役の人を演じ上げる、表現できる俳優だった。
手元に、親鸞・白い道という絵本がある。これは、三国が監督をして親鸞の映画を撮った、そのシナリオを絵本にしたものらしい。
白い道は、カンヌ映画祭で賞をとったらしい。
この絵本、以前から私の書棚に並んでいるが、まだ読んだことはない。
家内に聞くと、昔、鎌倉のホテルにいったとき、たまたま三国連太郎もホテルに来ていて、何かの都合で関係者からこの本をもらったのだという。
私は、その時のことがどうだったのか、ちっとも覚えていないのだ。
いくら考えても、家内の記憶と共通するものが思い当たらないのだ。
でも、三国連太郎は、いい役者だった。
決してちやほやされて育った俳優ではなく、汗にまみれ、苦労して芸を、役を身につけて大きくなった方なのだ。
そして、その人からにじみ出る精神性は、親鸞の映画に、そして絵本になって、今、私の手元にある。
これは、気を落ち着けて、ゆっくりと読まねばならぬ。
私に比べても、10才あまり兄さんの俳優だったのだ。
息子は佐藤浩市、これもいい俳優なのだ。
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