SACHILOG

美しい風景を中心に、陶芸、旅、美味しいものなどの記録です。

ブラッスリー・オザミ(有楽町/フレンチ)

2006-02-08 00:09:22 | ____フレンチ
今月のノムリエ会は、ブラッスリー・オザミ。
テーマは"お料理とワインとのマリアージュ"でした。

オザミの母、メイさまのアレンジだったこともあり(ありがとうございました!)、とってもおいしいお料理とワインをおしゃべりしながら楽しむことができて、いつものように楽しい夜でした。

まずお料理です。

①蝦夷鹿の生ハムと苺のアミューズ
蝦夷鹿の生ハムは初めてでしたが、とっても歯ごたえと旨みが合っておいしいものでした。適度な酸味があってジューシーな苺ととっても良く合っていました。

②鳩、フォワグラ、根セロリのテリーヌ
鳩、フォワグラ、根セロリの間にトリュフが挟んであります。
コンソメのジュレとクランベリーとバジルのソースがとってもきれいでした。

③オマール海老のロースト赤ワインソース
最初に見たときは何かと思いましたが、上に載ったものは”大浦ごぼう”だそうです。赤ワインソースには海老の味噌も入っているそうで、濃厚でおいしかったです。

④シャポンのグリル トリュフバターソース
シャポンとは、去勢した雄鶏だそうですが(去勢していないものは"コック"で、硬いので煮込み料理に使われるとのこと。)、たまたま今年のお正月に観たTV、"一流芸能人は誰だ!"で、高級鶏シャポンと食用カエルを焼いたものを比較してどちらがシャポンか当てるというコーナーで、かなりの人が不正解だったのにチームセレブの叶恭子さんが自信たっぷりで当てていたことから"シャポン"という名前が脳裏に焼きついていました。
シャポンとはいったいどんな味がするのだろう?と思っていましたが、思いがけず頂くことができて、ウレシイ♪
しっかりした歯ごたえがありながらもやわらかい肉質で、旨みがとてもあるお肉でした。そのお肉でフォワグラを包み、グリルしてあります。
上に水前寺海苔か塩昆布のようにかかっているのはトリュフです。
実はわたし、黒トリュフの有難さについて今ひとつ理解していなかったのですが、ここまでかかっていれば、とても良くわかりました。黒トリュフのとても良い香りとバターソース、シャポン、そして大好きなフォワグラを組み合わせた贅沢なお料理。にんじん、白アスパラ、里芋も一緒に合わせてありました。これ以上に贅沢なお皿がありましょうか!本当にとーーーってもおいしかったです

⑤チーズ盛り合わせ
コンテ、カマンベール、フルムダンベール、マンステール。
特に、カマンベールは、こんなに熟成が進んだものは初めてという感じで私好みの仕上がりでした。

⑥タルトショコラアングレーズソース
濃厚でした。上に載っているピンクのもの、食べようとした瞬間に床に落としてしまいました。残念!
飲み物はカモミールティーにしました。

ワインは、基本的に上のお料理の番号に同じ番号のワインを合わせました。


①Gosset
オザミでよく頂くおいしいコクのあるシャンパーニュです。

②Condrieu Les Ceps du Nébadon Viognier 2003 /Alain Paret
<コンドリュー セップ・ド・ネバドン/アラン・パレ>
アプリコットが植えられていた畑にぶどうを植え替えたのだそうです。
ヴィオニエ100%らしい、甘く華やかな香りで、後味に少し苦味を感じるワインでした。フォワグラ入りのテリーヌととても良く合いました。

③Bourgogne Passetougrain 1999/Emmanuel Rouget
<ブルゴーニュ・パストゥグラン/エマニエル・ルジェ>
アンリジャイエの畑を相続したのだそうです。パストゥグランはガメイとピノのブレンドですが、ガメイはあまり感じませんでした。軽やかなおいしいブルゴーニュワインという感じでした。

④Gevrey-Chambertin 1er Cru 1999/Domaine Denis Mortet
<ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエクリュ/ドメーヌ・ドゥニ・モルテ>
最初少し硬い感じがしましたが、だんだん開いてきて、果実味や酸味をしっかり感じるワインでした。たまたまこの日、このワインを頂くことができましたが、ドゥニ・モルテさんは、先月末、自ら命を絶たれたとワインショップからのメールで知ったところでした。とても残念です。

⑤Nuits-Saint-Georges1er Cru 2001/Domaine Priuré Roch
<ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエクリュ/ドメーヌ・プリューレ・ロック>
干草のような、イチゴを熟してお香と混ぜたような、独特の香りがあります。わたしはこのワインが大好きで、この日は3回目でした。
オザミトーキョーで一番最初に飲んだときは、バリ島に咲くお花のような、またはとっても質の良い香水のような、それはもうとても良い香りがして、おいしくてすっかり大ファンになり、その時からピノに目覚めたのです。でも、その後はそこまでの香りを感じることができていません。あの香りにもう一度出会いたいです!

⑥Quarts de Chaume 2000/Château de Surance
<カール・ド・ショーム/読み方わかりません。。。>
ロワールの貴腐ワインです。干し柿のような甘い香りがして、味はわりとすっきりした感じ。おいしかったです。

長くなりましたが、以上です!

ブラッスリーオザミは初めて今回伺いましたが、インテリアも「パリのビストロ」という感じで、ピアノ生演奏、たまに演奏者の方が弾き語りで歌っていたりして、また他のお店とは違う雰囲気です。

お料理もワインもおいしくて幸せでした~


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