前回の記事で東京湾には牡蠣が採れるが食用には向かないとお話しましたが、とても栄養分が多いためか良く身の育ったいい牡蠣なのだそうですよ。でも菌が多いので前述のような措置が必要だそうです。
手間が掛かってしまうので商業的には採算があわないのでしょう、やはりアサリなど他の貝を市場に出しているのが現状なのかもしれません。
ある講演記事から抄出させて頂いた内容ではありますが、東京湾と同じ広さを持つ真っ青な鹿児島湾と比べると、東京湾には約30倍の魚介類がいるのだそうです。
それは火山の噴火で出来た湾のため大きな川が流れ込んでいない鹿児島湾と、隅田川、多摩川など16の川が流れ込む東京湾との差なのだといいます。
ですから、昔から“江戸前”と言われて、東京湾で捕れる魚介類は味も質も漁獲量も良しの最高級とされていたのですね。
一時期、東京湾は死の海と揶揄されるほど汚染が進みましたが、現在は各自治体の努力が徐々に実を結び、かつての姿を取り戻そうとしているところです。
私の住む川崎市と東京都を隔てる多摩川を見てみると、こちらもかつて高度経済成長期に生活・工業排水などの流出で急速に汚染が進み、ヘドロと悪臭と合成洗剤の影響で白い泡の広がる川と変貌していました。
子どもの頃の多摩川は、水辺で遊ぶ事など出来ない汚い川として認識されていたのです。
しかし現在は下水や汚水処理の整備も進み、また川の水をきれいにして戻すという浄化施設の稼動で、驚くほどに水質が向上しました。
河口干潟ではレッドリストの絶滅危惧種・トビハゼが、上流にはヤマメ、私たちの住む辺りでもアユが確認されています。
しかし環境ホルモンの問題など残る課題はまだまだ多くあります。
豊かな森と川は豊かな海を育む…。
たった2年間で東京湾を一杯にするほどの水が、それらの16の川から注がれているのだそうです。ひとつひとつの川がもっと綺麗になっていったら、東京湾ももっと豊かになれるのでしょう。
多摩川の近くに住むものとしても、是非東京湾に対しての誤解や偏見に弁明したくお話させて頂いた次第です。
川崎が川向こうに見えて、「京浜工業地帯だあ」と思っていました。
でも、釣りをしている人がいて、「ここでは魚釣れるんだなあ」と感心していました(仕事中に何を観察するのか私)。
私たちが思うよりも、魚が強く、東京湾の水が優しいんだな、とぼんやり思いました。
りょうさまの記事読んで、また行ってみたくなりました。東京湾
羽田はよく台場などに行く時に、わざわざ遠回りをして通ります。
飛行機の発着を見るのは大好き!
京浜工業地帯は日本の経済を支えている重要なところですね。
私の住むところは市でも中部より上なので、結構遠いんですよ。
自然が帰ってくるのは嬉しいもの
早く多摩川にサケが遡上する様子を見ることが出来る時代が来るといいのにな
いっぱいいっぱい稚魚を放流しているんですよ。
それは東京湾が綺麗になった証拠でもありますから…
どっちが川崎でどっちが東京なんだか
暗いからわかんない、とかいいかげんなことを言ってました。
羽田があれだけ開拓されて、海もまた変わったんでしょうね。
今度は昼間に行ってお魚さんに会いたいです。
私も羽田のビルの中に入ると、どっちが川崎だか分かりません(汗)
見通しがよければ建物や海などでどうにか分かるかもしれませんが
夜ならば絶対アウトです
羽田の海でもよく魚がジャンプしていますよね
浅瀬ではかわいい稚魚の姿も見えますよ
この海も生きているんだな…と嬉しくなる瞬間です