龍ともこ(りょうともこ)の日記もどき

やっぱり、毎日書けるとは限らないから
【日記もどき】♪

キクチ

2013年06月11日 | Weblog
キクチ

という青年がいた。

私と夫の共通の友人で、歳は25ぐらいか。
声優を目指して勉強中のメガネくんだった。
(◎▽◎)

すごくいい奴なんだけれど
アホ。

すごく優しい奴なんだけれど
アホ。

そういえば、わが家の引っ越しを手伝いに来てくれたりもしました。

が、頭つかわず身体を動かすのみなもんで、

人見知りで穏やかな私の兄にまで
初対面なのに

「キクチ!明らかに軽そうなもんばっかり持っていくな!」

「キクチ!台車すぐ戻してって俺言うたよなあ?」

「キクチ!電化製品にダラダラ汗たらすな!」

と連発されて爆笑される始末。

それでもニコニコと働き、わかってなくても
「ハイ!わかりました(◎▽◎)」
を繰り返すキクチ。

その後、お礼に焼肉をごちそうし、
近所のスナックでカラオケ。

前にキクチとカラオケに行ったことがある人が
「キクチの歌声はすっごく小さくて、何にも聞こえなかった。」
と言っていた。

キクチが歌いだしたら、やっぱり控えめの声だった。
でも音程もリズムも悪くない。

そこで、兄貴肌ロックシンガーの夫が

「いいよキクチ!もっと出せ!」

と後押ししたら、
すぐに

もっとでた(◎▽◎)♪

夫がさらに
「ええぞキクチ!お前には歌心がある!
もっと自分の歌いたいように歌え!
もっと!もっと!」
と後押ししたら、

目の前で

みるみる歌がうまくなった(◎∇◎)♪♪♪

まじか…( ̄▽ ̄;)
素晴らしき歌声…

夫の乗せ方もものすごくウマいんだが、
このキクチ…

アホの素直な伸びシロってすごいな(゜ロ゜)ノ

と本気で感心させられた。

大人になればなるほど、妙な自制心や羞恥心が働いて
自分で自分の力をブロックしてしまっているのかもしれない。

こんなふうに素直でいるのは素敵なことかも~♪

…でもキクチの悲しいところは、
次の日になるとまた
なーんにも覚えてないところ( ̄▽ ̄;)

なんか今日、急にこのことを思い出して爆笑してしまった。

全然会ってないけど、
元気かなあキクチ。

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