1 ミリシーベルト】
通常の生活で人工物から1年間に受けてしまう被ばく量の世界的平均(基準値)。
【2.4ミリシーベルト】
人間が通常の生活で自然界から1年間に受けてしまう被ばく量。
【100 ミリシーベルト】
短期間に受けるとがんの発症率が0.5%、遺伝病が0.1%増加する可能性が出る放射線量。平常時の原発作業員の被ばく限度。
【250 ミリシーベルト】
事故後に引き上げられた、ここまでは体にほぼ害がないと言われる原発作業員の被ばく限度。
【6000 ミリシーベルト】
致死量。東海村の被ばく者は17シーベルト=17000ミリシーベルト。
ちなみに飛行機での東京⇔ニューヨーク往復は0.2ミリシーベルト、胸部のレントゲンは0.4ミリシーベルト、CTは9.1ミリシーベルトです。
一度で基準値の9倍も被ばくしてしまうCTは怖くないですか!?
でも、この数値も短期間に11回受けて初めてがん発症率が0.5%あがる程度で、それ以下ならば体にまず影響はありません。それよりも体の状態を把握でき正しい対処法の判断ができるCTの利点がはるかにまさっているということです。
ニューヨーク往復もたしかに被ばくしますが、短時間に500往復してはじめて100ミリシーベルトとなりがん発症率が0.5%あがるというほどです。
加えて、この通りに放射線の影響が及ぶのはこれを短期間に受けたときで、通常生活で時間をかけて受けている場合は
・体は放射性物質を排出し、
・放射性物質は崩壊していき、
・体の新陳代謝で壊された細胞はリカバリーされていく
ので、影響はかなり減少するそうです。
人間の体は60兆個の細胞でできていて、毎日100億個が作られ、消えていきます。
放射能で壊された細胞もある程度までならばこの循環の中で体から消えていきます。
ただ、致死量の被ばくをするなどして、一度にものすごく大量に細胞が壊れてしまうとこの細胞の新陳代謝では間に合わなくなるのです。
みなさんの多くはチェルノブイリや東海村の被ばくした方の話や写真をみて、放射能に恐怖を抱いている方が多いようです。でもそれは極端に高濃度の放射能に短期間で被ばくした場合で、今報道されているものは私たちが普段の生活で自然に被ばくしているレベルに若干プラスされるかどうか程度です。
また、放射能と海流の関係で九十九里では、
・この汚染水が九十九里まで流れてくることは考えにくく
・もし流れてきたとしても海の浄化力で莫大に希薄され
・さらにはサーフィンでその海水を数千リットルも短期間に飲むことは到底考えられません
小林弘幸
ENJOYサーフィンスクール代表、日本サーフィン連盟公認指導員、海上安全指導員、公認ジャッジ。ビギナーズバイブル、サーフィン虎の巻などの著者であり、最新の理論でサーフィン文化を若い世代にを伝承する。
通常の生活で人工物から1年間に受けてしまう被ばく量の世界的平均(基準値)。
【2.4ミリシーベルト】
人間が通常の生活で自然界から1年間に受けてしまう被ばく量。
【100 ミリシーベルト】
短期間に受けるとがんの発症率が0.5%、遺伝病が0.1%増加する可能性が出る放射線量。平常時の原発作業員の被ばく限度。
【250 ミリシーベルト】
事故後に引き上げられた、ここまでは体にほぼ害がないと言われる原発作業員の被ばく限度。
【6000 ミリシーベルト】
致死量。東海村の被ばく者は17シーベルト=17000ミリシーベルト。
ちなみに飛行機での東京⇔ニューヨーク往復は0.2ミリシーベルト、胸部のレントゲンは0.4ミリシーベルト、CTは9.1ミリシーベルトです。
一度で基準値の9倍も被ばくしてしまうCTは怖くないですか!?
でも、この数値も短期間に11回受けて初めてがん発症率が0.5%あがる程度で、それ以下ならば体にまず影響はありません。それよりも体の状態を把握でき正しい対処法の判断ができるCTの利点がはるかにまさっているということです。
ニューヨーク往復もたしかに被ばくしますが、短時間に500往復してはじめて100ミリシーベルトとなりがん発症率が0.5%あがるというほどです。
加えて、この通りに放射線の影響が及ぶのはこれを短期間に受けたときで、通常生活で時間をかけて受けている場合は
・体は放射性物質を排出し、
・放射性物質は崩壊していき、
・体の新陳代謝で壊された細胞はリカバリーされていく
ので、影響はかなり減少するそうです。
人間の体は60兆個の細胞でできていて、毎日100億個が作られ、消えていきます。
放射能で壊された細胞もある程度までならばこの循環の中で体から消えていきます。
ただ、致死量の被ばくをするなどして、一度にものすごく大量に細胞が壊れてしまうとこの細胞の新陳代謝では間に合わなくなるのです。
みなさんの多くはチェルノブイリや東海村の被ばくした方の話や写真をみて、放射能に恐怖を抱いている方が多いようです。でもそれは極端に高濃度の放射能に短期間で被ばくした場合で、今報道されているものは私たちが普段の生活で自然に被ばくしているレベルに若干プラスされるかどうか程度です。
また、放射能と海流の関係で九十九里では、
・この汚染水が九十九里まで流れてくることは考えにくく
・もし流れてきたとしても海の浄化力で莫大に希薄され
・さらにはサーフィンでその海水を数千リットルも短期間に飲むことは到底考えられません
小林弘幸
ENJOYサーフィンスクール代表、日本サーフィン連盟公認指導員、海上安全指導員、公認ジャッジ。ビギナーズバイブル、サーフィン虎の巻などの著者であり、最新の理論でサーフィン文化を若い世代にを伝承する。