こんにちは。 相生電子工業㈱の矢島です。
弊社は、はんだ付けを行うために必要な設備を色々と所有しておりますが、
昔から活躍している、かなり年期の入った設備もございます。
その年期の入った設備は、日常から手入れをし、定期的なメンテナンスをしながら使用しております。
しかしながら、摩耗で部品が壊れてしまったり、劣化に気が付かず急に動かなくなってしまったりと
設備が作業者を困らせることも多くなってきました。
古い設備の為、交換用の部品も生産中止になっていたり
担当者だった方も定年で退職されていたりと、だんだん設備の事を詳しく知る人も減ってきております。
設備の事を知っていても、修理用の部品が無い事には・・・ この部分が一番困っておりました。
そんな中、弊社のネットワークを最大限に活用し、"同じ設備を廃棄する"という企業様の情報を入手したので、
「是非、装置廃棄の前に部品だけでも譲って頂けないでしょうか?」っという相談をさせて頂きました。
※2021年の1月にこの話が浮上したのですが、「緊急事態宣言」が解除されるまでペンディングになっておりました。
10月に緊急事態宣言も解除されたため、早速、"部品取り"の話も本格的に再開し、
先日の10/23(土)に装置の部品を頂く段取りになり、現地へ行ってまいりました。
もちろん、装置の必要な部品を外すのは、我々です。(私と、装置に詳しい担当者 計2名)
解体前の装置と、解体後の装置を是非とも較してください。
「解体前」
「解体後」 (なんということでしょう。)
見事に使用できる部分を頂けました。
※一部、弊社のっ設備仕様と異なる部分の部品は付けたままにしておりますが、
95%の部品は再利用用に頂戴することが出来ました。
今回のように、
弊社は、「もう製造されていない部品を探している。」
お客様は、「装置の廃棄料を少しでも安価に抑えたい。」
双方で、ニーズがマッチした結果となりました。
前回のブログにも記載をしましたが、"部品が無い”っと言っているだけでは見つかりません。
少しでも多くアンテナを張り、情報を提供すること、情報をキャッチすることで、
お互いに "win x2" になれることを実感した出来事でした。
※翌日は筋肉痛で動けませんでしたけど・・・ それではまた。