17年間のボッチ自宅介護を振り返る

1人で自宅で認知症の母親を介護、その間、父親も6年間の介護のすえ、どちらも家で看取る。その17年間はなんだったのか? 

ゾウと水族館の思い出

2025-01-27 10:18:43 | 思い出
1月25日(土)、朝日新聞のBの「サザエさんをさがして」にゾウのことが出ている。記事の内容は動物園の入場料値上げの話なんだが、マンガの方はそれとゾウに芸をさせていることと絡めている。

どこの動物園なんだか? まあ、上野なんだろう。

私が上野動物園に初めて行ったのは、高校生ときだ。そのとき、ゾウを見たという記憶はない。いなかったのか?覚えているのは、動かないパンダと堀の前を何往復しても踏み足を一歩たりと間違えないノイローゼ(今だったらなんていう?)気味白クマだけだ。

私が初めてゾウを見たのは井の頭動物園(正式には「井の頭自然文化園」か)らしい。写真がある。1960年(昭和35年)の11月。

このゾウも、マンガのゾウのように頭をさげる芸をしたのだろうか?

この時のことは当然ほとんど覚えてはいないが、10円(5円?)入れて動く馬に乗ったのをなんとなく覚えている。写真があるから、たまに見て、記憶が補強されているのかもしれない。

私の記憶で興味あるのは水族館だ。この時の記憶と、後に保育園行った時の記憶がないまざっているのかもしれないが・・・

それは確か、動物園の入り口を入ってすぐの所にあったような。なにやら薄汚いコンクリートのかたまりような建物。公園の便所か?って感じ。今なら公園のトイレだってもっときれいだ。中は狭く暗い。おまけに水槽の窓は小さく、藻だかで青く薄汚れている。子供の私にはこのガラスの向こうに何があるのかわからなかったし、何かいるとは思えなかった。入ったらすぐ終わりで、トンネルのように出口の光が明るく差していた。

これが水族館と言われて、私の中の水族館は、かなりまで、薄汚れた公衆便所のような所だった。

あれは何だったんだろうか? 残念ながら、その写真はない。

同じ井の頭のゾウを撮った写真がもう一枚ある。じいさんが初めてカメラを手に入れ最初に撮ったフィルムにある一枚だ。構図を意識しているらしい。

左下に「いんどぞう」と手書きしてある。1956年(昭和31)年1月 このゾウは、上の1960年(35年)の時と同じゾウだろう。それなら、私もあのお手製の看板を見ていたかもしれない。




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