百花繚乱な世界

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被災地に行ってきました。

2011年06月05日 07時11分41秒 | その他雑記
今週は
火曜日から勤務先のお仕事 
災害復興の地図作成のために
被災地へ出発

火曜日は福島へ入るだけ
(中々宿が取れずに

水曜日から作業開始
まずは、福島から南相馬に向けてレンタカーで移動

途中
自衛隊や各県警(福井、三重、石川、千葉等等 全国各地)の車輌が
行き来していました。

この後も多くの警察官の方々や自衛官の方々が
住民の安全確保と復興のために活動されていました。
ご苦労様です。

中通りから浜通りへのルートは
川俣計画的避難区域の飯舘村を通って 原の町へ。
飯舘村の中心地 役場前を通過

飯舘村のコンビニも
5月末で一旦営業終了になっていました。


移動中
道路がところどころ波を打っていました。
被災地を通って感じたのですが
あちらこちらで
マンホールが浮き上がったり、
路面に細かな段差が生じていました。

うっかりすると車が飛び跳ねます。
見た目の影響は少ないのですが、
地震の影響は大きいようです。


原ノ町駅に行ってみました。
列車が取り残されていました。

南側は原発の影響で復旧の目処が全く立っていません。

お仕事のGPS観測のために
南相馬市のポイントへ

ここは海岸防波堤の近くになります。
(防波堤もあちこちで崩れていますが。)


途中ちょっと小高いところから海岸部へ入っていくと
景色が一変
道路脇に くちゃくちゃになった車が・・・・・・・
原型をとどめていません。

田んぼが冠水しています。
田んぼの中に多くのがれきがあります。

道路も津波の影響かアスファルトがはがれているし、
コンクリートのボックスが流されているし、

人の生活の影がありません。

唖然として声が出ません
自然の脅威とはこんなにすごいんですね。

観測ポイントの周辺も
家の基礎だけであとかたも無し。


観測中
自衛隊、新潟県警 広島県警のパトロールが通っていきました。
警備も厳重です。

海岸ベリでの作業はやはりちょっと怖い
いつ又、余震が来るかもわからないし、
波も高くて
ときおり遠くでサイレンが鳴っています。
う~~~~む 
気持ちはよくありませんね。

周辺ではがれきの除去で
重機が動いていますけど



場所によっては大きく地盤が沈下し
冠水(海水で)した場合通行禁止区間も数多くあります。



常磐線の日立木駅へ行ってみると

線路が錆びています。
いつになったら復旧できるのでしょうか?

この後は
数点のポイントを
雨の中
観測して終了

翌日も福島から
早朝より観測に出かけました。

初っ端は
菅生サーキット脇のポイントです。

福島から高速で村田ICまでいきましたが、
高速道路も
ところどころ微妙に波を打っていました。

次のポイントは、
岩沼、名取の海岸部になります。
仙台東部道路の海岸側ですが
ポイントは少し高いところ

観測後
仙台空港の周辺に来ると
またも景色が一変
空港の周りをぐるっと回って南へ

このあたりもまだまだ瓦礫が残っています。

数多くの瓦礫を満載したダンプが
走っています。

海岸沿いの道路を南下

海岸沿いの道はがれきの集積地のため
ところどころ通行禁止が出ています。



コンクリート製の電柱もバラバラです。




集落のあった場所といわれても全くわかりません。
跡形も無いんですから





山元駅
常磐線の築堤がわかりません。
路盤なども全く無し。


新地駅



若い警察官の2人が
警察学校を出て赴任地へ赴く途中で地震にあい
列車の乗客を引き連れて避難した場所。

4両編成の列車が
まさしく潰れていた駅です。

周辺の瓦礫が集められていました。
跡形も無いという表現がまさしくあたっているという状況です。

被災地の現状は
テレビや雑誌、現場入りした人たちの話で見聞きしていましたが
実際現場へ行くと
今回の地震、津波の被害の大きさを実感します。

と同時に
我々が
「今、何をなすべきか。今後、何をしていかなければならないのか。」という課題を
突き付けられます。

被災地の復興を私たちが一致して 
協力・支援し、目指していくことはもちろんのこと

今後発生すると言われている様々な災害に向けて
防災、減災という観点でも
私たち一人一人が
災害に関して正確な知識を持つことが必要なんだということを
強く感じました。

昨日のテレビ番組で
岡山でも東南海 南海地震で津波が来る恐れがあります。

実際に行ったときに
私たちがどう行動すればいいのか
現場にいるときに自分の身をどのように守るのか
今回の災害を機会に見直す必要があるでしょう。

大丈夫だろうと予断を持つことはできません。

私も
技術者としてできることを
微力ながら果たしていこうと思います。
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