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水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

「ブラザーズ&シスターズ」

2014-03-14 01:24:08 | 海外ドラマ
大好きな米ドラマ「ブラザーズ&シスターズ」が
第5シーズンで終了というニュースを聞いて以来、
その第5シーズンを見てしまうのが惜しくて、自分にもったいをつけていたのだけど、
見始めたらやめられず、ついに最後を迎えてしまった・・・。

カリフォルニアのある富裕な一家、ウォーカー家。
一家の主であるウィリアムが亡くなるところから物語はスタートした。

愛情深い“主婦の鑑”のような妻のノラと、それぞれに個性豊かな2人の娘と3人の息子たち、そしてノラの兄であるソウルという家族。
ウィリアムを失ってそれぞれが新しい道を歩き始める。

ウィリアムの愛人やその娘が登場したり、ウィリアムの生前の罪が発覚したり、
家族で経営する会社の危機や何やらと、物語は目まぐるしく展開していく。...
ノラ役には大女優サリー・フィールド、
長女にレイチェル・グリフィス、
次女にキャリスタ・フロックハート等の演技派が魅せてくれる。

何かと言うと家族で集まり、時にケンカしたり助け合ったり、暴挙に出たりと、
そんな家族の素晴らしさが本当に魅力的な作品。
なにより素敵なのは、ノラの恋愛も自然に描かれること。
日本だと60になる母親の恋愛模様を子どもたちが見守る、なんていう話しはあまり見かけないものね。
それぞれの人物について、母であり姉であり妹であり兄、弟であり、そして男と女である、
そんなあらゆる面を描き切る大作。


「なりたかった自分になるのに遅すぎるということはない。」
というジョージ・エリオットの名言とともに、
形を変えながらも永遠に続く家族と人生の素晴らしさをしみじみと実感する、
ラストシーンのノラは本当に涙が出るほど印象的だった。

問題がすべて解決して万々歳、っていう最終回ではないのも良かった。
ケヴィンとスコッティというカップルの養子オリヴィアはきっとこれからも難しい問題に直面するだろうし
キティの病気と妊娠の両立もまだまだこれから。
ジャスティンのPTSD問題も噴出するだろう。
トミーやサラやソウル、ノラとブロディもこのまま何の波もなく・・・とはいかないということを予測させる。

でも、どんな問題も必ず彼らなりに解決していく。
今100点満点ではないとしても、いずれそれで良かったと思える結果を出せる。
そんなことが、「なりたかった自分になるのに遅すぎるということはない。」という言葉に繋がるのだな~。

長いこと楽しませてくれてありがとう!
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