有限会社湘南技研の池田です。
暑い日が続きます。
当社では新規開発している真空中で粉体を攪拌するユニットがあります。
社運を賭けたと言えるもので当社初のオリジナル商品を目指しています。
昨年9月にその攪拌ユニットの特許庁に出願しました。審査を経て今年の7月に
特許権設定登録されました。その証明書が届きました。
攪拌自体は、食料品、工業原材料の混合、ミキサ-など研究され確立した分野ですが、
真空中で攪拌することが一番目のポイントで粉体が舞い上げるのを最少に抑えたり、粉体が小さな球状になる(造粒)を
押えることが2番目のポイントになります。
現在、真空中でカーボン粉体を80~100rpmで攪拌し白金ナノ粒子を均一に蒸着することを
目標にしています。回転数を400rpmまで上げ更に均一性をあげ、多種の粉体に対応を目指しています。
例としてカ-ボン粉体に白金の蒸着は燃料電池の電極触媒に使用します。
その他にも排ガス触媒や光触媒の開発にも応用され、環境問題、カーボンニュ-トラル時代に貢献できればと思います。
まだまだこれからですが頑張っていきます。
今後も経過をご報告する予定です。
攪拌ユニット