動物園に新しい虎が仲間入りした。名前を公募しょうとしたが、予算が見合わない為、飼育員が「ベンガル」と適当に名付けたのだった。
ある朝、いつものように檻の掃除をしようとした飼育員が不思議なメモを見つけた。それにはこう書いてあったのだ。
「適当に付けるな」。はぁ?誰がこんなことを・・・
それからというもの、毎日の檻の中にメモが落ちている。いつも決まって名付けに関して詰るような内容だ。園長は防犯カメラを設置し、翌日朝会で映像を全員が確認した。するとなんと、虎自身がペンを持ち何かを書いているではないか!しかし、良く見るとその正体は虎の着ぐるみを着た園長だった。Fin