防波堤や漁港の岸壁からの効率的な釣法の一つに投げサビキ(飛ばしサビキ)釣りがあります。
サビキ釣りをマスターしたら、遠めの回遊ルートを狙う投げサビキへとステップアップしましょう。
竿下には寄らなくても、釣座沖15~60m程度を回遊しているアジがターゲット、活性が高い時期や朝夕のマズメには有効な釣法です。
また、夏から秋に掛けての潮通しが良い防波堤や漁港の岸壁に、ソウダガツオ・ワカシ・ショウゴ・サバなど30~40cmの青物が回遊することがあります。
ハリスとハリを1~2号アップさせるだけで狙うことができます。
チョイ投げサビキ釣り
漁港岸壁や波止堤防などから15~30m沖を回遊するアジを狙うチョイ投げサビキ釣りではで3号450~530の遠投磯竿が適しています。
リールは、ナイロン5号を100m前後巻ける小型スピニング、シマノの5000番かダイワの3500番、PE使用なら2~3号を150m巻ける小型スピニング、シマノの4000番かダイワの3000番に、ラインキャパシティの8~9割程度巻くとトラブルが少なく使い勝手が良いので参考にしてください。
8~10号負荷の中通し発泡ウキかサビキウキを使用し、コマセカゴを介してサビキバリを付け、サビキの躍り(動き)を良くするためにウキの負荷より1号程度軽いナスオモリを付けます。
チョイ投げでは、市販のサビキ6本バリをそのまま使います。
アジは棚を釣れ!
ウキ下は、1.5~3ヒロ(カゴまで約2.2~4.5m)を基本にその日その時間の棚を早くつかみ調整すると釣果が上がります。
アジの棚(泳層)は、季節・時間帯・天候・海水温などによって異なります。
上バリばかりにヒットするようなら棚を上げ、逆に下バリばかりにヒットするようなら棚を下げて真ん中とその上下のハリにヒットするように調整すると好釣果につながります。
アジは深い所を回遊しているから底近くを釣れという話を見聞きしますが、それは間違った固定観念です。
水深10mの場所で上から矢引き(70cm)に棚取りしても上バリばかりにヒットすることがよくあります。
アタリサビキを見極めろ!
使用するサビキは、幹糸3号以上の魚皮(ハゲ皮・サバ皮)・スキン(ピンク系・ブルー系)等で、15cm以下の小アジには金袖5~6号、15~25cmには金袖7~8号、26cm以上であれば金袖9~10号を使用しますが、魚皮・スキンの別や色は時間帯や天候等により異なりますので、その日の当たりサビキを早くつかむことが大切です。
私の実釣では、がまかつのハゲ皮付き金袖サビキ」、ハヤブサ小アジ専科の「ツイストスキン ケイムラレインボー」「リアルアミエビ」「リアルシラス」「135白スキン」、オーナーばりの「アミエビ実寸サビキピンクギジ」などは実績があります。
付け餌は使用しませんが、日並により付けた方が釣果が上がる時もあるので、複数で釣行する時は各自がアミエビやイカタンなど別の餌を付けたり、また異なる深さを攻めて早く棚を掴むなど工夫します。
追い食いさせろ!
アジがアタってすぐに回収すると最初にあたったアジしか釣れないんです。
心当たりがあるんではないでしょうか?
