Wt. 120kg
メガンテレオン最大種 Megantereon falconeri
メガンテレオンはおよそ450万年前、鮮新世の頃に北米に現れ、ユーラシア全域、およびアフリカにも分布し、ホモテリウムと並び極めて繁栄したサーベルネコである。現代のジャガーに体つきがそっくりだが、首が長く、尾はオオヤマネコのようにごく短い。また、爪の大きさはライオンに匹敵する。スミロドンgracilis との大きな違いは、下顎骨に鞘状の突起が発達していた点である。
最も広汎に分布していた メガンテレオンcultridens は大型の雄ジャガー大と紹介されることが多いが、ヒョウ程度の大きさの個体も知られており、地域による個体差や雌雄間の性的二型が大きかったことも考えられる(Turner1998)。インド亜大陸に生息していたM. falconeri が最大種とされ、体重90~150kgと推定されているので、小型の雌ライオン程もあったことになる。
Jagroar
★アフリカ産 メガンテレオンcultridens の狩り★
Uploaded by TV Animals
●(“Although in many respects postcranially similar to extant great cats, their craniomandibular morphology showed a plethora of unusual adaptations for attaining a wide gape necessary for efficient biting with hypertrophied upper canines.”
“Sabertoothed felids are today believed to have dispatched large prey with a canine shear-bite to the throat, severing muscles, nerves and blood vessels and causing rapid collapse of the prey.”
Per Christiansen 『Evolutionary Convergences of Primitive Sabertooth Craniomandibular Morphology』)
●(「メガンテレオンの骨格から感じられる印象というのは、この猛獣の偉大なパワーである。
一たび捕えられてしまうと、獲物が脱出することは極めて困難だったろう。」
Alan Turner 『The Big Cats and their fossil relatives』)
ところで、同じく絶滅動物を扱った某有名サイトの人も、専門家が書いた本の日本語版(『ヒトは食べられて進化した』など)で挿絵を描いているようですね。
個人的には、待ち遠しい古代のネコやゾウを扱った翻訳本が出たあかつきには、ぜひジャグろあーさんの描いたイラストつきで読んでみたいです^^
>「個人的には、待ち遠しい古代のネコやゾウを扱った翻訳本が出たあかつきには、ぜひジャグろあーさんの描いたイラストつきで読んでみたいです^^」
温かいコメントをありがとうございます☆気に入ってもらえて安心しました^^;) イラストについては、ドイツの某サイエンスライターの方からコンタクトがあって、ホラアナライオンについての彼の新著で、数枚提供させていただいたんです。(笑)
まだ詳しくは紹介できないですが。この方の旧著はウィキのCave lionの記事中で参考文献に挙げられていました。
みいむさんが本を出版された際はぜひ手伝わせていただきたいです^ー^)
どうやら私が自堕落な生活を送っている間に、ジャグろあーさんは、はるかな高みに昇られてしまったよう
ですね…
ちなみに私が専門書を書く能力を身につける頃には、ライオンやトラなどもすでに絶滅していると思われる
ので、共著の際には「古代獣」のイラストが多過ぎてしんどいと思います(おやじギャグで失礼w)。
ところで私の投稿文に不注意な記述が多く、いろいろとご面倒をおかけして申しありません^^
この件に関しては私もいまだに狐につままれている心境なので(笑)。買いかぶらないで下さい
>不注意な記述
とんでもないです。こちらの身勝手な判断で気を悪くされたんじゃないかと心配でした。結構ムズかしい奴なんだと思って大目に見ていただきたいです^^;