倭人語のすすめ

倭人の言葉が残されていた。古事記の神々の多くは、秘文とされた文書を基にしていた。一音一義の倭人語を解き明かしたいと思う。

倭人語が文章として残されていた

2021-12-17 10:45:08 | 倭人語辞典
 口誦で伝えられて来た弥生の言葉を書き留めた書があった。
 聖徳太子の時代、610年頃、弓前値成(ゆま あてな)は、公文書を担当する渡来人の子孫たちが倭人の言葉を漢字に当てて文書を作っているのを見てヒントを得た。漢字の音を借りるのでなく、漢字の意味を借りて、その読み方は倭人語の音に変えてしまうという、独創的な発想であった。(池田秀穂は弓前漢字仮名と命名)
 「大自然の中に宿るその意志と力」は既存の漢字では意味を表しきれない。そこで、値成は弓前冠を考案した。大きな運命を握る天という字の下に、あまたうごめく意志と力を表す三本の線を引いた冠を創作し、既存の漢字と組み合わせた。
 複数を表す文字は同じ字を並べることによって表した。偏のある字には偏を二重に使うことによって表した。
 しかし、弓前冠や複数形がある特殊文字を使うことは現代では非常に難しい。なぜなら、パソコンやワープロで使うためには外字を作成をしなければならない。たとえ、外字作成しても、他のパソコンやワープロとの互換性もない。メールでも送れない。普通にデジタルで使うことが出来ない文字では、研究は進まない。
 そこで、私が考案したのが、簡単にワープロなどで使える文字。
  ①弓前冠の代わりに、半濁点の「゜」を使う。
  ②複数を表す場合、文字や偏を並べる代わりに、濁点「゛」を使う。
  ③旧字体は新字体に直した。
  ④難しい字や画数の多い字は別の字に変更した。
 以上のように、デジタルで簡単に使えるように考案した簡易型の「弓前漢字仮名」を、私は「ユマ仮名」と呼ぶことにした。


 倭人の母音はaouiと二重母音au,ou,iu,aiの8母音と子音の組み合わせてできている。
 倭人語は一音一義であり、一音一音はすべて開口音で終わる。
 uがつく二重母音は動きを表す。
 aiは変換を表す。
 X音は喉から出す喉音であり、カ行にもハ行にも聞こえる音。
 文意は主語、述語、客語をもって表すのが主流。


 「倭人語のすすめ」は、下記の書を基に書いています。
  「弥生の言葉と思想が伝承された家」池田秀穂/朝日カルチャーセンター
  「日本曙史話ー弥生の言葉とその思想」池田秀穂・口述/上原光子・編集/㈱沖積社
  「古事記・祓い言葉の謎を解く」萩原継男/㈱叢文社



ユマ仮名の発音・意味(いろは順・あいうえお順)

2021-12-17 10:43:26 | 倭人語辞典
 西暦610年頃だという。弓前値成(ゆまあてな)という鹿島神宮の神官が、文字を持たない倭人が口誦で伝えて来た倭人の哲学というべきものを文字化した。それは、倭人の言葉が一音毎に意味を持つ特徴を捉えて、近い意味の漢字を使い、読み方は中国の発音を無視して、倭人の発音を当てた。漢字の訓読みをイメージするとよい。漢字の意味だけでは足りない場合には、漢字に独特の弓前冠を加えたり、偏やつくりを二重にするなど特殊文字を使って表した。それらは、木の板に書かれて代々の神官に秘文として伝えられた。
 この板文を南北朝時代に受け継いだ藤原内実は、弓前値成が作成した板文を紙に書き写した。その際、神文(かみふみ)タイトルを付けた。更に加えて、文字を発音の似た順にいろは順に並べた。
 委細心得には「神言葉の音声正しきを伝えるがためにその字を集め相似たるを区分して、後の世にその教えの戒めとなす」「代々の弓前和(ユマニ)たち、日々神文をめぐらし、正しき音声あらば御祖(みおや)の意おのずから通ずべし。それ努めよ。」と書いてある。神文と委細心得を合わせて弓前文書という。
 平成になり弓前文書を受け継いだ池田秀穂は研究の末、ローマ字で発音を表した。更に、秘文とされていた弓前文書を公開するに至った。「弥生の言葉と思想が伝承された家」及び「日本曙史」である。


 弓前値成が考案した文字を池田秀穂は「弓前漢字仮名」と命名した。
 「弓前漢字仮名」は特殊文字を使うため、外字作成しないと入力ができない。
 そこで私は、例えば弓前冠には半濁点「゜」を使い複数形は濁点「゛」を使い、更に旧字体の漢字を新字体にしたものを作り、「ユマ仮名」と呼ぶことにした。
 ユマ仮名の発音については、索引カナ表記・発音ローマ字表記・発音カナ表記の三つを使用する。
 発音ローマ字表記は池田秀穂が考案したものを使う。
 発音カナ表記は、カタカナで発音ローマ字表記に出来るだけ沿ったものにした。しかし表記には限界があり、[親iu][緒yiu]はイゥと同じになってしまった。今のところ発音の違いはローマ字表記で感じてもらうしかない。
 索引カナ表記は辞書を引きやすい、そして、とりあえず読みやすいことを目的にした。例えば、いろはの「い」に似たユマ仮名は[親][緒][厳]がある。「ゐ」に似たユマ仮名は「囲]があるが、「い」「ゐ」はどちらも索引表記では現代風に発音の違い無視して「イ」と表すことにした。同様に「お」と「を」もどちらも「オ」とした。喉音のⅹ行はガ行で表す。Ts行はザ行とダ行の混ざったものとなった。ここれは倭人語辞書を引く利便性を考えたからだ。
 




イ[親iuイゥ]親しみ。
イ[緒yiuイゥ]始まり・糸口。
イ[厳yiイ]原点・鎮座・完了・不動。
ロ[移roロ]進行形・~している。
パ[晴゜paパ]大自然の意志と力。
ニ[和niuニゥ]組織体。
ポ[穂゜poポ]分霊。
ポ[火゜pouポゥ]炎。
ゴ[子xouクォゥ]子ども。
ペ[放゜paiペ]消費される。
ト[保toト]蓄える。
ト[充touトゥ]富む。
チ[雷゜tiチ]エネルギーの塊。
チ[育tiuチゥ]力の流れ。
チ[微tsiuツィゥ]極めて小さい。
チ[少tsiツィ]小さい。
リ[座riリ]完了形・~した。
ヌ[沼゜nuヌ]無秩序。
ル[活ruル]現在形・~している。
オ[覆woウォ]覆う。
ワ[渡waウァ]行き渡る。
カ[威kaカ]偉大な変化力。
ガ[狩xaクァ]獲得する。
ガ[母xauクァゥ]食物、母。
ヨ[因youヨゥ]因縁。世。
タ[垂taタ]溢れる。
レ[舞raiレ]集中・変換動。
ソ[虚soソ]何もない。
ゾ[背tsouツォ]接近。
ツ[積tuツ]積み上げる。
ツ[鋭tsuツゥ]極めて狭い。
ネ[根naiネ]秩序変換。
ナ[成naナ]秩序整然。
ラ[躍raラ]最大動作・躍動する。
ム[醸muム]醸す・増殖・発展。
ウ[美uウ]生まれる。
ウ[浮wuウゥ]軽いもの。
イ[囲wiウィ]局部。
ノ[延nouノゥ]秩序立て。
オ[大oオ]大きい。
オ[崇ouオゥ]敬う。
ク[奇kuク]不思議なる変化。
グ[哈xuクゥ]くっつく・食う。
ヤ[因゛yauヤ]いよいよ、更に。
マ[真maマ]真の姿。
マ[増mauマゥ]増加する。
ケ[異kaiケ]別のものに変化。
ゲ[食xaiクェ]食事。
プ[震゜puプ]自然意志力の発動。二。
コ[堅koコ]変わらない。
コ[凝kouコゥ]固まる。
ゴ[屠xoクォ]粉々にする。
エ[愛aiエ]媒介。
エ[重yaiイェ]幾重にも。
テ[与taiテ]力と意志の変換。
ア[天aア]感嘆詞(ああ)。
ア[会auアゥ]出会う。
サ[爽saサ]何もない・神聖。
ザ[陜tsauツァ]接近。
キ[岐kiキ]際立つ。
キ[貴kiuキゥ]目に見えない変化。
ギ[刻xiクィ]形を整える。
ユ[結yuユ]関係する。
メ[芽maiメ]秩序の転換、恵み。
ミ[現miミ]見えているもの。
ミ[実miuミゥ]本質・身・実・見。
シ[静siシ]まばらな所。
エ[辺waiウェ]囲む。
ピ[日piピ]光と熱。
ピ[霊゜piuピゥ]自然の意志。
ギ[飯xiuクィゥ]五穀。
モ[基moモ]大本の姿。
モ[萌mouモゥ]物質増殖。
ゼ[瀬tsaiツェ]瀬戸際。
ス[澄suス]吸い取る。