アジのアタリが絶妙の誘いになって次々に追い食いしますので、2~3回(約10秒)沈んでから軽く竿を立て(これも誘いです。)、アジのアタリを竿先に感じながら巻き上げてください。
つまり、追い食いさせることが数釣りの秘訣なんですね。
是非実行してください。
遠投サビキ釣り
カゴアジ兼用の竿は、遠投磯竿インナー(中通し)の3~5号・5.2m又は外ガイドの3~5号・4.5~5.2mを使用します。
日中なら外ガイドでもラインの絡みを目視で確認できますが、夜釣りの場合はラインの穂先絡みやガイド絡みによる高切れなどのトラブル防止のためにインナーがお奨めです。
私が実釣に使っているのは、
インナーガイドロッド
ダイワプレッサドライ5-52遠投・F(遠投カゴ釣り兼用)
シマノブルズアイ4-520遠投P SI(遠投カゴ釣り兼用)
アウトガイドロッド
ダイワ大島磯遠投4-53遠投・F(遠投カゴ釣り兼用)
シマノブルズアイ4-520遠投PTS(遠投カゴ釣り兼用)
宇崎日新エアステージISO5-450遠投(ヒラメの泳がせ兼用)
宇崎日新SUPERSQUARE RX ISO HD4-450遠投(アオリイカの泳がせ兼用)
です。
リールは、ナイロン5~6号を150m前後巻ける中型スピニング、シマノの6000番かダイワの4000番、PE使用なら2号か3号を150~200m巻ける中型スピニング、シマノの5000番かダイワの3500番に、ラインキャパシティの8~9割程度巻くとトラブルが少なく使い勝手が良いので参考にしてください。
私が実釣使っているのは、
ダイワブラディア3500(PE3-200)
ダイワカルディア4000(PE3-250)
シマノナスキーC5000(PE3-190)
シマノバイオマスターC5000(PE3-190)
シマノバイオマスター6000(PE3-300)
で、メーカースペックラインキャパシティ()内の80~90%を巻いています。
10~15号負荷のカン付きまたは中通し発泡ウキ、コマセカゴを介してサビキバリを付け、サビキの躍り(動き)を良くするためにウキの負荷より1~2号程度軽いナスオモリを付けます。
なお、市販のサビキは全長が長く投入しづらい場合は慣れるまで3~4本に切って使うか3本バリの「遠投サビキ仕掛け」が良いでしょう。
50m以上の超遠投では3本バリの幹糸4号の「遠投サビキ仕掛け」を使います。
アジは棚を釣れ!
ウキ下は、1.5~3ヒロ(カゴまで約2.2~4.5m)を基本にその日その時間の棚を早くつかみ調整すると釣果が上がります。
アジの棚(泳層)は、季節・時間帯・天候・海水温などによって異なります。
上バリばかりにヒットするようなら棚を上げ、逆に下バリばかりにヒットするようなら棚を下げて真ん中とその上下のハリにヒットするように調整すると好釣果につながります。
アジは深い所を回遊しているから底近くを釣れという話を見聞きしますが、それは間違った固定観念です。
水深10mの場所で上から矢引き(7cm)に棚取りしても上バリばかりにヒットすることがよくあります。
アジの棚とポイントのイメージ
漁港防波堤(波止)や沖堤(一文字堤防等)あるいは磯からの陸っぱりで狙うアジは、回遊するポイントの棚(泳層)に仕掛けを投入しなければ釣れません。
ポイントと棚(泳層)は、アジの群れの大小・活性・海水温・潮の濁り・季節・時間・潮汐・天候・海底の起伏・潮通おしなどによって刻々と変化しますので、その日その時間のポイントと棚を見極めることが釣果に直結するといえます。
仕掛けの真ん中のハリに1番釣れる時は棚が合っています。
下のハリによく釣れるが上のハリにはあまり釣れない時はウキ止め糸を下げて棚まで下ろし、逆に上のハリによく釣れるが下のハリには釣れない時はウキ止め糸を上げて棚の中に仕掛けが入るようにすると一度に数尾、時にはハリの数だけアジが釣れることもあります。
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アタリサビキを見極めろ!
