ある時男は起きる寸前にある夢を見た・・・
とても不思議な夢だった・・・
おぼろげながらにもしっかりとその夢を思い出すことが出来た
何か3つの物を手にしている夢であった
“なんだろうか・・・こんな不思議な夢を見るなんて・・・”
しばらくしてから自動車通勤途中に、いつものタバコ屋さんの前を通って、思わずブレーキを踏んでしまった
何の気なしに久しぶりの宝くじを買い求めたのであった
そして数週間が経過した
ある朝、男はいつものとおり新聞を見ていた
そして、宝くじの欄を何の気なしに見ていると一等の欄の番号“〇〇3537〇〇・・・”に目が止まった
ふ~~ん・・・この番号何かどこかで観た事があるなあ・・・
気にもかけずに先日買った宝くじを見て、次の瞬間・・・
買った宝くじを見る手が震えていた・・・
“こんなことって・・・こんなバカみたいなことって・・・本当にあるんだろうか・・・”
次の瞬間、男は努めてさも平然さに努めていた・・・
男はそれからしばらくして、この宝くじを箪笥の一番奥にビニール袋で無造作にしまっていた
興奮は未だに抑えきれないはずなのに・・・
それから1年近くが経過した・・・
男は努めてこの宝くじの事を考えないでいた・・・が・・・
もう直ぐにこの宝くじが無効になってしまう時期を考えていた
どうするべきなんだろうか・・・
この宝くじを現金化して自分のものにしてしまったら何か不慮のことが起こるに違いない・・・
いいや、いっそのこと、この宝くじ全額を寄付してしまおう・・・
いいや、一生に一度あるかないかのラッキーを手中にしてしまったのだ・・・
私は選ばれた幸運の持ち主の一人なんだ、十分に手中にする権利はある・・・
男は葛藤を繰り返しながらも、ついにその手は電話のダイヤルを銀行の番号に回していた・・・
そして・・・
「あのう・・・先ほどお電話したものですが・・・宝くじの件で・・・」
『ああ~~、先ほどの件ですね~~』
副支店長だった。。
『それでは、こちらのお部屋へご案内します。どうぞ・・・』
それは2階の別室だった。。
『本日は、おめでとうございます。それでは早速その宝くじをお預かりします。』
「はぁ~~、ありがとうございます・・・それではこちらです・・・」
副支店長は、その当選券を持って1階に消えていった。
その男は、まんじりともせず、落ち着かない気持ちで過ごしていた。
僅か20分くらいが、とても長く感じられるようだった。
しばらくして、副支店長が戻ってきた。
『大変おめでとうございます。照査した結果間違いなく1等に当選していました。』
『それでは、手続きですが・・・現金でお持ち帰りになりますか? それとも口座振り込みになさいますか?』
「ああ~~・・・それでは、この通帳に・・・口座振り込みで・・・」
『ただいま、いい商品が出ているんですよね・・・そちらに入れていただけるとありがたいのですが・・・。』
「それでは・・・この金額だけその商品に入れていただけますか??」
『それはありがたいですね。それでは早速手続きを取らせていただきますね。』
「よろしくお願いいたします・・・」
しばらく経ってから副支店長が戻ってきた。
男は還ってきた通帳の数字の桁を何回か確認したのは言うまでもありませんでした。
『これで手続きは終了になります。・・・・ところで、当選したにあたって少しだけお話を訊かせていただけますか?』
『当選前後に何か身に起こったことはありますか? 例えば、夢をみたとか・・・虫の知らせがあったとか・・・?』
男は、あれやこれやのお話を正直に話した。
『とても羨ましい話ですね。 私もあやかりたいですね(笑)・・・』
『手続きはこれで終了になりますが・・・何か心配事でもありますか?』
『・・・このことは絶対他人や家族にも話さないでくださいね。いろいろな勧誘や寄付申し込みが山ほど来ることになりますから・・・』
「・・・はい。いろいろとありがとうございました。」
・・・ということで、全ての手続きやアドバイスをいただいて、男は銀行を後にしたのでした。
な~~~んて、こんな夢のストーリーを描いてみたいものですねぇ~~~( *´艸`)
でも今では、億万長者が1千、1万単位で出ているわけです・・・
こんなことが自分の身に起こったら・・・さあ・・・あなたはどうしますか??
あなたの近くで急に羽振りがよくなったりした人がいたら・・・・もしかしたら~~~~~~~\(◎o◎)/!