いろは対象外
ツム[津tiumuツム]意図する
ノイ[乃noiノィ]~という結果である
ナム[奈namuナム]何じゃ
オム[唵omuオム]※意味未解明
ヂュ[集゛jiuヂュ]物質の無秩序な群がり


複数形
ヂ[雷゛diヂ][雷゜]の複数形
ヂ[育゛diuヂゥ][育]の複数形
ダ[垂゛daダ][垂]の複数形
ヅ[積゛duヅ][積]の複数形
グ[哈゛xguグ][哈]の複数形
ザ[陜゛dzauザ][陜]の複数形
ベ[辺゛vaiベ][辺]の複数形
ズ[澄゛zuズ][澄]の複数形






いろはにほへと ちりぬるを(色はにほへど 散りぬるを)
わかよたれそ つねならむ(我が世たれぞ 常ならむ)
うゐのおくやま けふこえて(有為の奥山  今日越えて)
あさきゆめみし ゑひもせす(浅き夢見じ  酔ひもせず)


訳(匂いたつような色の花も散ってしまう。この世で誰が不変でいられよう。いま現世を超越し、はかない夢をみたり、酔いにふけったりすまい。)







 

倭日辞典(ア~コ)

2021-12-17 10:41:36 | 倭人語辞典
【ア 】[会au アゥ]●出会う●会動●感じ動く●出合いの時期到来
【ア 】[天a ア]●感嘆詞●ああ!●基本三母音(アウイ)の一つで「自然」を表す。子音と結合して意味の上では、最大の強さを表す●この世界のすべて●この世のすべて●目に見えるまわりの自然のすべて●存在のすべて●世界●宇宙全体●大宇宙●古代、目の前にひろがる自然すべてを、ア(a)で表現した。「天・アa」は、後世の「天」とか「高天原」といったある特定の所ではなく、宇宙全体を現している
【アオ】[天大a o アオ]●ああ大いなる●ああ威大なる。●現代の「大:オオ」はもともとは「アオ」
【アオメツチ】[天大芽積育a o mai tu tiu アオメツチゥ]●天地●天地の恵み、その流れる力●大天地●天地(アメツチ)の語源
【アカ】[会威au ka アゥカ]●明るい●明るくなった
【アカリ】[会威座au ka ri アゥカリ]●あかり。灯り。明かり。●輝き始めた。完了を表す。
【アキメ】[会貴芽au kiu mai アゥキゥメ]●キメ[貴芽]がタカマパル[垂威真晴゜活]のパル[晴゜活]に乗って、過去の世界から未来へと向かう。その輪廻の流れにめぐり合った。
【アサ】[天爽a sa アサ]●朝●ああ!(感嘆)パ[晴゜]の自然の意志と力を吸いこむ●[天]ああ[爽]何もない
【アス】[天澄a su アス]●明日●ああ!(感嘆)、自然の意志と力を吸いこむ
【アパ】[会晴゜au pa アゥパ]●縁の出合い●因縁の出合い●意志自然力との出合い●機会を得て●自然の力が結実する●自然のエネルギーは結実する
【アパナ】[会晴゜成au pa na アゥパナ]●機会を得て大自然の意思の力とその張り出し物事秩序が出来上がった●現実に現れる機会を得た
【アポ】[会穂゜au po アゥポ]●独立した自然意志●分霊との出合い●少々自然状況が変わっても、それに順応して行くような、一つの組織体、霊的な面から言えば、生物という自然の意志の中から分霊が芽生えた。すなわち生物特有の自然意志。●アッポとも発音する。●意志があって
【アポキ】[会穂゜岐au po ki アゥポキ]●エネルギーをどんどん吸収する現象
【アポナ】[会穂゜成au po na アゥポナ]●機会を得て自然の持つ意志が分派物事秩序が出来上がった●現象という自然の中の一つの意志、分霊がつくられた●アポナミ[会穂゜成現]の世界となった、すなわちエネルギーをどんどん吸収する成長期
【アマ】[天真a ma アマ]●まことの姿という感嘆的な言葉。●我を含めてまわりすべて●大宇宙●自然●天●海人●天地の始まる以前から存在するもの(大宇の意思・天地の意思)があるということ●宇宙の始まりを意図した「天真」があるということ●アマ[天真]はわが周りすべてを、もっとも明確な、感嘆を含めた言葉。
【アマツソラ】[天真積虚躍a ma tu so ra アマツソラ]●天空●ソラ●大空この虚空に踊るもの●アマツのツ[積]はアオナツのツと同じく実体を表す
【アマツム】[天真津a ma tiumu アマツム]●大宇は意図す●宇宙は意図する●大自然の意思●宇宙の流れ
【アマツムイ】[天真津厳a ma tiumu yi アマツムイ]●大宇、すなわち大自然の意図する因縁の原点は●自然の持つ森羅万象の大本となるものは、すなわち自然の意志、霊性を表している。
【アマツムカムロミチ】[天真津威醸移現育a ma tiumu ka mu ro mi tiu アマツムカムロミチゥ]●自然変化の力の道筋●大自然が意図する大いなる変化の流れ行く道筋●神然(かんながら)の道●神道を表す神然(かんながら)の道の古い言葉。古代天族の人々は、神様とは変化する大いなる力の流れ、このように思っていた
【アマノ】[天真延a ma nou アマノゥ]●大宇は秩序立てられて行く●秩序立てられていく●宇宙の秩序立ては●大宇宙は秩序立てられて行く●まとまった結果の宇宙の形成●宇宙形成のなか●秩序立てられて行く●大宇宙の●[天真]は大自然、[延]は動詞、一つの方向に秩序立てられて行く。●大宇宙に伸び行く●(始めに)大宇宙が一定の秩序をもって進展していった●大宇宙の
【アマノイ】[天真乃a ma noi アマノィ]●大宇は~のような結果となった●大宇はこうなった●大宇の(秩序立て)はこのような姿となった。現在完了で訳した。●あめのほひ(天菩比の神)《古事記》
【アメ】[天芽a mai アメ]●あめ(雨)●[天]感嘆詞[芽]自然の力が物に変わる局面
【アヤ】[会因゛au yau アゥヤ]●次々と出て来る●様々な因縁に出会って●不思議なこと●様々の意で綾取りの綾
【アラ】[会躍au ra アゥラ]●激動に会す●機会を得て(最大動)
【アラピ】[会躍日au ra pi アゥラピ]●新日●日ごと海より立ち上る新日(あらひ)●新日(あらひ)を祀る
【イ 】[囲wi ウィ]●局部●局部の現象●囲まれる
【イ 】[厳yi イ]●因縁の原点●原点●鎮座●完了●不動●存在を表す●鎮座す●始まり●原点に帰った★始まりは前段階の完了でもあるので、「始まり」と共に「完了」の意味にもなる。自然のもとの存在ということは、必ず周りからいろいろな力が作用される。そこで因縁の原点という訳語が出来た。★私見:母音の【i】と存在を表す【yi】といずれもユマ仮名で[厳]と書く。弓前値成が神文で使用している[厳]は、すべて、存在を表すyiである。母音のiとしての「厳」は、池田秀穂が、基本母音の説明で使っている。よって、[厳]にはiとyiがあるが母音のiが[厳]として文章の中で現れることがない。したがって文章中の[厳]はすべてyiとした。