使用するサビキは、幹糸3号以上の魚皮(ハゲ皮・サバ皮)・スキン(ピンク系・ブルー系)等で、18cmまでの小アジには金袖やアジの5~6号、19~25cmまでの中アジには金袖やアジの6~8号、26cm以上であれば金袖やアジの9~10号を使用しますが、魚皮・スキンの別や色は棚同様に時間帯や天候等により異なりますので、その日の当たりサビキを早くつかむことが大切です。サビキは、振り切りの強度を考えて幹糸3号以上のものを選びましょう。
私の実釣では、がまかつのハゲ皮付き金袖サビキ」、ハヤブサ小アジ専科の「ツイストスキン ケイムラレインボー」「リアルアミエビ」「リアルシラス」「135白スキン」、オーナーばりの「アミエビ実寸サビキピンクギジ」などは実績があります。
私が道具箱に入れ持ち歩いているサビキ及び遠投サビキ仕掛けは遠投カゴ釣りの下に載せていますので参考にしてください。
私の使っているサビキの一部
また、付け餌は使用しませんが、日並により付けた方が釣果が上がる時もあるので、複数で釣行する時は各自がアミエビやイカタンなど別の餌を付けたり、また異なる深さを攻めて早く棚を掴むなど工夫します。
同じポイントを集中して攻めることにより、コマセが効いて釣果が上がりますので、各自別々のポイントを作らないことが大切です。
潮流が右から左に流れ、狭いポイントだけアタルような時、仲間同士の釣行でしたら、潮上に投げた人が仕掛けの流れとともに左に移動し、次の人が潮上に投入、最初の投入者がアタリの遠い地点に流れた仕掛けを回収し、コマセを詰めたら潮上に投入するようにすると、ポイントに集中してお祭りすることを防げますし、気持ちよく、仲良く、公平に釣ることができます。
手返しよく釣るために、マイポイントはできるだけ近くに作るようにします。
ポイントを遠くに作るとコマセが潮流に乗って沖に流れ、やがては遠投しても届かなくなってしまいます。
誘って食わせろ!
投げサビキでよく釣れる釣場は、漁港内とか静かなところが多いんです。
そのような場所で釣果に差が出るとすれば、考えられる原因は一つだけです。
サビキ釣りはサビキが踊って餌のように見せるからアジが食いつきます。
静止した状態ですとアジからは餌に見えないんですよ。
カゴが棚に着いた時に、竿を軽くしゃくるとコマセが流れ出し、同時にサビキが躍りアジに餌だと思わせるんですね。これが誘いです。
2分ほど流してから、もう一度竿を軽くしゃくると残りのコマセが流れ、サビキも躍ってアジを誘いますが、しばらく流してアタリがなければ回収します。
追い食いさせろ!
アジがアタってすぐに回収すると最初にあたったアジしか釣れないんです。
心当たりがあるんではないでしょうか?
アジのアタリが絶妙の誘いになって次々に追い食いしますので、2~3回(約10秒)沈んでから軽く竿を立て(これも誘いです。)アジのアタリを竿先に感じながら巻き上げてください。
つまり、追い食いさせることが数釣りの秘訣なんですね。
是非実行してください。
コマセは、アミエビ2キロ(1/8カット)にアジパワー1袋を混ぜます。
また、イワシミンチを混ぜると集魚効果が高まりますが、いずれの場合も水分調整をして投入時にコマセが飛散しないよう心がけてください。
コマセを頭から浴びることは、他人の場合はもちろん、自身のコマセでも不愉快なものです。
夜釣りにはケミホタルの75・100・120やヒロミ産業(株)のトップライト大を飛距離によって使い分けます。
ケミホタルを使っている人が多い時や月夜で海面が見難い時は赤く光るトップライト大がいいでしょう。リチウム電池を使用しますので、点灯・消灯をコマメにすれば長持ちして経済的です。
なお、市販のプラ製コマセカゴはナイロン系のラインが通されていますが、投入時に中折れして仕掛けが絡みやすく、バランスも悪く飛ばないので、キス用テンビンでサビキカゴを自作することをお奨めします。
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釣る人と釣れない人
「糸の縺れを解く人はよく釣れる」という格言がありますが、遠投カゴ釣りの場合釣果の差はどこに原因があるのでしょうか?
