７月３０日 『ＥＲ１２』

ルカの子を妊娠したアビー。
今回はこのアビー＆ルカのエピと、
ニーラ＆レイのエピ、
サムとアレックスの新生活、
そして、ガラント君の両親が柱になっていました。

カーター君（レギュラじゃなくなったけど、ゲストとして出演）から
ダルフール（アフリカ）に手伝いに来てほしいと言われたルカ。
ほんの１ヶ月ほどみたいな話だけど、
もとはといえば、ルカがアフリカの医療ボランティアに行っていて、
カーター君は引っ張り込まれた形だから
もしもルカがダルフールに行ったら、きっと帰ってこない。
アビーの
「あなたとカーターの事ならよく解っているわ。」
という言葉が印象的。
カーターをアフリカに盗られたアビーが、
またしてもルカをアフリカに盗られてしまうのか・・・

いつものアビーなら
カーター君のときもそうだったけど
決してアフリカに行かないで、とは言わないはず。
でも今回は違かった。
行くなと言う権利はないけど
独りでやってみせるわ、と言うけど、
ルカに「怖いのよ。」と言ってしまう。
でも、それが良かったと思う。
薄情カーター君なら、それでも行ってしまうかもしれないけど
ハンサムな上に優しくてツボを心得ているルカ、
この間大きな間違いを犯したプラットに行かせることにしてしまう。

ルカは心配りが素敵で
元彼女のサムとアレックスが
なにやらあやしげ（に見える）な新生活を始めたのを心配している。
でもサムはすごい！
サムなら当然の幸運。
しかも、あれだけの暮らしを手に入れてしまうと
守りに入りがちなのに、
サムはまったく雇い主におもねるところが無くて、
自分の仕事へのプライドを持っている。
反抗していたアレックスだけど
きっとそういうお母さんを誇りに思うようになるでしょうね。
サムの姿勢はとても勉強になります。

今回泣いちゃったのは
レイとニーラ。
レイにとったら
「何故、もっと早く気付かなかったんだろう。」
ってところでしょうね。
ガラントと結婚する前に。
ずっとニーラはルームメイトだったのに、
他の女にばかり目をやっていたわけでしょう。
タクシで走り去るニーラを見送るレイの表情が
とても可哀相だった。
ニーラだって
同じ気持ちなのかもしれないのに。
（同じ気持ちだと認めるのが怖いみたいだけど）

ガラント両親の離婚の話は
１時間枠のドラマではもったいないほどの
深い話でした。
ガラントもガラント父も、
もちろん妻や家族が大事なのだろうけど
同じ重さで“軍人としての義務”が大事。
誰に負わされた義務なのか・・・
そのどうしようもない心の荷物を降ろす事ができない。
ガラント母が
「カウンティの仕事が好きなら
　それを貫き通しなさい。」
というニーラへのアドバイス。
夫ガラントと共に世界中を旅して回るような事をしてはいけない、
自分の暮らしを失ってはいけないということ。
ニーラにとってはとても大事な話でした。

ニーラ＆レイっていう展開はまだ消えないかも。
シウとしては断然、ガラント君よりもレイなんだけどな。