【イ 】[緒yiu イゥ]●始まり●その糸口は●始めよ●スタートにつく●発せよ
【イ 】[親iu イゥ]●親しみ●自然の親しみ●愛憎●親しむ●親しくする●親しい●親しく●接近する●動的な意味を持つ母音
【イカ】[厳威yi ka イカ]●恐ろしい程強い●不可視の生命エネルギーの
【イザ】[親陜iu tsau イゥツァ]●愛憎の交錯した状態●個々のエネルギーが渦巻き、神々しい●分解して行く状況●親しく接触交合する●接近力●雌雌接近して●浮世(うきよ)
【イザオ】[親陜覆iu tsau wo イゥツァウォ]●現世をそのまま延長して来た陰
【イザナ】[親陜成iu tsau na イゥツァナ]●生命有限●現象は分解、消滅して行く●[親陜成]は死ぬ意味が含まれて来る。雌雄の世界に人ったということは、生死の世界に入ったということ。
【イト】[親充iu tou イゥトゥ]●われわれの仲間●人の語源
【イマ】[厳真yi ma イマ]●今●始まりのまことの姿は●「今」は実在する生きている時間。過去も未来も実在していない。だから、「今」は、「始まりのまことの姿」という意味にもなる●[厳]始まり[真]まことの姿。
【イリ】[厳座yi ri イリ]●鎮座しました
【イワ】[厳渡yi wa イウァ]●岩●岩石●土砂
【ウ 】[美u ウ]●生まれる●生み出す●生み●美しい●うごめく●移る●動く●動き出す●動的の意味を持つ母音●子音と結合して、子音の動きを表す●自然が動いたとき、それを(u)と表現●生まれるものは初々しい。それは美しい。美という字はことから値成は選んだのだろう●ア自然イ静ウ動の倭人基本三母音(aui)の一つ●母音uを母音aoiの下にくっつけ二重母音を作る●動を表すuの母音と、残る三母音(aoi)をそれぞれ重ねた二重母音(au ou iu)が、動から静へ、の表現に用いられた
【ウ 】[浮wu ウゥ]●軽いもの(名詞)●波及する(動詞)●浮き上がる●浮き上がっている
【ウカ】[美威u ka ウカ]●元気いっぱい●若いの語源●元気一杯に躍り出て
【ウガ】[美母u xau ウクァゥ]●生まれる母体●命の基●熱の力●倭人は太陽の熱のことを美母(ウカ)といって命の元とした
【ウツ】[美積u tu ウツ]●移りゆく●この世において作り出した●この世に生じた●移るの語源
【ウツガ】[美積母u tu xau ウツクァゥ]●生み出す母体●ウカの珠
【ウツノ】[美積延u tu nou ウツノゥ]●自然の移り変わり●現実の世界はまさに移り変わってゆく。古代倭人はこの世を現世(ウツヨ)といった●[美]生まれる・動き出す[積]それが次々積み重なって行く[延]秩序立て
【ウツムナル】[美積醸成活u tu mu na ru ウツムナル]●生まれ出て成長、一つの現象が出来上がった。
【ウツヨ】[美積因u tu you ウツヨゥ]●刻々と変わってゆく現実●現世(うつしよ)●生まれ、動き出す、それが次々積み重なって行く現実の世界
【ウツル】[美積活u tu ru ウツル]●移る●どんどん変化して行く●美しく積み立てる活動とは、移り行くこと
【ウツロヨ】[美積移因u tu ro you ウツロヨゥ]●どんどんものは殖(ふ)え移っていく●殖えいく世界。
【ウナパラ】[浮成晴゜躍wu na pa ra ウゥナパラ]●海原●水溜りが一つの大きなものに成長し、浮いたもので張り出されるものが出来たという意味
【ウミ】[浮現wu mi ウゥミ]●海●軽いものが上に浮いている
【ウム】[美醸u mu ウム]●生む
【ウムツ】[美醸積u mu tu ウムツ]●生まれ出てどんどん発展してゆく●生まれ●ウツ[美積]、ムツ[醸積]、日本数詞の五つ、六つのこと
【ウムツヨナ】[美醸積因成u mu tu you na ウムツヨゥナ]●生まれる秩序体●産土(うぶすな)の語源。産土神=土地の守護神、生まれる前から死んだ後まで守護する神。他所に移住しても、一生を通じ守護してくれる。安産の神ともされる。
【エ 】[愛ai エ]●媒介●変換●バトンタッチ●出会う●動的な意味を持つ二重母音●最高レベルの自然音「a」のうしろに、動かない静という意味を持つ最低レベルの母音「i」をくっつけ、事物の途中休止、あるいはバトンタッチ、変換の意味を持つ。乙音。
【エ 】[重yai イェ]●重なる●幾重にも●原因、結果が次々と繰り返し繰り返し積み重なって行く状態●同じ現象が幾度も幾度も繰り返されて行く●積み重なった状態で、幾重にも●重なる●囲む●取り囲む●三重、十重二十重(とえはたえ)などのエ
【エ 】[辺wai ウェ]●水平的な広がりの接点●垣根●囲む●特定の地域●引力圏
【オ 】[崇ou オゥ]●大いなる感動●恐れ入る●敬う●尊ぶ●尊敬すべき●動的な意味を持つ二重母音
【オ 】[大o オ]●大きいという感嘆詞●大きい●大いなる●大いに●巨大な●進行形の意味を持つ母音●子音と結合して、ア(a)に次ぐ意味の強さを表す。aより弱いが、やはり感嘆の意味がある。●アa自然イi静ウu動の基本三母音に加え、倭人はオという母音を定着させた。「あるという状態、存在」(a)と「動き」(u)との間なので、(o)は「進行形」の意味となった
【オ 】[覆wo ウォ]●覆う●影●陰●過去●過ぎ去った時間●過ぎ去った影●過ぎ去った跡●過去およびその記憶、罪●覆うことによって影が出来る。その影は軌跡を表す。過去、時間を表す重大な意味がある。●日々の犯して来た過去●古代人にとっては、日々の犯して来た過去[覆]がすべて罪であり、それを身につけていることは自分の生命の損失に当たるという認識があった
【オコ】[覆凝wo kou ウォコゥ]●中心核を覆う●中心核を覆うさまざまな引力圏を持つ力が取り巻いている
【オス】[覆澄wo su ウォス]●綺麗に澄ます
【オスヨ】[覆澄因wo su you ウォスヨゥ]●夜の語源●(太陽が灰を撒き散らした後)綺麗に澄まし[因]明日に備える
【オナ】[大成o na オナ]●大いなる秩序
【オナツ】[大成積o na tu オナツ]●大いなる秩序の実態●大地
【オピ】[大霊゜o piu オピゥ]●大霊(おおひ・大御心)
【オピメ】[大日芽o pi mai オピメ]●太陽
【オミ】[覆現wo mi ウォミ]●黄泉の国●根の国●過去の姿
【オム】[唵omu オム]★本文に使われていない。意味不明。
【オモノ】[大萌延o mou nou オモゥノゥ]●生物●生命を管理する力●おおもの(大物)
