TheFinalまでは楽しく見られた「るろうに剣心」シリーズ。
でも、最後の最後、エピソード・ゼロである本作は
悲しすぎて悲しすぎて、もう二度と見たくない、
でも絶対にまた見たい、
シリーズ最高傑作といえる仕上がりだった。
映像はトーンを抑えた、
終始、剣心の生い立ちや生き方の悲しさを表現するものだった。
漫画的要素は一切無いし、
もっとも“時代劇”であったと言える。
るろうに剣心シリーズって、
1作目の香川照之以外は敵もちょっと悲しいのだけど
これは敵の存在が薄くて、
本当の敵は剣心の心の中の“人を斬る”という感情なのかと思う。
ありかすちゃんは可愛い顔立ちでこんな辛い役は難しいのではと思いきや
素晴らしく演じていた。
もはやありかすちゃんしか考えられないくらい、ハマっていた。
巴という人がそうなのだと考えさせてくれるくらい、
復讐の鬼の仮面の下の温かい心がどうしてもにじみ出ちゃう、という感じがよく出てた。
キャスティングの妙って感じだな。
ご飯を食べるシーンとか、本当に切ない。
もう新しい剣心が見られないのかと思うと、それが一番切ない。
映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』公式サイト (warnerbros.co.jp)
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