいじめたりしないよ。

え?

いや、今日のは・・・その、手違いというか・・・

ゴメン、ホントにゴメンね。

気を付けるよ。来太が怖い思いしないで済むように。

毎日、楽しくのんびりと過ごせるように。

 

だから、また明日から

よろしくお願いします

 

 

 

 

 

 

 


今日はガス抜き(^o^)

2011-12-14 23:49:28 | 来太

久しぶりのお店のお休み

スタッフ3人で日頃のウップン晴らしにランチに行ってきました

お店は、最近「町」から「市」へと名前が変わった

「野々市市」にある「キャナリィロウ」

バイキング形式のオシャレでかわいいお店です。

3人で別々のメイン料理を注文して

あとはバイキングでお腹いっぱい食べましたおいしかったです

まぁ、いろいろと話しているうちにあっという間に夕方

よし気持ちを切り替えて、明日から頑張るぞ~~

 

と言うことで、

来太くん、今日は朝10時からお留守番。

ちゃんとオムツでオシッコできてました。

そうそう、

朝の出がけに不思議な音が・・・・

階段を降りた時、二階から

「ドスン、ズズ、ズズ」 と聞こえてきました。

どこかで以前に耳にした音・・・のような?

 

もしかして、来太が転んだんだろうかと思い

二階へ確認にあがると

アレレ?知らん顔して座ってる。

 

そして気が付きました。

あれは、ルルが勢いよく寝転んで、背中を床にこすり付ける音。

寝転がるときに、ドスン

背中をこすり付けると、ズズ、ズズ、ズズ

下で食事の支度をしていると、二階から聞こえてきた懐かしい音です。

 

ルル・・・・・そこに、おるん?

俺の場所とられたって、すねてるんか?

けど、不思議とルルが好きだった場所は 来太のお気に入りの場所になってるんやよ。

初めて来太が家に来た時も、ルルが散歩から帰ったらするように

子供の部屋へ行って

ケージに行って

ソファに寝転がったんや

なんでルルと同じ行動するんかとビックリしたわ

もしかしたら、ルルが教えてくれとるん?

こうしたらいいよって・・・・

だから来太は、この家にすんなりと慣れてくれたんかな?

そうやといいな

 

日中、家にいる母親に確認すると

その「ドスン、ズズ、ズズ」って音は、時々聞こえているらしい。

来太が暴れているんだろうと、気にしてなかったようだ。

「ルルが来てるんじゃない?」

というと

「あら、そうなん?」と笑っていた。

 

あ~、もっとルルの画像を取っておけば良かったね

ちょっと控えめな、ルルのお姿をお見せします。

携帯の画像で、ハンパないほど画像が荒いです