この背景には、NATOを中心とする自由・民主勢力と、ロシアをはじめとする専制勢力のせめぎあいが色濃い。
この二勢力の相克は、殆ど全世界を巻き込んでいる様相である。
さては、もうこれ、第三次の世界大戦のとっかかりになっているのではあるまいか。
ちなみに第一次世界大戦は、1914年、オーストリア皇太子がサラエボで暗殺されたことに端を発し、この両国の開戦から世界を巻き込む戦争に発展した。
第二次世界大戦は、1939年、ナチスドイツがポーランドに侵攻、つづいてソビエト連邦もポーランドに侵入したのを機に、世界を巻き込む戦乱となった。日本も1941年アメリカとの開戦、真珠湾攻撃を始めて、第二次世界戦は、1945年の広島・長崎の原爆被曝ののち、日本もポツダム宣言を受諾して、世界戦争は終わった。
そしてこれ、今。
ウクライナのキーウ、東部、南部、オデーサなどでの攻防戦は、ウクライナ・ロシア両軍とも矛をおさめる気配は全く見えてこない。
そして、プーチンの最側近の戦略家の娘が、乗用車に仕掛けられた爆弾で爆死するという事件が起こった。
これをみると、第三次世界大戦の端緒は、もう切って落とされたのではないのだろうか。
平和国家の日本も、防衛費予算の増額に異をとなえる声は少ないようだ。
第三次世界大戦の様相は、兵員の大量動員とはならず、無人機によるピンポイント空爆、特殊ミサイルによる拠点爆撃の応酬になることだろう。
そして、戦闘員・市民もすべて殺傷する戦闘。
最終兵器としての核兵器。
我が国の立場としては、ロシアや中国と障壁を高く身構えるのではなく、なるべく温和な外交方針を続けることが肝要であろうとおもうのである。
これが、世界唯一の核被曝国のあり方。
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