ホトトギスだそうである。ひよどりよりも少し大きいというから、見れば判るはずだが、見たことがない。
鳥で夜目がきくのは、ふくろうの系統で、夜でもねずみなどを見つけて襲うらしい。
ほかの鳥は、鳥目といって、夜は目が見えないものと思っていた。
夜鳴くホトトギスは、夜目が利くのかどうか。判らない。
昼も鳴いてはいるが、鳴き声は特徴がある。
ホトトギスという名も、鳴き声を摸しているそうだが、私にはトッキョキョカキョクというのが最もホトトギスらしい。
この鳥は非常に個性派らしい。
アジア大陸から5月ごろに渡ってくる渡り鳥で、うぐいすなどほかの鳥の巣に自分の卵を産みつけて、他人に孵化させる横着ものだ。
江戸時代の文人は、5月ごろ、渡ってきてすぐの初鳴きの鳴き声を珍重したらしい。
また、天下人を諷した江戸時代の川柳
なかぬなら 殺してしまへ 時鳥(ホトトギス)織田右府 信長
なかずとも 鳴かして見せふ 杜鵑(ホトトギス)豊太閤 秀吉
なかぬなら 鳴まで待よ 郭公(ホトトギス)大権現様 家康
鳴かぬなら それでいいじゃん ほととぎす
これは、信長の末裔といわれるフィギュアスケートの織田信成選手が作ったというが、うそかまことか。
小学唱歌
夏は来ぬ
卯の花の にほふ垣根に
ほととぎす 早も来鳴きて
忍び音もらす 夏は来ぬ
この唱歌では、忍び音などと取り澄ましていっているが、なになに、どうして、ホトトギスの声はけたたましいのであります。
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