[よく釣る人]
① 釣り場に着いてから第1投までの時間が短い。② コマセを惜しまない。
釣れだすまではポイント作りのために同じ場所に全開で投げコマセを振ってアジを集めている。
③ 釣れだすまでは小まめに棚を探っている。
④ 釣れだすまでは仕掛けや付け餌を替えて当日のアタリ仕掛けやアタリ餌を見付けようとしている。
⑤ 仕掛けの縺れ、ハリスの撚れ、ハリの折れや伸び、刺し餌(付け餌)、ウキ止めの点検を投入前に必ずやっている。
⑥ 夕マズメから朝マズメまでの間に、投げサビキ⇒遠投カゴ釣り⇒投げサビキと活性に応じてリレーしながら効率よく釣っている。
⑦ 投入ポイントがぼ同じ場所である。
⑧ 投入し棚に届いたとき、少し流したときに必ず竿を煽ってコマセを放出してアジを寄せている。
⑨ 仕掛けを点検し喰わせ餌を付ける⇒カゴに餌を詰める⇒投入する⇒巻き上げる⇒アジを外す⇒クーラーボックスに入れる⇒仕掛けを点検し喰わせ餌を付けるという一連の動作がリズミカルで無駄がない。
⑩ アタリがあってもすぐに巻かず軽く竿を立てて追い食いさせている。
[釣れない人]
① 釣り場に着いてから仕掛け作りなどに手間取り第1投までの時間が長い。
② コマセカゴの目を絞って回収した時にコマセがカゴに残っている。
③ 釣れても釣れなくても棚を変えようとしない。
④ 仕掛けや付け餌を替えようとしない。
⑤ 仕掛けの縺れ、ハリスの撚れ、ハリの折れや伸び、刺し餌(付け餌)、ウキ止めの点検をしない。
⑥ 夕マズメに釣れた投げサビキこだわり遠投カゴ釣りにリレーしない。
年間30回前後釣行していますが、夕マズメ終了後も投げサビキに釣れ続いた経験は年間1~2回程度です。
⑦ 投入ポイントが毎回違う場所である。
⑧ 投入し棚に届いても、竿を煽ってコマセを放出しないのでアジが寄らない。
⑨ 仕掛けを点検し喰わせ餌を付ける⇒カゴに餌を詰める⇒投入する⇒巻き上げる⇒アジを外す⇒クーラーボックスに入れる⇒仕掛けを点検し
喰わせ餌を付けるという一連の動作にリズムがなく無駄が多い。
⑩ アタリがあるとすぐに巻き上げ追い食いさせていない。
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サビキ釣りをマスターしたら、遠めの回遊ルートを狙う投げサビキへとステップアップしましょう。
竿下には寄らなくても、釣座沖15~60m程度を回遊しているアジがターゲット、活性が高い時期や朝夕のマズメには有効な釣法です。
また、夏から秋に掛けての潮通しが良い防波堤や漁港の岸壁に、ソウダガツオ・ワカシ・ショウゴ・サバなど30~40cmの青物が回遊することがあります。
ハリスとハリを1~2号アップさせるだけで狙うことができます。
チョイ投げサビキ釣り
漁港岸壁や波止堤防などから15~30m沖を回遊するアジを狙うチョイ投げサビキ釣りではで3号450~530の遠投磯竿が適しています。
リールは、ナイロン5号を100m前後巻ける小型スピニング、シマノの5000番かダイワの3500番、PE使用なら2~3号を150m巻ける小型スピニング、シマノの4000番かダイワの3000番に、ラインキャパシティの8~9割程度巻くとトラブルが少なく使い勝手が良いので参考にしてください。
8~10号負荷の中通し発泡ウキかサビキウキを使用し、コマセカゴを介してサビキバリを付け、サビキの躍り(動き)を良くするためにウキの負荷より1号程度軽いナスオモリを付けます。
チョイ投げでは、市販のサビキ6本バリをそのまま使います。
アジは棚を釣れ!
ウキ下は、1.5~3ヒロ(カゴまで約2.2~4.5m)を基本にその日その時間の棚を早くつかみ調整すると釣果が上がります。
アジの棚(泳層)は、季節・時間帯・天候・海水温などによって異なります。
上バリばかりにヒットするようなら棚を上げ、逆に下バリばかりにヒットするようなら棚を下げて真ん中とその上下のハリにヒットするように調整すると好釣果につながります。
アジは深い所を回遊しているから底近くを釣れという話を見聞きしますが、それは間違った固定観念です。
水深10mの場所で上から矢引き(70cm)に棚取りしても上バリばかりにヒットすることがよくあります。
アタリサビキを見極めろ!