【カ 】[威ka カ]●偉大な変化力●大自然の変わり行く力の実感●恐ろしいという圧迫感●大きなエネルギーが一挙に発動する●大いなる変換●恐ろしく●大きく●偉大なる●威大なる●霊妙な●不思議な●恐ろしい●最大になる●恐ろしいほど威大な●驚くべき●自然変化を表す●おどす●変わるのカ、変わりのカ、枯れるのカ、力のカ、怒るのカ、雷のカ、光のカ、変わるのカ、かっかするのカ、かっとなるのカ、●「変化する、意の最大形」、子音kは、「変化する世界」の意味をあらわし、母音aはその最大の形だから、「不思議な、恐ろしい」という意味になる。
【ガ 】[狩xa クァ]●獲得する●刈り取る●食物となる生命体を獲得する手段●自然の掟を破る。●狩りとって食ってしまう●食い尽くす★噛むとも言い、食(は)むとも言う。カともハとも聞こえる喉音
【ガ 】[母xau クァゥ]●生命を生む母体●母体●食べ物●食べ物を与える者の意味で母●食べ物★カともハとも聞こえる喉音
【ガグ】[狩哈xa xu クァクゥ]●刈り取って食ってしまった●(稲を)刈る●(獣を)狩る。
【カグチ】[威哈゛育ka xgu tiu カグチゥ]●火炎の流れ●恐ろしきいろいろなものを食ってしまう力の流れ●古い言葉で火のことをカグチと言った
【カタ】[威垂ka ta カタ]●[威垂]のエネルギー●生命力●命の力●根の国で造られるエネルギー命の力というべきものを剣をもって象徴
【カム】[威醸ka mu カム]●大いなる自然変化●自然の営み●自然の不思議な営み●神の原語
【カムロ】[威醸移ka mu ro カムロ]●自然変化は進んで行く●大自然変化●自然の法則に基づき●偉大な力を醸しだす動き●神
【カムロキ】[威醸移岐ka mu ro ki カムロキ]●大自然の現象●大自然変化現象●現実をつくり出し、過去の力を吸収する、その意志と力●大自然をカムロミ[威醸移現]といい、現実に起こる力をタカミムツ[垂威実醸積]といい、その潜在力をカムロキ[威醸移岐]という●時間軸の舞台がカムロミであり、現実をつくり出し過去の力を吸収する、その意志と力がカムロキ●神主が祝詞の冒頭で述べる「高天原に神鎮まりますカムロキ、カムロミのみことをもちて」にでてくる。
【カムロス】[威醸移澄ka mu ro su カムロス]●自然の力を吸い取る●自然の掟に従って自然の力を吸い取って行く
【カムロパ】[威醸移晴゜ka mu ro pa カムロパ]●自然の掟に従って自然の力が流れ込む
【カムロプ】[威醸移震゜ka mu ro pu カムロプ]●自然変化の法則に基づいて潜在力が発動する
【カムロミ】[威醸移現ka mu ro mi カムロミ]●大自然変化現相●大自然そのもの●大自然が持つポテンシャルそのもの●宇宙のことであるオオアマ[大天真]は大自然カムロミ[威醸移現]と同義
【カムロミチ】[威醸移現育ka mu ro mi tiu カムロミチゥ]●大自然変化の流れゆく道筋●カンナガラノミチ(惟神の道)、神道の原語●神道というものは、大自然変化の道、いかに自然の意志と力に順応して行くか、それが神道の極意。
【カル】[威活ka ru カル]●恐ろしき大いなる変化
【ク 】[奇ku ク]●不思議なる変化★あらゆる品詞に用いられる
【キ 】[岐ki キ]●際立つ●明確にして毅然としている●現象●際立つ実態●際立って目立つ所●際立つものに起こるさまざまな現象。その力の状態。●枝分かれ●儀式●城●枝分かれし現象化した●具体的な
【キ 】[貴kiu キゥ]●目に見えない変化、その動詞●自然に変わる●見えないところで変化した●自然に表に出る、例えば空中に含んでいる水分、それが冷えて来ると小さい水滴として現れ、霧となるこれが[貴]という意味。この[貴]が表に出たものが[岐]現象
【ギ 】[刻xi クィ]●形を整える●料理の第二手段、細かく形を整える●刻むの意味(だと思う)★喉音
【キメ】[貴芽kiu mai キゥメ]●現実の世から続々と送られて来る数多の情報●浮世に帰って行く清めの元種●現実から大本のサピ[爽霊゜]への情報
【キヨ】[岐因ki you キヨゥ]●美しい●清らかな●[岐]際立つ[因]因縁から、美しい、清らかなという意味になった
【キヨメ】[岐因芽ki you mai キヨゥメ]●良き因縁●天からの恵み●清め●「祓ひ給へ清め給へ」はこれから出た言葉
【キリ】[貴座kiu ri キゥリ]●霧●夜明けが近付くと目の前が次第に見えないもので包まれて行く。これが現在でも使われている霧●[貴]目に見えない変化[座]動作が終わった
【ク 】[奇ku ク]●不思議な変化●不思議なる変化●不思議な変化●奇しき●奇しく●進む★あらゆる品詞に用いられる
【グ 】[哈xu クゥ]●食う●くっつく●加える●含む●食べる●食い入る●食べるための
【グ 】[哈゛xgu グ]●[哈]の複数形●他人の身についている過去一切
【グイ】[哈囲xu wi クゥウィ]●杭●くい入るもの●食い入り囲まれる、いわゆる土台固めの杭そのもの
【クチ】[奇育ku tiu クチゥ]●不思議なるエネルギー変換●不思議なる力の流れ●不思議な変化力の流れ●不思議な力●生命
【グニ】[哈和xu niu クゥニゥ]●食料獲得の秩序体●食物をとる組織体●農業集団●食べる為の小さな秩序体の意で、当時の稲作の為の村落共同体●国の語源。元々は人民がいて税金を取る国という観念ではない
【クモ】[奇基ku mo クモ]●奇しき大本●奇しき大木となって●雲の語源
【ケ 】[異kai ケ]●別のものに変化●変っている●別のものに変化する★名詞、形容詞、動詞
【ゲ 】[食xai クェ]●食事●食べ物●食べ物を与える母★ケともヘとも聞こえる喉音
【ケグ】[異哈゛kai xgu ケグ]●汚れ●穢れ●他人のつくった過去のものがわが身に引っ付く●他人の罪が自分にくっつく●異物を加えるという意味●異なったものをくわえ込む●すんだことはすべて汚れ●穢れの語源
【ケパ】[異晴゜kai pa ケパ]●気配
【コ 】[凝kou コゥ]●塊●形成する●固まる●凝り固まって●固まる(しかしいつ氷のように溶けるかも分からない)●動きつつある固まり方●固まり方が刻々と変化して動いてる状態
【コ 】[堅ko コ]●変わらない●不変●がんとして受け付けない実感●圧迫感●固まって動かない状態
【ゴ 】[屠xo クォ]●粉々にする●食物●料理の第一手段●殺す★コともホとも聞こえる喉音
【コト】[凝充kou tou コゥトゥ]●こと。事。事物●形成する●いろいろな現象●現たる事実●無機物のコト●日本数詞の九(ここのつ)十(とー)
【コル】[凝活kou ru コゥル]●(肩が)凝る●凍る●[凝]固まる、ただし流動的[活]そのようになる、動詞


