オカズ釣師の戯言

自らの行動を考える。

カテーテル

2006-10-08 22:17:40 | 不整脈
病気の続き,,,(7)


6月19日、心臓カテーテル検査。
当日の朝に病院に行って、簡単な説明を受けた。
事前の説明では、大学病院の先生と一緒に行うとのことだったと記憶している。
物理的治療としては、アブレーションと言う方法があると。
カテーテルで患部を特定し、カテーテルの先からそこの部分を焼くのだ。
その処置を行える人(医者)は、数少ないとも。
当日の説明では、大学病院から機器を借りてきたと聞いたように記憶している。
その他、リスクの説明をうけた。
仮にも心臓にワイヤーを入れて検査しようというのだ。
そのなりのリスクがある。出血、感染症、血管閉鎖、発作,,,。

そんな説明の後に病室に戻り、術着に着替えて専用室へ。
心電図モニター、X線照射機などなどが設備された部屋だ。

右手に点滴を受け、左に血圧計。
部分麻酔なので、医師の会話などすべてわかる。
顔にタオルなどを乗せてくれたので患部は見えないが、恐怖との戦いだった。

右足の付け根からシースを入れ、動脈・静脈から心臓へ。
右鎖骨の辺りからも入れた。
痛みは麻酔が一番痛く、シースが入る時は押される感じだけで、ガードワイヤー、カテーテルが心臓に入る感覚はまったく無かった。
唯一、首の後ろを通る時に違和感を感じたが、痛みはほとんど無かった。

心臓に達すると、カテーテルを通じて検査が始まる。
心臓は電気信号で動くので、カテーテルから電気を放出し、不整脈を誘発するのだ。
激しく打つ感じ、飛ぶ感じ、強く、弱く,,,。
造影剤によるレントゲンも頻繁に行われる。
カテーテルがどの位置にあるかは、レントゲンで確認するしかない。
すべてコントロール下にあるとは言え、心臓が不用意に動くのは気持ちのいいものではない。
胸と背中には電極が貼られていて、心室細動(心停止)に備えている。
速い不整脈が出た。
医師が焦る。
ストップ!止めて!!中止、中止!!!
早い不整脈(心室頻拍)は、数十秒で収まった。
気絶することも無かった。
カテーテルは急遽中止。
カテーテルが抜かれ、シースが抜かれ、圧迫止血される。

約2時間の検査だった。
準備と後処理に1時間以上掛かっていたので、検査は30分ちょっとだったろう。
捨てられるだろう、カテーテル(電極の付いたやつ)を貰った。

結局、何が分かったんだ?
危ない不整脈(心室頻拍)が確実に出ると言うことは分かったというだけか?
この病院では、手に負えないということは分かったらしく、大学病院に転院させられた。
紹介状を貰い、翌日に大学病院に行くように説明された。

カテーテル後は、5時間は絶対に安静だが、食事は普通に取れた。
嫁さんに食べさせてもらったのを覚えている。
翌朝までは、ベットから出ることを許されなかったが、朝食後は普通に生活して良いとのこと。
テノーミン50という薬を朝食後に服用するように説明を受けた。
支払いを済ませて、紹介された大学病院に向かった。

ちなみに、支払いは19万円とちょっと。
後でわかったが、カテーテルは60万点。
保険で3割負担なので、18万円と諸費用となるのだ。

アブレーションは、限られた病院でしか行えない。
この病院では「到底行えない治療」なのだ。
なんのためのカテーテル検査?
心室頻拍が出るのは、トレッドミルで分かっていたはず。
カテーテルは60万点で60万円,,,。

病院もビジネス。
患者も自ら調べなければならない。
今の時代、その気になれば、たやすいことだ。


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