「キューティ・ブロンド」が意外と良いという記事を見て
「キューティ・ブロンド」と「キューテイ・ブロンド/ハッピーMAX」を続けて見た。
隔月で書いている“若い人向け”コラムのネタにもなりそうだし。
偏見って持たないつもりでも、やっぱり偏見を持っているんだなと反省。
ブロンドが活躍するコメディなんてと、スルーしていたもの。
若い女性の型破りな行動は、もちろんお笑い要素が満載だけど 、
けっこう人生の大事なポイントをついているところがある。
リース・ウィザースプーンが美人かどうかは疑問だけど、
アメリカでは絶大な人気を誇る。
アメリカでも美人より“愛嬌”なのかも。
とはいえ、彼女の演技者としての力はすごくて、
オスカーも獲ってるしその後の活躍も目ざましい。
私生活のビッチぶりも話題だけど、
もともとそういうキャラだからいいのかも。
実はブルネットとのことで、だからこそブロンドを客観的にとらえる演技が冴えているのかな。
尊敬するティム・ガンが
社会で活躍する女性たちが“男”になろうとするのを批判しているけど
今作にもそういうシーンがある。
弁護士や政治家といった仕事を持つ女性たちは
体の線を隠すダークスーツに身を包み、
なぜかエレガントを捨ててしまう。
男性が立派に見えるように作られた服を女性が着るのはおかしい。
女性も最大限美しく見えるように装うべきだよね。
ティム・ガンが引き合いに出すのはヒラリー・クリントン。
彼女はファーストレディだったときは本当にエレガントで魅力的な女性だったのに
自分が国務長官になったらその美しさが失われてしまった・・・とのこと。
たしかにそうだなといつも思う。
エルがここぞというときピンクのスーツに身を包み他を圧倒する姿は目から鱗なのである。
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