使用するサビキは、幹糸3号以上の魚皮(ハゲ皮・サバ皮)・スキン(ピンク系・ブルー系)等で、15cm以下の小アジには金袖5~6号、15~25cmには金袖7~8号、26cm以上であれば金袖9~10号を使用しますが、魚皮・スキンの別や色は時間帯や天候等により異なりますので、その日の当たりサビキを早くつかむことが大切です。
私の実釣では、がまかつのハゲ皮付き金袖サビキ」、ハヤブサ小アジ専科の「ツイストスキン ケイムラレインボー」「リアルアミエビ」「リアルシラス」「135白スキン」、オーナーばりの「アミエビ実寸サビキピンクギジ」などは実績があります。
付け餌は使用しませんが、日並により付けた方が釣果が上がる時もあるので、複数で釣行する時は各自がアミエビやイカタンなど別の餌を付けたり、また異なる深さを攻めて早く棚を掴むなど工夫します。
追い食いさせろ!
アジがアタってすぐに回収すると最初にあたったアジしか釣れないんです。
心当たりがあるんではないでしょうか?
アジのアタリが絶妙の誘いになって次々に追い食いしますので、2~3回(約10秒)沈んでから軽く竿を立て(これも誘いです。)、アジのアタリを竿先に感じながら巻き上げてください。
つまり、追い食いさせることが数釣りの秘訣なんですね。
是非実行してください。
遠投サビキ釣り
カゴアジ兼用の竿は、遠投磯竿インナー(中通し)の3~5号・5.2m又は外ガイドの3~5号・4.5~5.2mを使用します。
日中なら外ガイドでもラインの絡みを目視で確認できますが、夜釣りの場合はラインの穂先絡みやガイド絡みによる高切れなどのトラブル防止のためにインナーがお奨めです。
私が実釣に使っているのは、
インナーガイドロッド
ダイワプレッサドライ5-52遠投・F(遠投カゴ釣り兼用)
シマノブルズアイ4-520遠投P SI(遠投カゴ釣り兼用)
アウトガイドロッド
ダイワ大島磯遠投4-53遠投・F(遠投カゴ釣り兼用)
シマノブルズアイ4-520遠投PTS(遠投カゴ釣り兼用)
宇崎日新エアステージISO5-450遠投(ヒラメの泳がせ兼用)
宇崎日新SUPERSQUARE RX ISO HD4-450遠投(アオリイカの泳がせ兼用)
です。
リールは、ナイロン5~6号を150m前後巻ける中型スピニング、シマノの6000番かダイワの4000番、PE使用なら2号か3号を150~200m巻ける中型スピニング、シマノの5000番かダイワの3500番に、ラインキャパシティの8~9割程度巻くとトラブルが少なく使い勝手が良いので参考にしてください。
私が実釣使っているのは、
ダイワブラディア3500(PE3-200)
ダイワカルディア4000(PE3-250)
シマノナスキーC5000(PE3-190)
シマノバイオマスターC5000(PE3-190)
シマノバイオマスター6000(PE3-300)
で、メーカースペックラインキャパシティ()内の80~90%を巻いています。
10~15号負荷のカン付きまたは中通し発泡ウキ、コマセカゴを介してサビキバリを付け、サビキの躍り(動き)を良くするためにウキの負荷より1~2号程度軽いナスオモリを付けます。
なお、市販のサビキは全長が長く投入しづらい場合は慣れるまで3~4本に切って使うか3本バリの「遠投サビキ仕掛け」が良いでしょう。
50m以上の超遠投では3本バリの幹糸4号の「遠投サビキ仕掛け」を使います。
アジは棚を釣れ!
