呪い 代わり雛【悪魔の囁き】

自分身に憑りついた魔物に頭・歯・顎・首・肘・背中・腰・膝・足と痛い思いをさせられた不思議な体験談を書き記すブログです。

呪い 【代わり雛・悪魔の囁き】

2014-02-16 11:20:31 | ホラー
得意先は24時間営業なのでいつでも訪問でき話が長引いた時は帰る時は夜中の12時過ぎる事もありました。そんなある夜、帰り道はいつも通る、ド田舎の1本道で周りが田んぼと畑で家など殆ど無く、夜中など車も人も通る事もありませんでした。又、信号など有っても無い様なものですから止まる執ようも無いのですがとりあえず交通ルールは守らなければいけませんのでこちらのTの字の信号が赤なので止まりました。すると車の後ろでドアーガタガタ引っ張る音がしてガラスをドンドンと叩く音がしました。何だろうと思いルームミラーで後ろを見たら人の胴体部分が映りましたので今度はドアーミラーで見たら男が車のドアーを開けて内の中に入ろうとしていました。私も驚き後ろを振り返るとガラス窓から知らない50代位の力士みたいな大男が中を覗いて私を鋭い目で睨みつけていました。私は、びっくりして怖くなり信号が赤の事も忘れてあわてて急発車しました。そしてバックミラーで後ろを見たところ周りには信号の明かりしか有りませんので暗いせいもあり何故か今いたはずの人の姿は有りませんでした。それでも恐ろしさのあまり胸がドキドキして血が血管を流れる音が聞こえる様でした。この辺りは回りに家も無く時間も夜の12時過ぎだし赤ちょうちんもありませんので不思議だなと思いました。次の朝TVを見てもひき逃げ事故のニュースも無く、朝晩毎日通る道なので今でもあの時は何だったのだろうと思います。意気地の無い話ですが、それからはこの場所を通る時は信号が赤の時は青に変わるまでゆっくりと走り青の時はスピードを上げて黄色に変わっても走り抜ける様にしました。
つづく