昨日、富士山を見に行った帰り、
逗子・山の根の幻の踏切(?)に、誘導作業員が数名立っていた。
「んん??これは何か入ってるのかな??」
早速神武寺の線路脇に立ち寄ってみるも、何も車輌なし。
「今ここにないということは、逗子からこのあと何か入線するんだろうなぁ…
ちょっとここで待って、見て帰ろうかなぁ…」と思ったけれど、
家の鍵を持っていないK太がそろそろ帰って来るので、早々に帰宅した。
ちょっと忘れかけた12時52分、ひみつのアッコちゃんから、
「池子にこまちが…」の写メが届いた
京急の終電後に神武寺→六浦→金沢八景を通過して、
総合車輌製作所に輸送されるらしい…と。
幻の踏切(?)を通過して逗子駅へ輸送する様子は、
昨年の夏にE657系 ひたちで見ることができた。
あの時も、たまたま通りかかったひみつのアッコちゃんからの情報だ。
ひみつのアッコちゃんは、「偶然」を引き寄せる不思議な力を持っているようだ…。
(テクマクマヤコンのコンパクト的なもの!?と言った人もいる )
神武寺から総合車輌への様子は、
夜中の輸送作業ということもあり、まだ見たことがない…。
終電後の作業と言ったら、午前1時過ぎってこと??
そりゃ無理だね…
だけど、見ようと思ってもなかなか得られない貴重な情報。
貴重な光景が今日確実に繰り広げられるとわかっていながら、
見す見す逃すのは惜しい…。
悶々としながら夜を迎え、
「見たいね…どうしようね…」のメールに対して、
「行こうか。 何時に迎えに行けばいい?」の返信!
深夜0時20分、夜行性のヤギ二頭? 行動開始!!
先ずは神武寺へ。
その途中、見るならここで!と目星を付けたポイントに立ち寄ると、
既に三脚立てて、待機する人あり!
「へぇ~こんなところにも来る人がいるんだねぇ~」とふたりしてびっくり!
0時37分、神武寺に到着すると、暗闇で静かに輸送のときを待つ「こまち」を確認。
再び、見学ポジションへ戻り、0時47分、下りの終電を見送る。
1時04分 夜のホーム。
その後、E3甲種輸送をカメラに納めようという人が、
ひとり、またひとりと集まり始めた。
1時09分、総合車輌を出発し、神武寺に向かう埼京線の車輌10両?が通過。
あとはひたすら「こまち」の登場を待つばかり。
30分後、上りホームに「通過」の表示が出る。
1時47分 踏切の警報音が聞こえてきて・・・
来るか・・・ 来るか・・・ 来た!!!
あ~ぁ 行っちゃった…。
今後も昼間に偶然逗子の踏切で遭遇することはあるだろうけど、
夜中の輸送は、事前に情報をかき集めない限り、
もう見ることはないだろうなぁ…。
多分これが最初で最後
幻ではなく、現実にこの目で見ることができた貴重な夜だった。
どうにかこうにか撮ってきた画像は、どれもパッとせず、
何が何やらの画像ばかりだが、
何となく…の雰囲気だけ記録として残すことにした。
それにしても、撮り鉄と言われる方々の情熱には脱帽…。
そして鉄の撮影のなんと難しいことか…。
特に夜間走行中の車輌は困難極まりない…。
じっと動かずにいてくれる富士山やお月さまが
自分には合っている…ということを痛感した夜だった