倭日辞典(サ~ノ)

2021-12-17 10:40:35 | 倭人語辞典
【サ 】[爽sa サ]●何もない●吸い込む●パ[晴゜pa]の自然の意志と力を吸い込む最大の動作を意味する動詞●何もなくなった●レベルのうんと低い潜在力を持つ霊性●神聖なもの●[威ka】と正反対の心情を表す。●斎、これは神聖なる場所●神聖なものを
【ザ 】[陜tsau ツァ]●接近●まとまる●接近する最高の次元を表す動詞と名詞●まとまろうとする力●きわめて狭く●接近している●狭い接近●接する
【ザキリ】[陜貴座tsau kiu ri ツァキゥリ]●ガスが纏まり行く●ガス星雲状態の物質が形成される
【ササ】[爽爽sa sa ササ]●墳墓の●斎々
【サヅチ】[爽積゛育sa du tiu サヅチゥ]●まとまろうとする力●狭められようとする数多さまざまの力が流れて行く●纏まろうとする力が働いて行く
【サピ】[爽霊゜sa piu サピゥ]●自然因子●潜在力の一因子●一大霊統を握る有力な[霊゜]●タカマパル[垂威真晴゜活ta ka ma pa ru]高天原に存在するピ[霊゜]のこと
【サル】[爽活sa ru サル]●なくなってしまった
【シ 】[静si シ]●静かなる●何事も起こらない静かなる心情●自然の意志と力を吸い込んでしまった完了の動詞●まばらな所
【ス 】[澄su ス]●吸い取る●何もない●吸い込む●自然の意志と力を吸い込む。動詞●吸い込まれる●低密度●低気圧●潜在力のエネルギー・レベルが低くなるるという意味●カラッポにする●澄む、素肌、透く、腹がすく、捨てる、スルリとすり抜ける、透く、スラスラ、スウスウ、・・・等のスのス
【ズ 】[澄゛zu ズ]●ス[澄]の複数形●どんどん吸い込む
【スカ】[澄威su ka スカ]●スカス力●全く何もない
【スグナ】[澄哈成su xu na スクゥナ]●魚をすくう●漁(スナドリ)●少彦名の神●漁師のえべっさん●スクナから夏を表す言葉になった
【スサオ】[澄爽覆su sa wo スサウォ]●素戔嗚(すさのお)●古事記)建速須佐之男(たけはやすさのお)の命【須佐の二字は音を以ちてす】●古代倭人の海の神ウムナカタスサヲ[美醸成威垂澄爽覆]
【スス】[澄澄su su スス]●すうすう(風が入って来る)
【スナチ】[澄成育su na tiu スナチゥ]●風●空気の流れ
【スパ】[澄晴゜su pa スパ]●自然の意志と力を吸いこむ大自然の意思の力とその張り出し●吸ったりはいたり●スパスパ(煙草を)吸う
【スパル】[澄晴゜活su pa ru スパル]●吸い込む力と張出す力が動く●高密度から低密度へ力が動く自然の潜在力●疎密運動
【スプル】[澄震゜活su pu ru スプル]●新たな潜在力を招き入れることが出来る
【スプルタケ】[澄震゜活垂異su pu ru ta kai スプルタケ]●吸いとり変身する
【スプルペ】[澄震゜活放゜su pu ru pai スプルペ]●潜在カを震動させて、弱っている現象の部分、その潜在力も追い出して、まばらな所をつくる
【スミ】[澄実su miu スミゥ]●祓い清めた身
【ズミ】[澄゛実zu miu ズミゥ]●水●泉
【ズミチ】[澄゛実育zu miu tiu ズミゥチゥ]●水の流れ
【スム】[澄醸su mu スム]●澄む●済む●[澄]何もない状態が、[醸]どんどん進む
【ゼ 】[瀬tsai ツェ]●瀬戸際●困難●狭い
【ソ 】[虚so ソ]●空無にする●何もない●空としゼロにする。●大自然の意志と力を吸い込む高いレベルの動作を表現する動詞●潜在力の密度がほとんどまばらになった●[堅ko]と正反対の心情を表す。
【ソコ】[虚堅so ko ソコ]●底●何もないが堅いところ
【ソラ】[虚躍so ra ソラ]●空●何もない空間が動いている●目に見えないものが動いている●[虚]何もない[躍]動くという意味の感嘆詞
【タ 】[垂ta タ]●溢れ出る●溢れ出る力●力が溢れ出る●あり余る●あり余れる意志と力の量を表す●発動しつつある力と意志●自由エネルギーの発動●エネルギーがあふれ出す●力をもって●宇宙根元の無限エネルギー●測ることの出来ない●無限の●限りない●限りなく●十以上の数●田んぼ、たわわ、たくさん、垂れる、足す・・・のタ●物量の最大形●無量
【ダ 】[垂゛da ダ]●[垂ta]の複数形●どんどん溢れだす
【タカ】[垂威ta ka タカ]●偉大な力●大きな力を出す●溢れ出るさまざまな驚きの潜在力が流れ行く真の姿を言い表したもの●未来から現実に、現実から過去に、過去から未来に、さまざまな因果を含んで、時間とともに輪廻している宇宙の真相を表現した言葉●有り余れる意志と力大自然の変わりゆく力の実感●高いの語源
【タカマパル】[垂威真晴゜活ta ka ma pa ru タカマパル]●威大な力が輪廻する●発動する偉大なる力●大自然の渦巻く潜在力を描写した弥生言葉●大宇宙自然には潜在エネルギー、ポテンシャルが満ち満ちている。それがさまざまな現象となり、人間の生死もその一環。これらの現象はすべて遠い昔からのさまざまな因縁の結果、潜在力の状態が刻々と変化している。この大自然の渦巻く潜在力を描写した言葉●宇宙は、常に流転し、動き、とどまることが無いという現象宇宙の実相●高天原(たかまがはら)の語源
【タケ】[垂異ta kai タケ]●武●猛●力は別のものに変えてしまった●変身する●粉砕する●力で粉砕する●猛々しい
【ダチ】[垂゛雷゜da ti ダチ]●溢れ出る数多のエネルギー体●あり余れるエネルギーが集まった永久の集合体
【タネ】[垂根ta nai タネ]●種●宇宙根元の無限エネルギーを媒介するもの●[垂]溢れる力[根]秩序を転換する基となるもの
【タマ】[垂真ta ma タマ]●大自然の自由エネルギーをため込む見えない袋●エネルギーを吸い込む袋●珠。玉。魂。生魂●[垂真]に現実のエネルギーが出入りするようになると、[真ma]ではなく[増mau]を使う
【タマ】[垂増ta mau タマゥ]●森羅万象はみなタマ[垂真ta ma]というエネルギーを吸い込む袋を持っている。夜明けとともに東の空からやって来るパ[晴゜pa]生命力や太陽の熱と光、また動物は口から、植物は根より、みな、それぞれエネルギーを吸い込んで、この袋の中に貯め込んでおく。ある程度充実すると、このエネルギーを使ってタマウ[垂増ta mau]すなわち動く力が出せるようになる。自然の持つ受動的な吸い込まれる力、珠[垂真]と、銘々が作り出す能動的在力、珠動[垂増]。★タマ[垂真]は車のガソリンタンクと考えれば理解しやすいと思う。ガソリンを入れたら動けるようになるのでタマウ[垂増]。使ってしまったらタマ[垂真]に戻る。
【タマチ】[垂増育ta mau tiu タマゥチゥ]●エネルギーの袋から現実のエネルギーが流れ出す●魂の語源
【タモラム】[垂萌躍醸ta mou ra mu タモゥラム]●萌えいずることでありましょう
【タユ】[垂結ta yu タユ]●溢れる力が起こって
【タル】[垂活ta ru タル]●溢れ出る力●あふれ出る●足る●潜在力を使う
【ダル】[垂゛活da ru ダル]●さまざまな力で動く●それぞれに活動する
【チ 】[育tiu チゥ]●力の流れ●目に見えない力が流れて物事が増大して行く状況を示す動詞、名詞●エネルギーの流れ●流れる力●動きのあるエネルギー●現実の力●エネルギー●血液や乳のチ●●力のチ。乳。血。赤い血やおっぱいは手でつかむことが出来ない。Tという子音はエネルギー量を表す言葉。
【チ】[少tsi ツィ]●小さい●小さいことを表現する形容詞●ちっちゃいのチ。ちっぽけなのチ。
【チ 】[微tsiu ツィゥ]●極めて小さい●微かに●極めて小さいを意味する動詞、名詞●極小
【チ 】[雷゜ti チ]●意志と力を持つ大いなる物事●エネルギーの塊●力を持つもの●力体●動かないエネルギー●固定しているエネルギー●力のチ●発動するエネルギーを持ったもの●恐ろしいエネルギーを持っている
【ヂ 】[育゛diu ヂゥ]●[育tiu]の複数形●様々な力の流れ●数多の力
【ヂ 】[雷゛di ヂ]●[雷゜ti]の複数形●意志と力を持つ大いなる物事●エネルギーの塊
【チカラ】[雷゜威躍ti ka ra チカラ]●力
【チサ】[育爽tiu sa チゥサ]●もはや現実のエネルギーを出すことが出来なくなった。現実のエネルギーがなくなれば現象は停止する。人間ならば肉体が腐ってしまう。
【チマ】[微増tsiu mau ツィゥマゥ]●微小な増殖体●イメージとしては小さな資源生物、ケイソウの一種がオーストラリアの海岸に群生している●一つひとつの個体の細胞はみな自然意志の分霊を持ち、活動する。
【チヤマ】[少因゛増tsi yau mau ツィヤマゥ]●島、嶋●[少]小さい[因゛増]盛り上がったところ●チヤマ⇒チマ⇒シマ。●倭人天族は、自分達の住んでいる島のことをヤマ[因゛増]といった。人が住めないような小さな島はチヤマ[少因゛増]。倭人は後に本土に住むようになると、盛り上がったヤマという意味から、高いところはすべて山になってしまった。自分の住んでいるヤマは、本土の山に比べて小さいからチヤマ、島に変わった。漢字も、山へんに鳥が本来の嶋(鳥のいる狭い山の意)。●チ、ツというような子舌音は後世サシスセソの音に変わった例はいくらもある。
【ヂュ】[集゛jiu ヂュ]●物質の無秩序な群がり●無秩序な集まりを意味する●わが身についた過去の物事、垢●罪・汚れ・曲事の三つの障りの総称●わが身の過去一切●過ぎ去った物事、それが自分に対しては罪であり、自分以外のそれはすべて汚れである●罪のうち、事に対しては単に[集゛jiu]、物に対しては[集゛実jiu miu]という。後世の「罪」の語源●スヂュメ⇒スズメのヂュ。スヂュナリ⇒鈴なりのヂュ
