パレオ・タイガー(パレオ・ジャガー?)の生体復元画
Panthera gombaszoegensis life restoration※
by ©the Saber Panther(Jagroar)(All rights reserved)
(※下記紹介の学術論文 ('Not a jaguar after all? Phylogenetic affinities and morphology of the Pleistocene felid Panthera gombaszoegensis')のメイン研究者、Chatar博士公認(2023年)の生体復元画となります)
(※下記紹介の学術論文 ('Not a jaguar after all? Phylogenetic affinities and morphology of the Pleistocene felid Panthera gombaszoegensis')のメイン研究者、Chatar博士公認(2023年)の生体復元画となります)
なので、明日以降もチェックしてください。
パンテラ・ゴンバソエゲンシス(Panthera gombaszoegensis)の新たな分類見直しの経緯について、リンクの記事で詳述しており、
情報の反復は控えます。ここでは復元画についてだけ、少し触れておきます。
本種の頭部については、Chatar et al.,(2022)の頭骨復元図に基づき、かつ現生トラの形質要素を色濃くして、描いています。
もっとも、本種は本当のトラ(Panthera tigris)ではなく、トラの祖先筋というわけでもないのです。トラ系統の基底タクソンの一つという位置づけであり、それとて、完全に市民権を得る学説になるか否かは、今後の経過を見守る必要がありましょう。
また、トラの縦縞はネコ科の模様形状としては珍しいパターンであり、再現性の確率は低いという説もあります。
以上のことから、安易に縦縞模様を採用することは避け、むしろ、中程度の大きさのロゼットを彷彿させる模様形状に仕上げてあります。
私の独自の造形になります。
P. gombaszoegensis はヒョウ属史上でも大柄な種類の一つで、現生ベンガルトラ、アムールトラ、アフリカ南部ライオンよりも小さいですが、ジャガーよりは明瞭に大きくなります。
既知の最大級個体は200kg級と推定されています(Hemmer, 2001)。
もっとも、Hemmer(2001)とArgant(2011)がP. gombasoegensis のフランス分布の標本群(Hemmerのサンプルは10体)を対象とした推定平均体重は、それぞれ140kg、130kg。
現生ジャガーの最大個体群であるブラジルのパンタナル・ジャガーは体重100kg超の個体が珍しくなく、パンタナル・ジャガーと比較した場合、平均的にはあまり大きな差はなさそうです。
イラスト&文責 Images and text by ©the Saber Panther(Jagroar)(All rights reserved)
作品、記事内容の無断転載、転用、コピー、盗用を禁じます
☆いいね、登録、お願いします☆
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます