深夜の墓地、それは厳かに行われようとしていた。数人が黒装束を身に纏い、死者を蘇らせようとしていた。
棺を囲み、怪しげな呪文を唱えようとしていたその時!
棺から、本物のゴーストが現れたのだ!
「まがい者たちよ、今すぐ去れ!」
「ヤバい」「本物来ちゃったよ!」逃げる面々、その中の一人がゴーストに近づいたかと思うと、にわかに自らの首を締め上げ、「私も本物になります」
ゴーストは一言、「いいぞ、その調子だ」
それを見ていたある者は、葬儀屋に勤めていたので、思わず「セレモニーは当社に申し込んでくれ!」と営業するのだった。 完