【ヂュミ】[集゛実jiu miu ヂュミゥ]●罪の語源●現代の罪(つみ)という言葉の中には、多分に道徳的な意味を持っているが、古代人にとっては、日々の犯して来た過去[覆wo]すべてが罪であり、それを身につけていることは自分の生命の損失に当たるという認識
【チル】[育活tiu ru チゥル]●工ネルギーの流れは物を生み出す命のもと、その母なる熱の流れ
【チロ】[育移tiu ro チゥロ]●育てる●育ててゆく⇒それが政治するに変わって行った●知ろす、知ろしめす、の語源
【ツ 】[鋭tsu ツゥ]●鋭い●極めて狭い●極めて狭いを意味する動詞、名詞、形容詞●突き刺す●鋭く●狭小によってできる鋭さ●狭く接近●一点に熱と光の力があった●雷★後世、「つるどい」がサ行に変化し、「鋭い」、となった。
【ツ 】[積tu ツ]●積み上げる●物事が増大して行く状況を示す動詞、名詞●積み重ね●積み重なり●積み重なって●積み重なって行く●増大する●増え続ける●五つのツ、積もるのツ●実体を表す●次々積み重なって行く。●造る●十分に●積み重なって●物量の程度を表す●積る●五の倍数を表すTという子音。イツツを表すTU。つかむという言葉がある。これから考えるとツというのは片手のこと
【ゾ 】[背tsou ツォ]●接近●一般的な接近を意味する動詞と名詞
【ヅ 】[積゛du ヅ]●ツ[積tu]の複数形
【ツチ】[積育tu tiu ツチゥ]●増殖する力
【ツヂュミ】[積集゛現tu jiu mi ツヂュミ]●積み上がって集まって来る
【ツヌ】[積沼゜tu nu ツヌ]●更に上へ上へと乱雑に積み重なって行く
【ツム】[津tiumu ツム]●意図する●~しようとする●反応が進む●そのように自然は動く●自然の意思が働いている。●動詞、主語の意志を表し、その下に来る客語を受ける●事、物の意志を表す動詞。●[育tiu]と[醸mu]または、[積tu]と[醸]の二音の合体した合成音●[育]と[醸]の合成音ならば、その原因は力の流れが進展する。力は意志を表すから、意図するという意味になる●[積]と[醸]の合成音ならば、反応が進む、そのように自然は動く、自然の意志が働いている、ということで意図するという意味になる。
【テ 】[与tai テ]●力と意志の変換を示す動詞。またその媒体物を示す名詞●力の媒介●手●力を自由自在に変換する媒体●力と意志の変換を示す動詞●力と意志の変換の媒体物を示す名詞●太陽光線の方向を変える、光を反射する●力をあっちに向けたり、こっちに向けたり、もっとも自由な力の媒体
【テル】[与活tai ru テル]●力の変換を表す●照る●お月様が「照る」とは太陽の光が当って跳ね返る力の変換反射の意味である。
【ト 】[充tou トゥ]●富む●充実●極めて物事が充実している状況を示す動詞、名詞●充分に●充実している●数詞の十●畿内の大和、この由来は山人の島のト[充]。人間の集団、部族というものは刻々と変わっている(動きを表すuがついている)。●TOは両手のこと
【ト 】[保to ト]●蓄える●蓄えられた力●蓄えられている意志と力●ポテンシャル・エネルギー●動かぬ力の量●戸●戸締り●区切り●完結する●宿●泊●戸締まりの戸、ドアを意味する。戸締まりをしておけば、中の物を保存しておける。なので、[保]の字が使われた。
【トキ】[充貴tou kiu トゥキゥ]●月の語源●[充]満ちる[貴]自然に変わって行く
【トキミ】[充貴現tou kiu mi トゥキゥミ]●満ちたり欠けたりの現象
【トコ】[充凝tou kou トゥコゥ]●充実した●エネルギーの集積したもので充たされている
【トコ】[保堅to ko トコ]●永久●とこしえ●確固たる●永久的な●永久不変●蓄えられている意志と力変わらない●[保]は戸締まりの戸、ドアを意味する[堅]堅固なものは壊れない。この二つを合わせてトコシナエ、永久という意味でいまなお使われている
"【トコオ】[保堅覆to ko wo トコウォ]●過去●死から生への転換が行われる根の国、この根の国の死の世界をトコヲという。
"
【トコヂ】[充凝雷゛tou kou di トゥコゥヂ]●エネルギーの集積したもので充たされている●満天の星で充たされている
【トコヂュ】[保堅集゛to ko jiu トコヂュ]●永久の無秩序となる●エントロピーの法則。
【トコノ】[保堅延to ko nou トコノゥ]●永久の秩序立て、つまり、大自然の法則
【トコユ】[保堅結to ko yu トコユ]●未来
【トコヨ】[保堅因to ko you トコヨゥ]●死後の世界●常世●永久に変わらないこと●永久に繰り返される世●死から生へ転換する根の世界●生死を生み出す変わらない扉●生死もない変わらない根の国の世界●われわれの住んでいる世界は刻々と移り変わって行く。生まれたものは大きくなり、老いて死んで行く。夜があり昼がある。古代倭人は、いま住んでいる世界をウツヨ[美積因](現世)の世界とした。一方、根の国は植物の根っこのように、死から生への転換が行われているけれど、それは死でも生でもない。根の国の世界を、生死もない、変わらないトコヨの世界とした。
【トミゴ】[充実子tou miu xou トゥミゥクォゥ]●自らも充実し子供が次々生まれてくる●充実するとその雛形を分離する
【トム】[充醸tou mu トゥム]●富む
【トヨ】[充因tou you トゥヨゥ]●豊かに●満ち満ちたる世界●十分なる原因
【トヨウツ】[充因美積tou you u tu トゥヨゥウツ]●次々生み育てる
【ナ 】[成na ナ]●秩序整然●物事が完成した●秩序が出来上がった●物事秩序が出来上がった●秩序立っている状態●出来上がった●成る●成就する●ならす・・・のナ●土地●秩序体の地
【ナカ】[成威na ka ナカ]●おそろしきものになった
【ナカヌチ】[成威沼゜雷゜na ka nu ti ナカヌチ]●恐ろしき雷はエネルギーの塊となった●大宇宙のもつ潜在力が一点に集中した。
【ナシ】[成静na si ナシ]●無し●[成]秩序立った[静]何事も起こらない静かなる心情
【ナチ】[成雷゜na ti ナチ]●秩序だった大きな塊●潜在力を持つ実体となった●秩序だった物体
【ナツ】[成積na tu ナツ]●大地●[成]秩序が出来上がった[積]積み上げる
【ナポ】[成火゜na pou ナポゥ]●炎に
【ナポ】[成穂゜na po ナポ]●独立意志が出来上がった●自然の分霊となった●自然の中から一つの分霊が誕生した●自然の意志が芽生え自然の分霊出が来上がった
【ナポピ】[成穂゜日na po pi ナポピ]●自然の分霊の持っている現実の力
【ナポム】[成穂゜醸na po mu ナポム]●[成穂゜]その分霊は、[醸]さらに新しく発展して行くことだろう
【ナム】[奈namu ナム]●なに?●疑問を表す。あれは何ぢゃ。
【ナヨミ】[成因現na you mi ナヨゥミ]●現実化する段階
【ニ 】[和niu ニゥ]●組織体●秩序体で調和している●丸く治める
【ニキ】[和貴niu kiu ニゥキゥ]●組織体をつくり上げる現象
【ヌ 】[沼゜nu ヌ]●混沌●無秩序●無限●とらえどころのない●果てしがない●無限自在●さまざまな潜在力がさまざまに流れている、大自然という場
【ヌチ】[沼゜雷゜nu ti ヌチ]●混沌たるエネルギーの塊●無限大のエネルギーのかたまり●後世[延育]とともに「主」と当て字されるが「あるじ」の意味のではない
【ネ 】[根nai ネ]●秩序の変換●秩序を変換して行く●秩序を転換する基となるもの●秩序を生み出す媒体●恵みを表す●生命の秩序転換をするところ●植物の「根」は、土の中にあってそこから養分を吸収し、梅なら梅という秩序体への転換をはかる部分●「植物の根、根の国、寝る、寝かす」などのように「生命の秩序転換をするところ」の意味を持つ
【ネル】[根活nai ru ネル]●寝る●練る●寝るとは、その日一日起こった因縁を、夜寝ることで秩序の転換がはかられて、すっきりした朝を迎ええること
【ノ 】[延nou ノゥ]●秩序立て●一つの方向に動いて行く●秩序が進行中である●無秩序から秩序へ●一つの方向に向かって延びて行く●動詞、一つの方向に秩序立てられて行く●秩序だって延びていく●延びてゆき進展していった●一定の秩序をもって伸びる●秩序立てられてゆく●延びて●形成された●無秩序[沼゜]から秩序[成]へ向かう中間の状態
【ノイ】[乃noi ノィ]●~となった●完了一般動詞●~という結果である●済んでしまった●(前者の意図を受けて)これこれという結果である●済んでしまった●すでに出来上がってしまった●文体では先にツム[津]という字を使った語句があり、それを受けた後に[乃]を使った語句がある、[津]の結果を表す動詞●[延]と[厳]を合成した熟字
【ノチ】[延育nou tiu ノゥチゥ]●秩序立てる●統括する●支配する●後世、[沼゜雷゜]とともに「主」を当て字しているが「あるじ」の意味のではない。例、事代主=コトチロノチ[凝充育移延育]
【ノリ】[延座nou ri ノゥリ]●秩序立てそのもの●のり(法、則、典、範、矩)●法律の原語
【ノリム】[延座醸nou ri mu ノゥリム]●自然の秩序に順応する●自然の順応●秩序立てへの順応●秩序立ての進展●自らの秩序立ての力に組み込んで発展して行く自然の掟



