地球温暖化が進みつつある今日であるが、今年の秋・冬は、とりわけ、冬は異常な暖かさが続いている。。
私の大好きな冬の到来である。
もうクリスマスを迎えてしまってはいるが・・。
夏や秋といえば、そこかしこの神社で祭典が行われていた。
夏の祭礼と違って、秋の祭礼もまた嬉しいものであった。
幼いころ、故郷の唐渡神社で毎年のように祭礼が行われた。
祭囃子とたくさんの出店で賑わったものである。
祭礼の行事でお神楽さんが舞われる。
今となっては優しそうに見える神楽の頭であるが、幼かった当時は、魔物か妖怪のように見えた。
特に舞の中で口をパクパクさせ、いきなりこちらに近づく場面があると思わず泣き出してしまったものである。
ちなみに神楽には雄と雌があるというのを昔、聞いたことがある。
故郷の唐渡神社の神楽は雌であるということである。
少し離れた集落には、やはり雄の神楽がいた。
とても興味深かったのを覚えている。
神社ということでは忘れられないことがある。
いや、すべきではないことかも知れないが嬉しいことだったので敢えて投稿させていただきたい。
熱海の来宮神社ではなく、東伊豆河津町にある、杉鉾別命神社(旧社名:木野宮明神)通称、きのみやさん(木宮神社)』。
一生に一度だけ命を救ってくださるというのはあまり知られていないのではないかと思う。
今をさかのぼる事、20数年前の年末のことであった。
私の母は私の結婚式を控えた60才の年末に病で生死の境をさまよった。
病床の母から聞こえて来るのはうわ言であった。
私のことばかり気遣ってくれているないようばかりであった。
私はいたたまれず、この『一生に一 度だけ命を救ってくださる』という伊豆の河津にある神社のことを思い出し、徹夜で車をとばして参拝した。
故郷から河津までは8時間余り。
天城の道路は凍結し、脇には雪があった。
そんなことは気にも掛けず に車をとばした。
やっと夜明け方到着。
願掛けで心を込めて参拝した。
もうその時は必死の思いであった。
結果、口伝えのとおりに、想いが神様に通じたのか、母は直後に回復し、おまけに正月には、なすびが畑にたくさんなってい る夢を見たとのことである。
祈りは通じたのだ。
信ずる者は救われるというのは本当のことだと、この時確信した。
おかげで今は88才を迎えようとしている・・ありがたいことである。
ちなみに、結果として、孫は10人生まれた。。
たくさんのなすびというのはこの孫たちのことであったのであろうか( *´艸`)
身体は老齢で弱ってきて、あちこちと怪我はすることはある が、健在である。
更に、父は70才で大腸がんという大病を患い生死の境をさまよった。
手術が必要であった。
例え手術をしても助からないかも知れない。
再び、一生一度のお願いで、同神社に参拝した。
2セ ンチもあった癌細胞は摘出され、12時間に及ぶ手術は一応成功した。
後日談であるが、手術の際、必要な神経をきってしまったということでて、介護が必要となったが、無事、生命は助かった。
今年、無事に、88歳の米寿を迎えることが出来た。
足、腰とも弱っており、介護が必要であるが健在である。
この、神社、通称 『きのみやさん』 の境内には、樹齢何千年にもなるそれはそれは見事な楠が何本かあった。
見るからに霊験あらたかであった。
もちろん、お礼参りにも出掛けた。
それほど大きな神社で はなかったが、私にとっては、正に神様そのものであった。
私も将来、命の危機が迫った際には 『きのみやさん』 に願掛け参拝し、一生に一度だけでよいから命を救っていただきたいと願っている。
この神社の神力もさることながら、信ずる者は救われるのである。
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