ウキ下は、1.5~3ヒロ(カゴまで約2.2~4.5m)を基本にその日その時間の棚を早くつかみ調整すると釣果が上がります。
アジの棚(泳層)は、季節・時間帯・天候・海水温などによって異なります。
上バリばかりにヒットするようなら棚を上げ、逆に下バリばかりにヒットするようなら棚を下げて真ん中とその上下のハリにヒットするように調整すると好釣果につながります。
アジは深い所を回遊しているから底近くを釣れという話を見聞きしますが、それは間違った固定観念です。
水深10mの場所で上から矢引き(7cm)に棚取りしても上バリばかりにヒットすることがよくあります。
アジの棚とポイントのイメージ
漁港防波堤(波止)や沖堤(一文字堤防等)あるいは磯からの陸っぱりで狙うアジは、回遊するポイントの棚(泳層)に仕掛けを投入しなければ釣れません。
ポイントと棚(泳層)は、アジの群れの大小・活性・海水温・潮の濁り・季節・時間・潮汐・天候・海底の起伏・潮通おしなどによって刻々と変化しますので、その日その時間のポイントと棚を見極めることが釣果に直結するといえます。
仕掛けの真ん中のハリに1番釣れる時は棚が合っています。
下のハリによく釣れるが上のハリにはあまり釣れない時はウキ止め糸を下げて棚まで下ろし、逆に上のハリによく釣れるが下のハリには釣れない時はウキ止め糸を上げて棚の中に仕掛けが入るようにすると一度に数尾、時にはハリの数だけアジが釣れることもあります。
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アタリサビキを見極めろ!
使用するサビキは、幹糸3号以上の魚皮(ハゲ皮・サバ皮)・スキン(ピンク系・ブルー系)等で、18cmまでの小アジには金袖やアジの5~6号、19~25cmまでの中アジには金袖やアジの6~8号、26cm以上であれば金袖やアジの9~10号を使用しますが、魚皮・スキンの別や色は棚同様に時間帯や天候等により異なりますので、その日の当たりサビキを早くつかむことが大切です。サビキは、振り切りの強度を考えて幹糸3号以上のものを選びましょう。
私の実釣では、がまかつのハゲ皮付き金袖サビキ」、ハヤブサ小アジ専科の「ツイストスキン ケイムラレインボー」「リアルアミエビ」「リアルシラス」「135白スキン」、オーナーばりの「アミエビ実寸サビキピンクギジ」などは実績があります。
私が道具箱に入れ持ち歩いているサビキ及び遠投サビキ仕掛けは遠投カゴ釣りの下に載せていますので参考にしてください。
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また、付け餌は使用しませんが、日並により付けた方が釣果が上がる時もあるので、複数で釣行する時は各自がアミエビやイカタンなど別の餌を付けたり、また異なる深さを攻めて早く棚を掴むなど工夫します。
同じポイントを集中して攻めることにより、コマセが効いて釣果が上がりますので、各自別々のポイントを作らないことが大切です。
潮流が右から左に流れ、狭いポイントだけアタルような時、仲間同士の釣行でしたら、潮上に投げた人が仕掛けの流れとともに左に移動し、次の人が潮上に投入、最初の投入者がアタリの遠い地点に流れた仕掛けを回収し、コマセを詰めたら潮上に投入するようにすると、ポイントに集中してお祭りすることを防げますし、気持ちよく、仲良く、公平に釣ることができます。
手返しよく釣るために、マイポイントはできるだけ近くに作るようにします。
ポイントを遠くに作るとコマセが潮流に乗って沖に流れ、やがては遠投しても届かなくなってしまいます。
誘って食わせろ!
投げサビキでよく釣れる釣場は、漁港内とか静かなところが多いんです。
そのような場所で釣果に差が出るとすれば、考えられる原因は一つだけです。
サビキ釣りはサビキが踊って餌のように見せるからアジが食いつきます。
静止した状態ですとアジからは餌に見えないんですよ。
カゴが棚に着いた時に、竿を軽くしゃくるとコマセが流れ出し、同時にサビキが躍りアジに餌だと思わせるんですね。これが誘いです。
2分ほど流してから、もう一度竿を軽くしゃくると残りのコマセが流れ、サビキも躍ってアジを誘いますが、しばらく流してアタリがなければ回収します。
追い食いさせろ!
