化かされる(馬鹿される)男 2024-02-17 06:00:00 | 超短編小説 俺はタバコを買いに、角の店に行った。 「すいません」と声をかけた瞬間、驚いて身動きが出来なかった。そこには、看板娘ならず、看板狸が居たからだ。 店の奥に人の姿が見えたので、俺は声をかける。 「タバコ買いたいんですけど…何で狸なんですか?意味分かんないけど…」 すると奥から出てきた男は、「この狸はちゃんと仕事が出来るんだ。それはそうと、あなたも狐でしょうが」というので、ショーウィンドウに自分の顔を見てみたら、見事な狐だったのだ。完 #超短編 #超極短編小説 #超短編小説 #超ショートショート #奇妙 #短編小説 #不条理 #短編 #狸 #ブラックユーモア « 河童の孤独 | トップ | これは、気に入った! Leonar... »