倭日辞典(パ~ワ)

2021-12-17 10:40:02 | 倭人語辞典
【パ 】[晴゜pa パ]●意思と力●生命力●大自然の持つ意志とその力、またそれが張り出して行く意味も合わせ持つ●大自然の持つ意志、その潜在エネルギー●運気●運気が積み上がって行く●大運気●自然の潜在力●自然の力●自然の生気●大宇宙根元の生命力●生気●覇気●根元的な生気●宇宙に遍満する根元的生命エネルギー●天地の意志のエネルギー●[霊゜]の集団●大自然(カムロミ[威醸移現])は空間自体が力を持っている、そして密度の少ないところに力が発動する。そうすると[晴゜]は空間を満たす。[晴゜]の密度の少ないところに密度の濃い[晴゜]が侵入して潜在力が発動する。すなわち潜在力の流れは、[晴゜]の流れである。●パッしないとは根元的な生気に欠けているという意味
【パシ】[晴゜静pa si パシ]●荒ぶる運気を静める●大君たちの運気を沈める★箸塚(はしづか)古墳の「はし」のことだと思う。
【パタ】[晴゜垂pa ta パタ]●ぱたぱた旗がはためく●高気圧が次々吹き出す●●●●●●
【パツ】[晴゜積pa tu パツ]●パッと立ち上がった●動き始めた●始まり●初●発●元気[晴゜]のエネルギーを蓄積する
【パツゼ】[晴゜積瀬pa tu tsai パツツェ]●事を始めるに際し
【パツノ】[晴゜積延pa tu nou パツノゥ]●一つの方向に向かって延びて行く
【パノ】[晴゜延pa nou パノゥ]●鼻●空中の霊気を取り込む
【パモガ】[晴゜萌狩pa mou xa パモゥクァ]●物を刈る●藻刈り●自然力を捕捉し活性化する●パモカからパル[晴゜活]春が出来た
【パラ】[晴゜躍pa ra パラ]●腹●霊気の躍動するところ
【パラペ】[晴゜躍放゜pa ra pai パラペ]●祓え●祓われる●祓●払え●新しい自然の力が張り出して来て、罪、汚れを押し放った
【パル】[晴゜活pa ru パル]●張る●張り出す●春●[晴゜]生命エネルギーが張り出す季節●張り出してくる高気圧●自然の新しい潜在力●頑張る、けっぱる、突っ張る、気を張る●元気[晴゜]のエネルギーを発動する
【パレ】[晴゜舞pa rai パレ]●[晴゜]のエネルギーが舞っている●晴れ
【ギ 】[飯xiu クィゥ]●五穀そのもの★ヒともキとも聞こえる喉音
【ピ 】[日pi ピ]●目で見える大自然の力と意志●認識出来るエネルギー●光と熱●熱と光のような五感に感ずるエネルギー●目に見えるエネルギー●宇宙の精気●太陽エネルギー●太陽の光と熱
【ピ 】[霊゜piu ピゥ]●意思●自然の意志●自然に存在する意志●意志●大宇宙自然に存在する無数の意志●自然の意志と力の一単位(名詞)●意志の潜在力●意志の潜在エネネルギー●自然の見えない意志のこと●ピ[霊゜]の集団をパ[晴゜]といい、運気と訳す。[霊゜]が発動するのをプ[震゜]、消滅するのをペ[放゜]という。
【ピカ】[日威pi ka ピカ]●目に見える力が大きく発動した●大宇宙の空から降り注ぐ力の流れ●ピカッと光る●恐ろしい程強い、不可視の生命エネルギー●鹿島神宮の神、たけみかづち、建御雷
【ピカツチ】[日威積育pi ka tu tiu ピカツチゥ]●天の力●天から降り注ぐ現実の力の流れ●鹿島の神タケミカツチは、最大級の宇宙力の神を意味する
【ピカル】[日威活pi ka ru ピカル]●光る●ピカッと光った●威大な力に変わった
【ピキル】[日岐活pi ki ru ピキル]●生きる●ピクピクする●目に見える現象が明らかで際立って見える
【ピク】[日奇pi ku ピク]●不思議な力●生く●不思議な力の現れ●不思議な力★ピクは生くと逝くの語源であり、不思議な生命活動の意味で生死はピクで表されるのだと思う
【ピクツム】[日奇津pi ku tiumu ピクツム]●生きようとする意志●現実の世に生きようとして来た意志
【ピクピク】[日奇日奇pi ku pi ku ピクピク]●ぴくぴくする●生きる●生き生きしている●活き活きとしている●生きて動く
【ピクル】[日奇活pi ku ru ピクル]●生きるの語源●生かしている●不思議なる行動を取り続けている
【ピコ】[霊゜凝piu kou ピゥコゥ]●目に見えぬ力を持つもの●ピコポチ[霊゜凝火゜微]は彦星の語源
【ピコチ】[霊゜凝雷゜piu kou ti ピゥコゥチ]●目に見えぬ力を持つ星●[霊゜]は認識出来ない。しかし潜在力を持っている。まだ光を出さない。太陽から遠すぎて見えない、また近くにいても小さいから見えない
【ピタチ】[霊゜垂育piu ta tiu ピゥタチゥ]●大自然の自由エネルギー●大自然の内から日々出て来る自由エネルギーの流れ●宇宙のカムロミタカミムツの内から日々出て来る自由エネルギーの流れ●日毎、東の空から立ち昇るエネルギー●日本の国、昔の言葉で大八洲の地は、まず東の方から夜は明けてくる。そうして大自然の自由エネルギー、[霊゜垂育]が日本国中に広がる●常陸の由来●中津・弓前が[霊゜垂育]の地に鹿島・香取両宮を創立した。カムロミタカミムツ大霊の日毎のヒタチはタチカラの珠によって日ごと分かち与えられ、大八洲そのクニタマ鎮まるとの神託により設立された。(委細心得より)
【ピヂコ】[日雷゛凝pi di kou ピヂコゥ]●「灼熱の塊」の復数形で「さまざまな数多の灼熱の塊」
【ピト】[霊゜充piu tou ピゥトゥ]●人の語源●潜在力が充実●ひふみの一番目と十番目★イト[親充]仲間⇒ピト[霊゜充]⇒ヒト(人)と変化した。
【ピナ】[霊゜成piu na ピゥナ]●雛の語源●ひふみの一番目と七番目★[霊゜充]として完成していないので雛
【ピナツ】[日成鋭pi na tsu ピナツゥ]●雷●稲妻の流れ●稲妻の語源★[日]認識出来るエネルギー[成]秩序が出来上がった・一点に熱と光の力があった[鋭]突き刺す・鋭い
【ピノイ】[日乃pi noi ピノィ]●太陽が沈む●太陽が終わった●出雲市日御碕、日ノ岬の語源
【ピミ】[霊゜現piu mi ピゥミ]●意志の段階●日本数詞のピト[霊゜充]人の第一の段階で
【ピミ】[霊゜実piu miu ピゥミゥ]●現象の持つ潜在力●物質のもつ意志と力
【ピムロ】[霊゜醸移piu mu ro ピゥムロ]●自然の意志の潜在力の掟に従って
【ピヤ】[霊゜因゛piu yau ピゥヤ]●ひやっとした●目に見えぬ力が思わぬ所にあった
【ピル】[日活pi ru ピル]●昼の語源●太陽が躍動する●太陽が動く
【ピルメ】[日活芽pi ru mai ピルメ]●木・物を育てるエネルギーの恵み●物質の兆し●恵みを与える光と熱●太陽の熱と光★太陽の熱と光をピルメといい、これらによって起こされる大地の自然秩序をアオナツ[天大成積]という
【ピレ】[霊゜舞piu rai ピゥレ]●命のもと●現象の命のもと●熱と力●天照の分霊、潜在熱エネルギーのこと★[霊゜]が[舞]集中すると熱に変換する。
【プ 】[震゜pu プ]●自然意志力の発動●自然の意志と力が発動する、名詞と動詞●意志の発動●活性化して●潜在エネルギーの発動●陰のエネルギーが動き出す意●動き出す力●エネルギーを持っているものは必ず震動してゆく●震える●ふらふらのフ●ピ[霊゜]が発動するのをプ[震゜]、消滅するのをぺ[放゜]という●ひふみ数詞の2番目
【プミ】[震゜現pu mi プミ]●潜在力の発動●自然の意志と力が発動見えているもの●日本語数詞の二番目の段階
【プル】[震゜活pu ru プル]●ふるい起こす●振動させる●自らのカで払い除けようとする
【ベ 】[辺゛vai ベ]●エ[辺]の複数形●特定の地域
【ペ 】[放゜pai ペ]●自然の意志と力が失せ、意志と力は他のものに変換する。名詞と動詞●力は消費されて行く●ピ[霊゜piu]が消滅するのをペ[放゜]という●地の力は弱まる、潜在力はなくなって行く。
【ペパラム】[放゜晴゜躍醸pai pa ra mu ペパラム]●すべてなくなってしまう
【ゴ 】[子xou クォゥ]●二世●母体から生まれた二世●子ども●雛形●単体●小さなもの●個々の細胞★ホともコとも聞こえる喉音。子どもの川、子どもの山、つまり小さい山、川。これが小川(おがわ)といい、小山(おやま)といい、小山(こやま)といい、小川(こがわ)というのと同じこと。遣唐使の留学生たちは、このハ行音を全部カ行音としての注釈を付けた。これが漢和辞典の音読み。
【ポ 】[火゜pou ポゥ]●炎●火がついた●燃えるもの●太陽のコロナ●ポッと火がついた●意志と力が盛んに発動している状況を示す動詞と名詞●発動
【ポ 】[穂゜po ポ]●分霊●自然の持つ意志と力が分派、独立したもの●自然の分霊●性格●性根●人格●心●弥栄(いやさか)=ますます栄えること●意志と力が盛んに発動している状況を示す。動詞と名詞
【ポモ】[穂゜基po mo ポモ]●自己意志の基本として
【マ 】[真ma マ]●真の姿●真相●真の●大自然の姿●まことの姿
"【マ 】[増mau マゥ]●物質増加の最大の姿、またその動詞●増殖するもの●物質物体が増えて行く●増加する
●物が成長して行く●現象が増大する●増す●倭人が存在する、倭人の勢力が及ぶ"
【マガ】[真狩ma xa マクァ]●自然の掟を刈り取ってしまう