アジがアタってすぐに回収すると最初にあたったアジしか釣れないんです。
心当たりがあるんではないでしょうか?
アジのアタリが絶妙の誘いになって次々に追い食いしますので、2~3回(約10秒)沈んでから軽く竿を立て(これも誘いです。)アジのアタリを竿先に感じながら巻き上げてください。
つまり、追い食いさせることが数釣りの秘訣なんですね。
是非実行してください。
コマセは、アミエビ2キロ(1/8カット)にアジパワー1袋を混ぜます。
また、イワシミンチを混ぜると集魚効果が高まりますが、いずれの場合も水分調整をして投入時にコマセが飛散しないよう心がけてください。
コマセを頭から浴びることは、他人の場合はもちろん、自身のコマセでも不愉快なものです。
夜釣りにはケミホタルの75・100・120やヒロミ産業(株)のトップライト大を飛距離によって使い分けます。
ケミホタルを使っている人が多い時や月夜で海面が見難い時は赤く光るトップライト大がいいでしょう。リチウム電池を使用しますので、点灯・消灯をコマメにすれば長持ちして経済的です。
なお、市販のプラ製コマセカゴはナイロン系のラインが通されていますが、投入時に中折れして仕掛けが絡みやすく、バランスも悪く飛ばないので、キス用テンビンでサビキカゴを自作することをお奨めします。
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釣る人と釣れない人
「糸の縺れを解く人はよく釣れる」という格言がありますが、遠投カゴ釣りの場合釣果の差はどこに原因があるのでしょうか?
[よく釣る人]
① 釣り場に着いてから第1投までの時間が短い。② コマセを惜しまない。
釣れだすまではポイント作りのために同じ場所に全開で投げコマセを振ってアジを集めている。
③ 釣れだすまでは小まめに棚を探っている。
④ 釣れだすまでは仕掛けや付け餌を替えて当日のアタリ仕掛けやアタリ餌を見付けようとしている。
⑤ 仕掛けの縺れ、ハリスの撚れ、ハリの折れや伸び、刺し餌(付け餌)、ウキ止めの点検を投入前に必ずやっている。
⑥ 夕マズメから朝マズメまでの間に、投げサビキ⇒遠投カゴ釣り⇒投げサビキと活性に応じてリレーしながら効率よく釣っている。
⑦ 投入ポイントがぼ同じ場所である。
⑧ 投入し棚に届いたとき、少し流したときに必ず竿を煽ってコマセを放出してアジを寄せている。
⑨ 仕掛けを点検し喰わせ餌を付ける⇒カゴに餌を詰める⇒投入する⇒巻き上げる⇒アジを外す⇒クーラーボックスに入れる⇒仕掛けを点検し喰わせ餌を付けるという一連の動作がリズミカルで無駄がない。
⑩ アタリがあってもすぐに巻かず軽く竿を立てて追い食いさせている。
[釣れない人]
① 釣り場に着いてから仕掛け作りなどに手間取り第1投までの時間が長い。
② コマセカゴの目を絞って回収した時にコマセがカゴに残っている。
③ 釣れても釣れなくても棚を変えようとしない。
④ 仕掛けや付け餌を替えようとしない。
⑤ 仕掛けの縺れ、ハリスの撚れ、ハリの折れや伸び、刺し餌(付け餌)、ウキ止めの点検をしない。
⑥ 夕マズメに釣れた投げサビキこだわり遠投カゴ釣りにリレーしない。
年間30回前後釣行していますが、夕マズメ終了後も投げサビキに釣れ続いた経験は年間1~2回程度です。
⑦ 投入ポイントが毎回違う場所である。
⑧ 投入し棚に届いても、竿を煽ってコマセを放出しないのでアジが寄らない。
⑨ 仕掛けを点検し喰わせ餌を付ける⇒カゴに餌を詰める⇒投入する⇒巻き上げる⇒アジを外す⇒クーラーボックスに入れる⇒仕掛けを点検し
喰わせ餌を付けるという一連の動作にリズムがなく無駄が多い。
⑩ アタリがあるとすぐに巻き上げ追い食いさせていない。
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