【マガコト】[真狩凝充ma xa kou tou マクァコゥトゥ]●曲事・禍事(まがごと)の語源
【マナ】[真成ma na マナ]●まことの姿の状態
【マナカ】[真成威ma na ka マナカ]●恐ろしい姿が出来上がった
【マパ】[真晴゜ma pa マパ]●輪廻する真の姿
【マパル】[真晴゜活ma pa ru マパル]●回る●廻る●回転する●運んでくる●めぐってくる●輪廻する●輪廻する真の姿●力が張り出す●現実の世にカが張り出す●まばらな潜在力があるから、そこに向かって張り出して来る●集中して来た
【マパレ】[真晴゜舞ma pa rai マパレ]●宇宙の持つ潜在力が集中し出した●自然のエネルギーが流れ込む●分体を造り出す霊力
【マペル】[増放゜活mau pai ru マゥペル]●現象の継続とともに潜在力は減って行く●物質が増せば意志の力が減る(エネルギー恒存)
【ミ 】[現mi ミ]●見えているものの姿●現相●姿●相●この世の姿●ありのままの姿●現れ●現われる舞台
【ミ 】[実miu ミゥ]●物質●実●身●見る●物の本質●物を表す単位●物体●実体●目で認識できるもの●自然の意志が宿っている所●果実のミ。日々変化しているので放っておけば腐ってしまう。神様のミ、神様自体がつかみ所がない。すべて不確かな、現に動いているものである。
【ミキ】[現岐mi ki ミキ]●森羅万象●森羅万象とは、さまざまな因果の果てに引き起こされた、その潜在力の消長の段階に応じて、それに向かって流れ込んだ現実エネルギーがつくり出したものである。
【ミソ】[実虚miu so ミゥソ]●実体は垢、罪、汚れがなくなった●心身を無にする●●●●●●
【ミソユキ】[実虚結岐miu so yu ki ミゥソユキ]●禊(みそ)ぎの話源
【ミチ】[現育mi tiu ミチゥ]●道●力が流れて行く有り様●流れゆく道筋●●●●●
【ミミ】[現実mi miu ミミゥ]●耳●現象を認識する●見えているもの物の本質
【ミミ】[実現miu mi ミゥミ]●現実の世に現れた●現実に顕われる段階
【ミムツ】[実醸積miu mu tu ミゥムツ]●物質を造る
【ミユ】[現結mi yu ミユ]●現実の世に由来する●見えるようになった●現れた
【ム 】[醸mu ム]●増殖が進む●発展する●生まれる●目にはよく分からないが、物質がどんどん増大している状況、またその動詞●物事の進展を表す動詞または名詞●反応が進む●進展する●生物の繁茂、繁殖、その低レベルのもの●バクテリアやカビが増殖する、増える●醸し出す●醸す。ムームーする。酒造りの室。これらはいずれもその物から微粒子が蒸発している有様を示す。物が変化してゆく状況であることには違いないが、ミ[実]のように手で確かめる訳にはいかない。麹のような微生物を発酵させる場所をムロ(室)という。
【ムチ】[醸雷゜mu ti ムチ]●反応を続けるエネルギーの塊●増大するエネルギー●恒星
【ムヂ】[醸育゛mu diu ムヂゥ]●(大地)には尽きることのないさまざまな力が流れ合っている
【ムツ】[醸積mu tu ムツ]●育(はぐ)くみ●日本数詞の六つのこと
【ムロ】[醸移mu ro ムロ]●麹のような微生物を発酵させる場所をムロ(室)という。
【メ 】[芽mai メ]●兆し●芽●自然の力が物に変わる局面、またその動作●物質への兆しがある●物質生命への兆し●ある物への秩序の転換●物質への転換●恵み●女●子供へと転換し生みだす存在から、派生的に女のこと●太陽の恵みのメ●目で認識できるもの
【メク】[芽奇mai ku メク]●転換が進む
【モ 】[基mo モ]●大本の姿●基礎●基
【モ 】[萌mou モゥ]●物質増殖●目に見えて物質が増加して行く状況、また動詞●目で認識出来るような高レベルの増殖●燃える●草木が萌える★目で認識出来る変化を表す
【モトツヨ】[基保積因mo to tu you モトツヨゥ]●大本の世界
【モノ】[萌延mou nou モゥノゥ]●生物●物●目に見えて物質が増加秩序が進行中●次々と秩序をつくり上げていく★普通の現象はコト[凝充](事)で終わってしまうが、生物は同じ現象を次々につくり上げていく。それで[萌延]というのは生物を意味する。「生きとし生けるもの」とは、厳密に言えば、岩石などの鉱物も合まれる
【モノツチ】[萌延積育mou nou tu tiu モゥノゥツチゥ]●生物がつくり出す力の流れ
【モマチ】[萌増育mou mau tiu モゥマゥチゥ]●次々現象をつくって行く★現象が進み、これ以上は現象は大きくならないところまでくると、その現象を維持するために、次々とその現象を補給して行かなければならない。そのため力は流れ去って行く。
【ヤ 】[因゛yau ヤ]●原因結果が繰り返される●その結果は定められた通りである●いよいよ●多くの原因●益々●更に●原因結果の積み重ね、すなわち因縁の最も大きい状態●いよいよ。多数を表す意味
【ヤマ】[因゛増yau mau ヤマゥ]●山●いよいよ盛り上がった所●さまざまな盛り上がった所●いよいよ上へ上へと
【ヤマイト】[因゛増緒充yau mau yiu tou ヤマゥイゥトゥ]●ヤマトの語源●仲間の山・親しい関係が満ちている山●山島の仲間★委細心得には「わが先祖たちは、山人の島にいた」と書かれている。ヤゥマゥイットゥヤウ・マウユットウ=邪馬壹
【ヤマイユト】[因゛増親結充yau mau iu yu tou ヤマゥイゥユトゥ]●ヤマト★[因゛増親充]に[結]が加わっている。山の仲間がつながっている、ヤマト連合国、ヤマト連邦の意味になるだろうか。
【ヤマエ】[因゛増重yau mau yai ヤマゥイェ]●さらに増え重なる
【ヤミ】[因゛現yau mi ヤミ]●いままでの因果の果て
【ヤモ】[因゛萌yau mou ヤモゥ]●さらに萌えいで
【ヤヤ】[因゛因゛yau yau ヤヤ]●いろいろな形に増えて行くだろう。
【ユ 】[結yu ユ]●縁が出来た●関係する●つながる●由来する●関係付ける●本意
【ユム】[結醸yu mu ユム]●エネルギー再び必要なエネルギーとして使う●再び生まれるのにつながる、関係する★原書には結生(ユム)と書いてある
【ユラ】[結躍yu ra ユラ]●縁をつくって新しき力を呼び込む●潜在カのまばらな所には、自然の力、パ[晴゜]が流れ込んで来る。そして新たな縁を呼び込むことが出来る。
【ヨ 】[因you ヨゥ]●原因●それ故に●定められた通り●それから●区切り●世●因縁●新たな因縁●明日に備える●現実エネルギーが流れ込みつくり出した潜在力の消長の段階●因は果を生み、果は因を生んで、次々と永久に繰り返される●現実の種が持つノウハウに従って●推進する●でてくる●それによって
【テ 】[与tai テ]●力と意志を変換●力を自由自在に変換する媒体となる●手
【ヨイ】[因緒you yiu ヨゥイゥ]●新たな因縁が始まる●良い、善いの語源
【ヨチ】[因育you tiu ヨゥチゥ]●必ず良き因縁が育つ●禊払いして過去のものを一切なくした身は、必ず良き因縁が育つ●よろしいの語源
【ヨナ】[因成you na ヨゥナ]●定めらたとおり物事秩序が出来上がった●遺伝子の定めによって、小さいながらも人間が出来上がった。母乳によって育ち、食物がとれるようになり、みずから歩くととが出来るようになった。
【ヨミ】[因現you mi ヨゥミ]●定められた世界
【ヨミグ】[因現哈゛you mi xgu ヨゥミグ]●たどって来た世。たどって来た世つまり現実の世において、一つの現象として自然の力を次々いろいろな罪、汚れを受けて来た。
【ヨヤ】[因因゛you yau ヨゥヤ]●次々因縁をつくり
【ヨル】[因活you ru ヨゥル]●夜●その日一日起こった因縁が動く
【ヨロ】[因移you ro ヨゥロ]●定められた現象の掟●自然の掟は続いて行く●物、生物ならば、さらに子孫をつくって行かねばならない。そのため余分の力が流れ去って行く。これも定められた現象の掟である。
【ラ 】[躍ra ラ]●躍動する●最大の動作を表す●動作の最大形●動くという意味の感嘆詞●終動詞
【ラム】[躍醸ra mu ラム]●推測を表す●何々となるらん
【リ 】[座ri リ]●~した●完了形●動作が終わった●完了●静止した●いまの日本語と同様、母音相手に名詞となる●終動詞
【ル 】[活ru ル]●~している●現在形●一般動作を表す●動く●運ぶ●運んでくる●めぐってくる●終動詞●現在動●張り出す●動詞、上の句と下の句をつないでいる英語のBe動詞のような一般動詞
【レ 】[舞rai レ]●集中動作●誘動●媒動●変換●変換動●終動詞●集中度、転換度を表す
【ロ 】[移ro ロ]●~している●進行中の動作を表す●進行形●終動詞●進行形の動詞
【ワ 】[渡wa ウァ]●行き渡る、またその状況●広がりが●水平の広がりの最大形
【ワケ】[渡異wa kai ウァケ]●分与された●行き渡る変化する●別
【ワタ】[渡垂wa ta ウァタ]●軽いものを水で埋め渡す●渡って行く
【ワタツウミ】[渡垂積浮現wa ta tu wu mi ウァタツウゥミ]●海●浮き上がったものですっかり満たした所●低いところを軽いもので埋め尽くしたところ●島と島の間を満たす水面のこと●[渡垂]軽いものを水で埋め渡す[積]積み重なる[浮]浮き上がる[現]姿